「コロナマンガ大賞」決定！ 新型コロナワクチンを正しく理解しよう

医師や公衆衛生の専門家が運営する新型コロナウイルス感染症およびそのワクチンについて正しい情報を届けるためのプロジェクト「こびナビ（CoV-Navi）」は、2021年8月25日（水）、新型コロナワクチンについての正しい理解の促進を目的に開催したマンガコンテスト「コロナマンガ大賞」において、大賞1作品を含めた、9つの受賞作品を決定した。

「こびナビ」は、新型コロナウイルス感染症およびそのワクチンについて正確な情報を発信するため、一般社団法人保健医療リテラシー推進社中が運営するプロジェクト。プロジェクトの運営には、日米30名以上の医師や公衆衛生の専門家が携わっている。

日本でも新型コロナワクチンの接種対象が12歳以上の全年齢に拡大しつつあり、ワクチンについての情報の需要がますます高まっている昨今。一方で、「ワクチンを接種すると不妊になる」、「遺伝子が組換えられる」などの不正確な情報も広く発信されており、ワクチン接種に対して不安に感じる人が多くいるのが現状だ。

このような状況を踏まえて、「こびナビ」では、より多くの方々に新型コロナワクチンについて正しく理解してもらうことを目的としたマンガコンテスト「コロナマンガ大賞」を開催。
「こびナビ」の医師による解説動画をもとに、新型コロナワクチンのメカニズムを解説する「新型コロナワクチンの仕組み部門」、コロナ禍によって変化した生活や、新型コロナワクチン普及後の生活に向けた想いを描いてもらう「コロナと私たちの生活（フリーテーマ）マンガ部門」、「コロナと私たちの生活（フリーテーマ）イラスト部門」の3部門で作品を募集。約1カ月の応募期間で、3部門合わせて99作品の応募があった。
作品の応募には、プロアマ問わず多くのマンガ家やイラストレーターをはじめ、医師や看護師、医療事務、会社員、保育士、子育て中のお母さん、小学生の子どもたちからも多くの応募が寄せられた。

▼新型コロナワクチンの仕組み解説動画


応募作品の審査にあたっては、「こびナビ」のプロジェクトメンバーの他、「こびナビ」の活動趣旨に賛同した著名人が審査を務めた。
地域医療をテーマにした作品『町医者ジャンボ』を手掛けたマンガ家のこしのりょうさんが審査委員長を務め、ゆうこすさん（タレント）、堀江貴文さん（実業家・一般社団法人予防医療普及協会 理事）、佐渡島庸平さん（コルク 代表取締役社長）、松山洋さん（サイバーコネクトツー 代表取締役社長）が審査員として参加した。

そんな中、大賞を受賞したのはマンガ家・15（いちごー）さんによる「【衝撃の真実】【漫画でわかる！】新型コロナウイルスワクチンの正体」。
お互い感染しないため2週間の自己隔離を終え集まった4人の男女。新型コロナワクチンの接種に不安を感じる友人のために、生物学研究者を兄に持つ男性がワクチンの仕組みについて解説する内容となっている。
すらすら読めるだけでなく内容もしっかり頭に入ってくる作品で、オチも楽しめる作品だ。



また、部門賞として、マンガ部門からはマンガ家・筑濱健一さんによる「スマイル～コロナ禍の漫画展～」、イラスト部門からは小学生・はーこさんによる「コロナに勝ったよ！」が受賞。

審査員特別賞には、ゆうこす賞に自営業・おちゃやまさんの「Dr.リボソームの遺志」、ホリエモン賞に医師・とし@絵描き医さんの「ハートピース」、佐渡島賞にマンガ家、医師・按図よしひろ（Dr.GAMES）さんの「コロナ病棟で働く医師の話」、松山賞に漫画家、画家、小説家・MonAmieさんの「緑夜くぐり噺」、メディカルノート賞にこなみ いっぺいさんの「ミッション・イン ザ ボディ-mRNAワクチンの秘密-」、知念実希人賞に肉球せんせいさんの「あなた自身が、名もなきヒーロー。」が選ばれた。

なお、「コロナマンガ大賞」の受賞作品全9作品は、「こびナビ」のホームページで公開中。また、大賞は日刊 SPA!およびFRaU、佐渡島賞はFRaUおよび東京マンガレビュアーズ、ゆうこす賞は女子 SPA!、ホリエモン賞、松山賞は東京マンガレビュアーズ、メディカルノート賞はメディカルノートでの紹介を予定している。なお、「コロナマンガ大賞」の応募作品の審査および、受賞作品（大賞・部門賞・審査員特別賞（ゆうこす賞・ホリエモン賞・佐渡島賞・松山賞の4作品））発表の模様は、「こびナビ」の公式YouTubeチャンネルで視聴可能だ。

＞＞＞受賞作品や「こびナビ」運営メンバーを見る（写真26点）