• バーチャルライバーがアニメOPを歌う時代【樋口楓インタビュー】
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2021.08.25

バーチャルライバーがアニメOPを歌う時代【樋口楓インタビュー】

▲『Baddest』アーティストビジュアル (C)BANDAI NAMCO Arts Inc. (C)ANYCOLOR, Inc.

現在放送中のTVアニメ『100万の命の上に俺は立っている』第2シーズンのオープニングを彩る主題歌『Baddest』。パワフルな歌声でアニメの世界観を表現するのは、今作が初のアニメタイアップとなる、バーチャルライバーの樋口楓さん。バーチャルライバーがアニメタイアップ曲を歌うことは不安だったと言う彼女に、レコーディングでの葛藤やMVの撮影秘話、カップリング曲のことまでたっぷりと話を伺った。

>>>『Baddest』のジャケット写真やBlu-rayパッケージデザインを見る(写真4点)

――樋口さんはバーチャルライバーとして活動されていますが、普段はどのような活動をされているのでしょうか?

樋口 バーチャルライバーは、YouTubeでリアルタイム配信をしたり、動画を作って投稿したりと、主にYouTubeで活動している活動者なんですが、見た目がこの通り特殊で……。三次元と二次元の丁度中間の立ち位置で活動させていただいてるのが特徴だと思います。バーチャルライバーの中には、歌をメインにしている方や、テレビ番組に出ている方など、普通のタレントさんとあまり変わらない立ち位置で活動をしている人もいます。私は、「にじさんじ」というグループに所属しているバーチャルライバーで、主にYouTubeでゲーム実況をしたりお絵描きをしたりと皆さんに一緒に楽しんでいただけるような活動をメインにしています。

――バーチャルライバーとして活動されている樋口さんが、今回早くも2枚目のシングルを発表されます。2018年に配信された最初の自己紹介動画で「将来は生ライブをしたい」という夢を語っていらっしゃいましたね。

樋口 2018年にバーチャルライバーとしてYouTubeに最初の投稿をした時は、いつか3Dの体を手に入れて生のイベントをしたいという夢がありました。それが1年足らずで3Dの体を手に入れることができて、生ライブまですることができたんです。毎日コメントしてくれていたファンの方々が、目の前で涙を流しながら「おめでとう」と言ってくださっているのを見た時は、音楽活動をして良かったと心から思いましたね。

――樋口さんはトランペットもお得意ですが、歌手活動のきっかけはどんなものだったのでしょうか?

樋口 トランペットは小学校の部活で始めて、今も続けているのですが、歌は全く関わってこなかったんです。けれど、ファンの方が私の為に音楽を作ってくださって、それをどう使えば恩返しできるのかなと考えて、歌ってみたのがきっかけです。有難いことに歌っていくうちに、どんどんファンメイド曲が増えていって……。ファンの皆さんのお陰で、歌う楽しさに気付くことが出来て、もっと発信してみたい、バーチャルライバーのことも広めたいと思ってランティスさんからメジャーデビューさせていただきました。

――歌の勉強をしてこなかったとは思えない、凄くパワフルな歌声ですよね。

樋口 いや、それは元々声が大きいからですよ(笑)。それに、歌手になるなんて全然思っていなかったんです。いつか生ライブをしてみたいと抱負を語った時も、他の3Dの体を手に入れたメンバーと一緒に歌って踊る、『ラブライブ!』のようなイメージをしていたので、まさかこういう巡り合わせになるとは……。

――ソロですもんね。今回リリースされる『Baddest』はTVアニメ『100万の命の上に俺は立っている』オープニング曲になっていますが、タイアップはどのように決まったのでしょうか?

樋口 『100万の命の上に俺は立っている』の原作漫画を元々読んでいたこともあり、アニメの第1・2話の同時視聴をさせていただいたんです。そこからご縁が繋がって、今回タイアップをさせていただけることになりました。

――タイアップが決まった時はどんなお気持ちに?

樋口 あくまで一視聴者だったので、「私? 本当にいいの?」という感じでした(笑)。もちろんタイアップ曲は、いつか歌えたらとうっすらとは思っていましたが、まさかこのタイミングでこのきっかけで? といまだに驚いています。しかも、私の好きな『ラブライブ!』に出演されている高槻かなこさんが第1シーズンのオープニングを歌っていらしたので、光栄なのと同時に恐れ多くて。私にとってめちゃくちゃハードルが高かったですね。

――今回高槻さんはエンディングテーマを担当されていますから、共演ですね。

樋口 憧れの人なので感慨深くて。聴いていた側の人間だったので、いまだに信じられないんです。

アニメージュプラス編集部