• ロボットアニメの表現を飛躍させた『重戦機エルガイム』の革命
  • ロボットアニメの表現を飛躍させた『重戦機エルガイム』の革命
2021.08.20

ロボットアニメの表現を飛躍させた『重戦機エルガイム』の革命

永野護の手がけたメカデザインは今見ても大きなインパクトを与える。 (C)創通・サンライズ

BS12トゥエルビの深夜アニメ枠『アニメ26』にて、820日(金)から3週連続で富野由悠季監督が手がけた『重戦機エルガイム』TVシリーズ総集編2作+完全オリジナルエピソード1作が放送される。

同枠では現在、サンライズが制作したリアルロボットアニメ作品のシリーズ総集編やOVAを連続放送中。今回放送される『重戦機エルガイム』は、同じ富野監督の『聖戦士ダンバイン』に続く後番組として198485年に放送された。今回の放送では、TVシリーズ総集編OVA『ペンタゴナ ウインドゥ』『フェアウェル マイラブリー』2部作、OVA用コメディ短編『レディ ギャブレー』『ペンタゴナ ドールズ』2作、そしてOVA用に製作されたオリジナル作品『フルメタル ソルジャー』が放送される。

『エルガイム』の舞台は、二重惑星サンズを取り巻く5つの惑星で構成される太陽系〈ペンタゴナ・ワールド〉。その全域はかつての戦争によって勝利した絶対権力者オルドナ・ポセイダルによって長きに渡り統治されていたが、その独裁的な統治は社会的な格差や政治的腐敗、そして各惑星に残された文化や文明の衰退を生んでいた。
辺境の惑星コアムで立身出世を夢見る若者二人――ダバ・マイロードと幼なじみのミラウー・キャオが旅立つところから物語は始まる。ポセイダル正規軍に入ろうと、父の形見のヘビーメタル〈エルガイム〉を駆って旅を続けるダバだが、元盗賊のファンネリア・アム、ポセイダル軍を抜けたガウ・ハ・レッシィ、同じく大望を抱く青年ギャブレット・ギャブレーなど、様々な人々との出会いの中でペンタゴナ・ワールドの実態を知ることとなり、いつしか成り行きから反乱軍の中心的存在となってしまう。
▲ダバ・マイロードは様々な出会いと運命が重なる中、大きな役目を果たす存在に。

物語の前半は、ダバを巡ってアムとレッシィが恋の鞘当てを行うラブコメ的な展開やドタバタ活劇的な戦闘などが描かれるなどコメディ要素が強いが、中盤以降はダバがかつてポセイダル軍に滅ぼされた王族の末裔であることが明かされて、反乱軍をまとめる旗印としてポセイダルの統治崩壊を目指す革命的な物語へと移行していく。

C)創通・サンライズ

アニメージュプラス編集部