• パラスポーツ × 特撮ヒーロー『ガンディーン』誕生の秘密!
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2021.06.26

パラスポーツ × 特撮ヒーロー『ガンディーン』誕生の秘密!

異色のパラヒーローアクションが遂に放送開始!

NHKが制作する話題の特撮ヒーロードラマ『超速パラヒーロー ガンディーン』が6月26日(土)から放送スタート(全3話)。「パラスポーツ×スーパーヒーロー」という異色のテーマに加え、脚本に『ウルトラマンオーブ』『ウルトラマンタイガ』の小林弘利(第3話を担当)、演出を『ウルトラマンZ』の辻本貴則、 そしてキャラクターデザインは平成ゴジラシリーズなどを手がけた西川伸司など、実力派の特撮スタッフが集結したことも大きな話題を呼んでいる1作だ。

“特撮好き“ を自認する、本作の制作統括を務めるNHKエンタープライズ・西村崇さんに異色の車いすヒーローはどのようにして生まれたのか、お話をうかがった。

【STORY】車いす陸上のトップアスリートを目指す高校生・森宮大志(奥野壮)は、元陸上選手で体育大学の院生・深井京(小芝風花)と共にトレーニングに励む日々を送っていた。
ある日、突如空から降ってきた謎の宇宙人(林カラス)を助けた大志。宇宙人はグーという愛称を付けられ、町工場を営む大志の家で保護された。そこにグーを追う怪獣ラゲルトが現れて暴れ始める。
グーから手渡された “モードシフター” で、大志は全身を特殊なプロテクターに覆われたスーパーヒーロー「ガンディーン」に変身! 車いすを走らせて、ラゲルトに戦いを挑む!

――まずは企画の成り立ちからお話をいただけますか。

西村 そもそもは、数年前にアラタFG(実相寺昭雄監督ゆかりのスタッフが設立した製作会社)さんからご提案していただいた、車いすの青年がヒーローになるというドラマ企画からです。その時点で「面白いな」とは感じていたんですけど、何かもう一押し足りないと思っていたんです。その後、「パラリンピックジャンプ」という(マンガ)雑誌を手に取ったとき、パラスポーツという要素が加わればいいのではないかとひらめいて、主人公の青年がパラスポーツのトップアスリートを目指す設定に変わっていきました。

――NHKの特撮というと、大河ドラマのようにCGを駆使するというイメージがありますが、『ガンディーン』では着ぐるみもあれば、ミニチュアもある、いわゆる “アナログ特撮” を採用されていますね。

西村 それはアラタFGさんがそういう選択をされたということです。

――本作は奥野壮さん(『仮面ライダージオウ』)、小芝風花さん(『トクサツガガガ』)、つるの剛士さん(『ウルトラマンダイナ』)と、特撮ファンに縁があるキャストが揃いました。

西村 まず奥野さんはオーディションでしたが、僕は『ジオウ』を観ていなくて、エントリーシートでそれを初めて知ったんですよ。でもライダーに出ていたことよりも、一緒に立ち会っていた監督やスタッフから「演技力がある」「面構えがよかった」という意見が大きかったので、最終的に奥野さんに決定しました。
▲ガンディーンに変身する高校生・森宮大志(奥野 壮)。

小芝さんはキキ役を演じられた『魔女の宅急便』がそれこそ個人的に大傑作だと思っているぐらい好きなので(笑)、大喜びでお願いしたという感じです。だから、このお二人に関しては特撮文脈とは関係なかったですね。
▲大志を支えるコーチ・深井 京(小芝風花)。

ただ、つるのさんは「関係ある」と言えます。ご覧いただくとわかりますが、息子がヒーローに変身しちゃうのにそれを受け入れてしまう、すごくポジティブな親父じゃないですか。つるのさんだったら、そういうイメージがあるだろうなと思いましたし、それはかつて彼自身がヒーローを演じていたという部分が大きいと思いますので。
▲大志をバックアップするポジティブな父親・源(つるの剛士)。

アニメージュプラス編集部