• 『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』PDが語る「最新映像への挑戦」
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2021.06.09

『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』PDが語る「最新映像への挑戦」

『閃光のハサウェイ』は様々な試みに溢れた野心作としての属面がある (C)創通・サンライズ



――映像が海外ドラマのようなソリッドさを感じさせる仕上がりになっているのも、やはり国内だけでなく、外向きにどう見せていくかが重要だったということですね。

小形 そうですね。海外への打ち出しは初めから考えていました。スタッフィングも村瀬さんを始め、キャラクターを描くにあたってpablo uchidaさん、恩田尚之さんもその方向にむいていると思って集めたという感じはあります。村瀬さんによる実写的な方向性に加えて、uchidaさんにはイメージボードをたくさん描いてもらって、それを再現する方向で画面を作っていきました。そういう意味では、映像の見え方に関しては村瀬さんだけでなく、uchidaさんのテイストが影響を与えています。
▲リアルなキャラクター造型も『閃光のハサウェイ』の魅力のひとつ。

――音響に関してもかなり意欲的な試みに挑まれている印象があります。

小形 劇場をメインの視聴環境として考えて、制作当初からドルビーアトモスの音響効果を取り入れたアニメーション作品になっています。
これまでの宇宙世紀ガンダムシリーズは、『機動戦士ガンダム』を担当していたフィズサウンドの流れをくむ音響効果が主流で、皆さんが聴き慣れているモビルスーツの起動音、またビームライフルの音など「ガンダムの音」を担っていましたが、本作では劇中で描かれるモビルスーツの性能・設定もガラリと変わるタイミングだったので、新たな音を模索するために音響演出を笠松広司さんにお願いしました。
笠松さんは最新技術を駆使しながら、フィズサウンド系の音をリスペクトした上で違和感どころか、さらなる高揚感すら感じる音を作り上げていただきました。ビーム発射音なども素晴らしく、良い仕上がりになったのではないかと思っています。

――各所のさまざまな新たな試みが、『閃光のハサウェイ』という作品の中でうまく融合させることができたのですね。


小形 そうですね。いいフィルムになることは途中で確信していたんですが、最後のドルビーアトモスによる音が入ったことで、ビジュアル・音響体験において「本当に新しいものが出来た」と実感することができました。

>>>『閃光のハサウェイ』場面カットを見る(写真9点)


『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』
2021年6月11日(金)全国ロードショー

STAFF:企画・製作/サンライズ 原作/富野由悠季・矢立 肇 監督/村瀬修功 脚本/むとうやすゆき キャラクターデザイン/pablo uchida・恩田尚之・工原しげき キャラクターデザイン原案/美樹本晴彦 メカニカルデザイン/カトキハジメ・山根公利・中谷誠一・玄馬宣彦 メカニカルデザイン原案/森木靖泰 総作画監督/恩田尚之 色彩設計/すずきたかこ CGディレクター/増尾隆幸・藤江智洋 編集/今井大介 音響演出/笠松広司 録音演出/木村絵理子 音楽/澤野弘之 主題歌/[Alexandros]「閃光」 配給/松竹ODS事業室

CAST:ハサウェイ・ノア/小野賢章 ギギ・アンダルシア/上田麗奈 ケネス・スレッグ/諏訪部順一 レーン・エイム/斉藤壮馬 ガウマン・ノビル/津田健次郎 エメラルダ・ズービン/石川由依 レイモンド・ケイン/落合福嗣 イラム・マサム/武内駿輔 ミヘッシャ・ヘンス/松岡美里 ミツダ・ケンジ/沢城千春 メイス・フラゥワー/稲﨑敦美 ハンドリー・ヨクサン/山寺宏一 アムロ・レイ/古谷徹

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アニメージュプラス編集部