学研ホールディングスのグループ会社、学研プラスは、2021年6月24日(木)に『宮本算数教室の賢くなる絵本 ににんがし!』を発売した。
『宮本算数教室の賢くなる絵本 ににんがし!』は、かけ算九九をテーマにした算数絵本。累計270万部の『賢くなるパズル』シリーズ(学研プラス)の著者・宮本哲也の原案をもとに、吉田戦車が作・絵を手がけた。宮本は「丸暗記ではなく、九九の概念が身につく絵本をつくりたい!」という熱い思いをもっており、その思いを受け取ったのは、かねてより親交のある漫画家・吉田戦車。「算数は苦手だが、九九ならまだなんとかなる!」と、『ににんがし!』が誕生した。
吉田戦車が絵本の主人公にしたのは、なんと「むし」!
宮本哲也が考案した「縦型の九九表」を、吉田戦車が「むしマンション」に表した。本書では「2の段の九九」を扱っており、「むしマンション」に2ひきずつ暮らす9組の「むし」の日常が、色鮮やかな絵で描かれている。
お出かけしている2ひきのむしがマンションの2階に帰ってきたら、「ににんがし!」。2ひきのむしが3階に帰ってきたら、「にさんがろく!」。お話のなかで、自然と九九に親しむことができる。
お出かけ先では、おかいものをしたり、ヒーローごっこをしたり、食虫植物に食べられそうになったり。マンションでは、しりとりをしたり、お昼寝をしたり。むしたちの自由なくらしに、思わずクスッと笑ってしまう。
吉田戦車らしいユーモアあふれる世界観と、「ににんがし!」という音の響きで、未就学児でも自然と「九九」の概念がわかるようになる、楽しく、賢くなれる1冊となっている。
>>>絵本の中面サンプルを見る(写真3点)