アパート「ダイナ荘」の一室で共同生活を送る3匹の恐竜・ティラノサウルス、トリケラトプス、ステノニコサウルス。性格もまったく違う可愛い3匹のごく普通のゆる~い毎日をシュールに描くショートアニメ『ダイナ荘びより』が現在放送中だ。
この可愛いキャラクターを松重豊さん、田中要次さん、小峠英二さんというド渋キャストが演じているのも本作の注目ポイント。さっそく3人にお話をうかがうと、役柄と同じゆるふわムード満載の癒しトークが展開しました!
――まずは自分以外のキャラの印象についてお聞かせいただけますか。
松重 まず小峠さんに関しては「ツッコミ」っていう頭が出来ちゃっていたので、「早くツッコまれたい!」って思っていました(一同笑)。ある回ではホントに小峠さん演じるステノニコサウルスが怒りまくっている場面がありまして、あれは非常に楽しかったですね。「いや、これが見たかったんだ!」って。
小峠 ハハハハ、ありがとうございます。
松重 あとトリケラトプスは、57歳でも「可愛い」って呼ばれることに対して何のテレもなく受け入れる田中さんの姿に非常に潔いものを感じました。
▲田中さんが演じるトリケラトプス。
田中 いやいや、テレてますよ(笑)。
――田中さんから見た他のお二人はいかがでしょう。
田中 身長差といい声質といい、松重さんとは良いコンビネーションだなぁと思っているんです。「これは実写版でやっても大丈夫なんじゃないか?」って。
小峠 どうやるんですか、実写!
田中 あと「鳥役は誰?」って聞かれたら、やっぱり小峠さんしか思いつかないし。
小峠 いやいや、僕も恐竜なんで。鳥じゃないですよ?
田中 (聞かずに)ちょっとくちばし付ければ、そのまんま実写版がやれますよ。
小峠 出来ない、出来ない! さすがにそれは無理ですよ!(一同笑)
▲小峠さんが演じるステノニコサウルス。
――では、小峠さんから見た松重さん、田中さんのキャラの印象は?
小峠 松重さんのキャラはピッタリじゃないかな。こういう温厚かつ優しい口調でしゃべる感じは勿論なんですが、オフの時に松重さん自身がちょっとボケる感じの時も、特にトーンも変わらないでサラッと面白いことを言う、みたいな感じなので、そういうキャラがものすごく投影されている気がしますね。
▲松重さんが演じるティラノサウルス。
――ティラノサウルスの肉食的なところも感じました?
小峠 今のところ肉食っぽさはないですけれど、温厚なキャラクターは合ってるような気はしますね。朝いつも公園散歩されてるらしいんですが、それっぽい運動をするシーンもありましたし。
松重 ああ、なるほど。
小峠 そして田中さんは、この世代の強面ジャンルに入っている人たちの中でも最上級の可愛さを出したんじゃないかと思っていて。
松重 最上級(笑)!
小峠 いや、ホント可愛いですよ、声。
――ギャップ萌えですね。
小峠 ギャップで言うと一番じゃないですか。
――松重さんは首を傾げてますが……。
松重 いやいや、でもね、(田中さんの)芯に「小さな少女」がいるのは分かってたんですよ。おそらくそこが反映されているんだな、と。
小峠 ああ、演技にその少女が出てきちゃったわけですね。
松重 そう、ガーリーな部分がね。
田中 おかしいなぁ……。
松重 おかしくないよ!
小峠 ワハハハハ!
(C)ダイナ荘管理組合
アニメージュプラス編集部