• 朝ドラ『おかえりモネ』に石ノ森キャラクター登場!舞台は登米
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2021.05.20

朝ドラ『おかえりモネ』に石ノ森キャラクター登場!舞台は登米

(C)NHK

また「石ノ森章太郎ふるさと記念館」での撮影に立ち会った石森プロにもお話をうかがった。

ーー『おかえりモネ』に「ふるさと記念館」が登場することについて、撮影はいかがでしたでしょうか?

石森プロ 登米市がドラマの舞台、ということで「ふるさと記念館」や石ノ森先生をフィーチャーしていただいて、石森プロとしてもできるだけの協力をさせていただきました。
今回の撮影に合わせて、本来ふるさと記念館にないものも、NHKさんにオリジナルのものを用意していただいています。こちらからも原画などをご提供させていただき、オリジナルグッズや看板なども製作いただきました。西島さんやでんでんさんが着ていらしたオリジナルの法被や、西島さんが着用していたマフラーなどもドラマオリジナルで製作されたものです。
館内の展示に関しては、撮影に合わせて先生の大きな写真の周りに原画を飾るなどの装飾をしました。
また「ふるさと記念館」では通常、物販はしていないのですが、ドラマの中ではオリジナルの商品も合わせて売店風に並べたので、普段とは違った面白いものが撮影できたと思っています。

ーー西島さんの格好はインパクトありました。

石森プロ 演出に関しては、NHKさんにお任せしました。役者さんが着ているものなど、オリジナルのグッズはすべて監修しています。

ーー20日放送の回では、ジュンの像や先生の写真が写り込んでいたシーンがあります。エキストラの方もコスプレ風な衣装を着ていました。

石森プロ (ジュンの像や先生の写真は)「ふるさと記念館」に常設であるものです。NHKさんにどういうものかはご説明しましたが、特にこちらから何か要望したわけではないです。エキストラの方もたくさんいらっしゃり、NHKさんに制作していただいたグッズや小道具などを持って、賑やかな感じで撮影されていました。

ーー17日の放送回で、森林組合のデスクの上にグッズがありましたが、これもオリジナルで作ったものでしょうか?

石森プロ あれは、既存のグッズからセレクトしたものですね。こちらも撮影に合わせてセッティングしていただきました。

ーー石ノ森先生というと、石巻のイメージがあります。

石森プロ 石巻市にあるのが「石ノ森萬画館」で、登米市の先生の生まれ育った場所にあるのが「ふるさと記念館」です。登米市が先生の生まれ故郷であり、現在「ふるさと記念館」という施設があるということを、多くの方に知っていただくきっかけとなってもらえれば嬉しいです。
ちなみに「石ノ森萬画館」は、作品のジオラマやキャラクターの立像がならんでいたりと、どちらかというと石ノ森作品の世界観を展示しているものが多いのですが、「ふるさと記念館」では、石ノ森章太郎の人となりだったり、歴史などがわかる施設になっているので、そういった部分も改めて認識いただければ幸いです。
また石ノ森章太郎というと、現行で放送もされている『仮面ライダー』シリーズが一番大きな作品ではあるのですが、登米の地で生まれ育った生い立ちが、作家・石ノ森章太郎にとって、非常に大きな役割を果たしていると石森プロでは認識しています。特に初期の少女漫画に始まり、後年のヒーロー作品において、善悪をはっきりさせるのは難しいといった哲学的な問いかけなど、自然との関わりを離せない作家だと考えています。
『おかえりモネ』から作家・石ノ森章太郎と、その生い立ちを知っていただける上でチャンスだと、ありがたいきっかけだと思っております。

劇中では、登米の豊かな自然がたくさん映し出される。これほどたくさんの影響を我々に与えてくれた石ノ森先生が、少年時代に登米の自然に囲まれながら、どんなヒーローに想いを馳せていたのか想像しながら、『おかえりモネ』を楽しんでみては。

(C)NHK

アニメージュプラス編集部

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