• アフレコ現場はいつも限界突破『弱虫ペダル』キャスト対談
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2021.08.08

アフレコ現場はいつも限界突破『弱虫ペダル』キャスト対談

左から鳥海浩輔さん、山下大輝さん、福島潤さん


――この三人で集まってのロケは過去にも?

鳥海 この3人では初めてですね。

福島 僕はロケというもの自体が初めてな気がしています。だから、ここにいるだけで楽しい!

――では、三人で集まるのも久しぶりでしょうか?

鳥海 そうですね。凄く久しぶりですね。

山下 事務所でちょっと挨拶したりとかくらいですかね。

福島 懐かしさを感じますね。

山下 でも、確かに時間的には空いていますけど、いつも通りの感じですね。

――皆さんはそれぞれどんな関係性なんでしょう?

山下 昔はめちゃくちゃ緊張していましたが、そこは緩和されて、一緒に作品づくりをさせてもらえているからこその砕けた感じにはなってきているかなと。

鳥海 そうね。集合場所にも大体最後に来るもんね。何か食べながら。

山下 やめてください!  それは嘘です! もう~、鳥海さん、たまに「山下さん」とか言ってくるから~。

鳥海 面白い(笑)。

福島 僕は真ん中なので有難いですね。学べる方もいらっしゃいますし、押し付けられる人もいますし(笑)。凄く良いポジションです。

――今回のロケ地である箱根はよく来られますか?


鳥海 僕は神奈川出身なので、高校の遠足とかで「箱根 彫刻の森美術館」とか行きましたね。それに、それこそ20年前とかは作品の打ち上げ旅行とかがあって、箱根はよく来ていましたね。

福島 そういうのありましたね! 僕も若い頃打ち上げ旅行で、電車が停まる度に「宣伝しろ」と言われて、電車の窓から作品の名前を書いたパネルを持ってホームに向かって「観てください」って言わされていました(笑)。

山下 今じゃ絶対ダメですね。

鳥海 時代だよね(笑)。

――山下さんは箱根の思い出は?

山下 「箱根ガラスの森美術館」とかにロケで行ったことがありますね。お薦めのスポットとかありますか?

鳥海 大涌谷ですよ。

福島 大涌谷の(食べると寿命が延びるという)黒たまごですよ。僕、前行った時にバクバク食べたら喉に詰まって。水がなくて、寿命を延ばすどころか、一気に縮むところでしたよ。周りの雪を食べようかと思いましたもん(笑)。

――ご無事で何よりでした。今回は、アニメ1期の聖地を巡っていますが、1期、特にインターハイのシーンの収録の際の思い出は?

山下 レースが始まると、アフレコ現場に人が多くなるんですよ。各チームのメンバーが一同に会しますし、ガヤの人もいらっしゃるので、アフレコブースに入り切れないくらいの声優さんが集まるんです。

鳥海 レースシーンになると人数が多くなるのもそうですが、ずーっと大きい声を出していますからね。

福島 『弱虫ペダル』って、普通のアニメと違って、セリフ録って、息録って、モノローグ録ってという、同じ時間で3つの芝居を重ねたりするんです。

鳥海 レースになると、セリフの代わりにモノローグが増えるんですよね。モノローグと限界までハアハアした息とセリフを録ると、肉体的にも結構しんどいです。

福島 本当にスポーツした後みたいな疲労感で。

鳥海 ハアハアの息をやって、必死に叫んでという過酷な収録でしたね。あれはいつまでたっても慣れない。

福島 あとは皆さん限界を超えた演技をしてくるので、「なにくそ」という相乗効果でどんどん盛り上がっていって……。毎回、限界を超えてやるぞと挑んでいた気がします。

鳥海 いつも汗だくだったもんね。

福島 半袖なのに汗だくで。台本に汗の玉が落ちるくらいでした。

山下 冬でも冷房を付けていた気がします。

福島 アフレコも本当にスポーツしていましたね。

山下 スタジオに誰も涼し気な人なんていなかったですもんね。クールな役柄の人でもどんどん熱くなっていって……。毎回限界までやるので、限界が都度更新される感じでした。

――今回は箱根に1泊ロケですが、皆さんが演じている小野田、今泉、鳴子が三人で旅行するとしたらどんな感じになるでしょうか?

福島 あの3人ならワイワイしそうですね。今泉君はクールかもしれないけど。

鳥海 一人だけ高級な部屋に泊まってね。多分一緒にいない。

福島 多分、鳴子はお風呂で牛乳一気飲みしていると思いますよ。

山下 坂道君だったら、山に走りに行っているかもですね。

鳥海 そしてその先で誰かに会ったりしてね。

山下 巻島さんとかいそうです。あとは土地柄、箱根学園の生徒とか。

アニメージュプラス編集部

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