• 突然に奪われた自由を歌うASCA新曲『カルペディエム』【インタビュー】
  • 突然に奪われた自由を歌うASCA新曲『カルペディエム』【インタビュー】
2021.05.29

突然に奪われた自由を歌うASCA新曲『カルペディエム』【インタビュー】

ニューシングル『カルペディエム/ヴィラン』を発表するASCAさん

2021年6月2日にリリースされる、ASCAさんのニューシングル『カルペディエム/ヴィラン』。放送中のTVアニメ『すばらしきこのせかい The Animation』のEDテーマである『カルペディエム』と、カバー曲『ヴィラン』。2曲それぞれに込めた想いをASCAさんに熱く語っていただきました。

――「カルペディエム」はTVアニメ『すばらしきこのせかい The Animation』のEDテーマになっていますが、タイアップが決まった時のお気持ちはいかがでしたか?

ASCA 『すばせか』は海外にもファンが沢山いる人気のゲーム。そんな作品が待望のアニメ化というタイミングで、仲間に入れていただけて、嬉しいなという気持ちでいっぱいでした。

――今回、歌詞もASCAさんが担当されていますが、『カルペディエム』というタイトルと歌詞はどちらが先に決まったのでしょうか?

ASCA 歌詞からでした。

――歌詞、結構強い言葉ですよね。曲の入りもロックな感じでかっこよくて。歌詞はどんな気持ちを込めて書かれたのですか?

ASCA まず楽曲をいただいた時に、パワーを凄く放出できるような楽曲になるなというイメージを抱きました。自分の中にしまい込んでいた感情を引き出してもらえるなと。『すばせか』は、主人公のネクが突然、渋谷の街に放り出されて7日間を生き残るという話なんですが、急に自由を奪われるというのが、コロナで突然自由を奪われた今の私達と同じだなと思って。コロナ禍で感じたことを歌にしようと思って、作詞に取り組みました。

――作詞はどんな風に進めていったのでしょうか?

ASCA 今回「怒り」がテーマの一つとしてあって、そこに合うような言葉をたくさん書きだして、パズルのようにはめていきました。一番最初にはまった歌詞が1番のBメロの「押し殺した声を投げつける夜を待て」というところ。コロナ禍でライブをはじめ色々なことが出来なくなったけれど、それは誰のせいでもなく、どこにもぶつけることができない、そんな怒りの気持ちを込めました。Aメロ・Bメロは、奪われてしまった自由に対して怒りをつらつらと書き連ねていったんですが、『すばせか』という作品は、理不尽な状況に連れ出されてしまったとしても、ちゃんと生き残る為に進んでいくネクという主人公の姿があるので、私もただ怒りを書くだけではいたくないなと思って。奪われてしまったものはたくさんあるけれど、だからこそ自分が大切にしているものとか好きなものに気付けた。それを抱えて生きていきたいというメッセージを込めてサビは書いていきました。

――どのくらい時間をかけて歌詞は完成したのですか?

ASCA 体感ですけど、いつもよりは時間がかからなかったですね。『すばせか』のお話の内容と今の自分の気持ちがリンクしていたことが大きかったと思います。

――『カルペディエム』はラテン語の言葉ですが、元々ご存知で?

ASCA 知らなかったです。最初、日本語で「今を大事に」とか、「この瞬間を生きよう」みたいな意味を持つ言葉を考えていたのですが、なんだかしっくりこなくて……。スタッフさん達と話し合いながらこの言葉が出てきて、歌詞を的確に捉えてくれていると思ってこのタイトルに決めました。それに、ネクが大切にしている言葉が「全力で今を楽しめ」という言葉なんですよ! ネクが大事にしている言葉と自分が今歌いたいことがリンクしていると知った時は、びっくりしました。ちょっと震えましたね。

――作詞後にネクの言葉を知ったのですか?

ASCA そうなんです。なんかもうちょっと鳥肌ものでした。

アニメージュプラス編集部