――辻本さんは、久しぶりに声優として『シンカリオン』に出られた感想はいかがですか。▲第14話に本人役で登場する辻本さん。
辻本 前作の自分役はともかく、映画の時に渡島カムイ役を演じた際に本当に三間雅文音響監督にしっかり指導していただいたんですよ。最初のひと言だけでも
20テイク近く重ねるくらい苦労したので「声優っていうのは大変なんだな」っていうことが身に染みていたので、今回自分なりの下準備と覚悟を持って現場に臨みました。
とはいえ、今回もまた自分役だったので、三間監督も「ズルいよな」って(笑)。「僕がやったことが正解でいいんですよね?」と言ってやらせていただいたので、今回は基本一発で
OKをいただいて。しかも自分役だったので、アドリブみたいなものも少し入れさせてもらって。それが通ったのがすごく嬉しかったですね。
なので今回はまた楽しくやれたので、次はしっかり揉まれたいなって思います。やっぱり交互くらいにないと甘えちゃうと思うので。また難しい自分じゃない役も、声優としてやってみたいなと改めて思ったアフレコでした。
――辻本さんの出演に引っ掛けての質問ですが、改めて皆さんが今後『シンカリオンZ』で出るなら「こういう役で出てみたい!」という希望はありますか。
水野 俺は自分じゃなくて、指令室とかでカッコよく指示してる感じの大人のキャラがやってみたいです。あとは、シンやアブトが落ち込んだ時「どうしたんだい?」って声をかけてあげられる、兄貴的な運転士。
勇翔 運転士で出たいですね。『シンカリオン』の時のお父さん(速杉ホクト)みたいな。
田村 僕は悪役として登場するけど、途中で仲間になるパターンのキャラで!
勇翔 『シンカリオン』のセイリュウと同じだ。
辻本 僕は「おちゃらけ先輩」でいきます。でもふとした時にいいことを言う、みたいな場面もあって。
田村 劇場版(『クレヨンしんちゃん』の)野原ひろしみたいな感じね。
水野 この思い、届け制作チームへ!
――今後も『シンカリオン』のシリーズに関わり続けるとしたら、こんなコンセプトの曲を歌ってみたいという希望はありますか。
水野 そうですね……今まで感動系、爽やか系は主題歌で歌っているので、熱いバトルをしている時にかけられるような楽曲があるといいかもですね。
――『シンカリオンZ』で、キャラやドラマに寄せたコンセプトアルバムみたいなものも作れるんじゃないかと思えるんですが。 水野 確かに! キャラクターに寄せて、静かに声を届けるしっとりとした曲を届けるのはいいですね。
辻本 ボイメンってそれをあまりやってこなかったので、逆にボイメンに頼む理由があまりないのかもしれないですが(笑)、チャレンジしてみたいところはありますね。『ガッタンゴットンGO!』みたいなテイストの曲を歌わせてもらえるのも、『シンカリオン』ならではだとも思うので。
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