超骨太！「子育て」ファンタジー『クレバテス』【無料お薦めマンガ】

何だかガツンと面白いマンガが読みたいと思っているそこのあなた！　週末のお供に、ベテラン漫画家が描いた重厚なハイファンタジーはいかがだろうか？　今回ご紹介するマンガは、かなり骨太！　悪役に見えた人が実は優しかったなんてご都合主義は通用しない。けれど、人が人を思う優しさは強く伝わってくる、そんな作品になっている。魔獣の気まぐれによって始まった、壮大な子育てファンタジーを是非その目で。

■『クレバテス-魔獣の王と赤子と屍の勇者-』
著：岩原裕二
様々な種族の人々が暮らす大陸エドセア。エドセアの四方には、魔獣王と呼ばれる絶対的な力を持つ魔獣が存在し、人々の行く手を拒んでいた。そんな魔獣王の一角、月の山に棲む月光のクレバテスに、ある国の勇者たちが挑むところから物語は始まる。

伝説の剣を携えて魔獣王に挑んだ勇者たち。千年振りに人とまみえたクレバテスは、人属の成長に驚く。虫けら同然だと思っていた人属の刃が、ほんのひとかすりとは言え、その体に届いたのだ。そのことで人属に興味をもったクレバテス。自らが滅ぼした国で生き残りの赤子を拾い、育てることで、人がどんな存在なのかを確かめようとする。

じつはクレバテスが滅ぼした国の王族であった赤子と、その世話をするために生き返させられた女勇者、そして人間の姿に変身したクレバテスの3人（タイトル通り「魔獣の王と赤子と屍の勇者」だ）は、乳母を探して旅に出る……。

劇場アニメ化もされた『いばらの王』の作者でもある岩原裕二がLINEマンガ限定で描き下ろしている本作。美しくも迫力のある絵や練りに練られた重厚なストーリーはもちろんのこと、Webtoonという縦読みならではの縦構図を生かした美しい表現は、さすがベテランという気持ちになること間違いない。2020年に連載が始まったばかりの本作。壮大な話を追いかけるなら、無料で読める今！

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■『クレバテス-魔獣の王と赤子と屍の勇者-』
https://manga.line.me/product/periodic?id=Z0000841

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