• 『スーパーヒーロー戦記』は素敵な時間!駒木根葵汰&増子敦貴 対談
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2021.08.05

『スーパーヒーロー戦記』は素敵な時間!駒木根葵汰&増子敦貴 対談

駒木根葵汰(右)と増子敦貴(左)



TVシリーズでの合体! 

——劇場版も楽しみですが、TVシリーズもすごく毎週盛り上がっています。

駒木根 そうですね。やっぱり『機界戦隊ゼンカイジャー』面白い。

増子 面白い。

——8月1日放送の第21回「大カイジュウの大破壊!」、コピーワルドの回。台本を読んで、合体するっていう展開を聞いた時はどう思われましたか。

駒木根 合体は正直あまり頭になかったよね。

増子 なかったですね(笑)。もうコピーだけで精一杯でした。

駒木根 ひとり二役をやるっていうことで、ふたりで「どんな感じで行こう?」って相談しました。ヒーローとしての介人像があるという葛藤もあって、どういう風なキャラクター性でいこうかって今までで一番悩みました。僕自身、ニセ介人としては子どもたちを泣かせてやろうっていう気持ちで、そのギャップっていうものに取り組んだし。あっちゃんはあっちゃんで、素が海賊っていうところで難しいところはあったと思います。

増子 そうですね。ブルーンが「本物のゾックスなんですか?」ってわからなくなるシーンがあるんですが、元が海賊なので派手さは忘れずに、どちらかというと本物のゾックスのほうがめっちゃ難しいなって思いました。これまでに作ってきたものとの、みんなが思うゾックス像との間にちょっとズレがあると、難しさを感じました。でも撮影はすっごく楽しかったですね。

駒木根 めちゃくちゃ楽しかった。ルパンとかねずみ小僧とか、いろいろな仮装、衣装を着させてもらって。シーンとしては一瞬なんですが。

増子 一瞬でしたね(笑)。衣装合わせは結構長い期間かかったけど……。

駒木根 撮影したら「次、着替えて」って。余韻に浸る間もなかったですね。「着替えて着替えて、時間ないから着替えて」って。「はい」ってぱっと着替えて撮影。それにアフレコも今まで以上に大変でしたね。自分っていう役をふたつ演じるし、自分と自分が戦ってるので、声を差別化しないと、どっちが喋ってるのかわからなくなっちゃうのですごく大変でした。それに合体もしたからね。

増子 あれは大変だったよね。

駒木根 合体してるのでふたりで声を合わせないといけないんです。

増子 今までで一番時間かかったんじゃないかな。

——アフレコはおふたりで一緒に録れたんですか。

駒木根 一緒にやりました。必殺技や完成したときの掛け声を一緒にやるっていうのは、すごく難しかったですね。

——このあたりになってくると、ゾックスと介人がようやく並んで変身したり、ステイシーに向かって「やったな介人」みたいな。

増子 そうですね。実はもう介人のことを完全に好きだと思います。やっぱり、介人というキャラクターがゾックスには本当にドンピシャだったと思うんですよね。

駒木根 ありがとうございます。

——介人はゾックスに対しての心境の変化はいかがですか。

駒木根 それはずっと変わらずじゃないでしょうか。介人は人に対して嫌いだという感情は多分一切ないので。最初からゾックスに対して「お前は悪い子だ」っていう思いもなかったと思います。どうすれば仲良く接してくれるんだろうとか、それはゾックスに対しても、今のステイシーに対してもそうだと思います。だから変わってきたところはないと思います。役を演じている上でも、接し方を変えたりということも一切ないです。こちらがずっと同じ思いで接していれば、多分人って変わってくれるだろうと思い込んでいる人なので。それが実って、ゾックスからの気持ちに対して、受け取り方が変わったのかなって思います。

増子 ゾックスは、裏表のない介人に惹かれたんですね。懐が深くてすごくいい子なんです。

(C)石森プロ・テレビ朝日・ADK EM・東映(C)2021 テレビ朝日・東映AG・東映

アニメージュプラス編集部

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