• 木村昴が世界的ラッパーに!吹き替えで魅せたラップへの熱い想い
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2021.06.25

木村昴が世界的ラッパーに!吹き替えで魅せたラップへの熱い想い

『新 ルーニー・テューンズ』に出演する木村昴さん。 (C)A Looney Tunes Production. Copyright 2021 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.

今やラッパーとしても名高い、声優の木村昴さん。そんな木村さんが6月27日(日)に放送されるアニメ『カートゥーン スペシャル 新 ルーニー・テューンズ』に、世界的ラッパーのスヌープ・ドッグ役で出演します。英語版ではスヌープ・ドッグ本人が声を吹き込んだ本作に、木村さんはどのように挑んだのか。作品への印象やラップへの愛を伺ったインタビューをお届けします。

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――今回、スヌープ・ドッグ役で出演が決まった際のお気持ちをお聞かせください。

木村 めちゃめちゃテンションが上がりました! ある日、マネージャーさんから「木村さん、ちょっと事務所に来てください」と言われまして。怒られるのかな、でも身に覚えないしなと思い、「グッドニュースかバッドニュースかだけ教えてください」とお願いしたら、グッドニュースだと言われたので、ウキウキして事務所に行きました。そこで、マネージャーさんから「何役だと思います?」と聞かれて。マネージャーさんのテンションが上がる役って何だろうと思ったのですが、スヌープ・ドッグ役だと聞いた時に「えーーー!」って。僕が大のラップ好きということでオファーをいただけたとは思うのですが、ついにスヌープ・ドッグの声をやらせていただけるというのが、本当に夢のようでしたね。

――スヌープ・ドッグが実際にアニメになっているのをご覧になって、いかがでしたか?

木村 過去にもリル・ディッキーというラッパーのアニメーションPVにスヌープ・ドッグが出ていたことがあったので、違和感なく見ることができました。なんか、フォルムが良いですよね。髭とか色々と特徴があるので、絵にした時に映えるなという印象をもちました。
(C)A Looney Tunes Production. Copyright 2021 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.
――実際にスヌープ・ドッグを演じてみた感想をお聞かせください。

木村 難しかったんですよ。よく知っているが故に、難しくて……。日本語にした途端に、彼の英語ならではの喋りの特徴みたいなものが失われてしまうんです。あの人って鼻で話しているみたいなところがあるので、その雰囲気をいかに日本語で表現するかで悩みました。せっかくやるから何とか日本語に出来たらと自分でリハーサルをしてアフレコに向かいました。

――現場でもリテイクを重ねたのでしょうか?

木村 結構重ねましたね。というのも、監督さんたちは「めっちゃ良いです。OKです!」ておっしゃるのですが、自分が納得していなくて、「もう1回やらせてください」みたいな。監督のOKを無視し続けるという特殊な現場でしたね(笑)。

――それは、スヌープ・ドッグを知っているからこその葛藤で?

木村 妥協できなかったという感じですね。ただ、途中でやっぱり忠実に再現するのは難しいと思ったので、スヌープ・ドッグの日本語版として彼に恥じないようにやりつつも、日本語の醍醐味も残す方向にしていって。結果、物真似ともまたちょっと違う、良い塩梅になったのかなと思います。かなり時間をかけた記憶がありますね。

――実際に他の声優さんの声も入ったラップ部分の完成形をご覧になっていかがでしたか? 特にポーキー・ピッグ役の龍田直樹さんは御年70歳でラップに挑戦されていましたね。


木村 素晴らしかったです! 龍田さんの果敢に挑戦している雰囲気は、エミネムの『8 Mile』に通ずるものを感じましたね。作品のストーリーも、ボロボロに負けていた主人公たちが立ち上がって、最後にボスに立ち向かって圧勝するという流れで似ていますし。それを日本の声優さんが見事に表現しているのは、声優としても、ラップミュージック好きとしても、胸アツでした。


アニメージュプラス編集部