• 『純烈ジャー』後上翔太「純烈と純グリーンはファンと共に成長していく」
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2021.09.08

『純烈ジャー』後上翔太「純烈と純グリーンはファンと共に成長していく」

『純烈ジャー』で数々のプレッシャーに立ち向かった後上翔太さん 撮影/大山雅夫


――佛田洋監督の演出はいかがでしたか。

後上 めちゃくちゃ優しくて、その優しさが逆に骨にしみましたね。ダメだった時、「この下手くそ、ふざけんな! もう1回!」って言われたら「すみません!!!」っていう感じになるんですが、実際には「ああ、OK。良くなってきてるから、もう1回やってみよう」なんて言ってくれるんですよ。若ければ素直に受け止めますけれど、純烈として10年やってますと、そこら辺の空気感は……。

――理解できてしまうと(笑)。

後上 でも変に威圧するのではなく、その時々に合わせて、いろいろなボールを投げかけてくださったんです。そのお陰で落ち込むのではなく、割とフラットなままで「もう1回、お願いします!」という気持ちでいられたのはありがたかったです。

――かなりの名監督だったんですね。

後上 やっぱりご一緒するので、いろいろ調べましたけど、過去に手がけられた作品を見ていても第一人者じゃないですか。ただただ「凄いな」って思っていました。

――実際にヒーローになってみての感想はいかがでしたか。
▲後上さんは純グリーン(右から二番目)に変身!

後上 正直に言うと、まだ実感がない部分がありまして(笑)。他のメンバーはヒーローを1年間やり続けていたじゃないですか。でも僕、この映画の撮影中で言ったら多分カメリハとか合わせて20回くらい、しかも1~2日分の撮影しかやってないものですから。

――ああ、なるほど。

後上 でも先日『純烈ジャー』のムビチケを買ってくださった方との写真撮影会があったんですが、ちょいちょい「純烈ジャーの変身ポーズやってください」って言われて、そこが一番実感がわいた瞬間かもしれません。今まで「変身ポーズやってください」って言われたら、ガオブラック、カブトライジャー、仮面ライダーギルス、僕は東京理科大学なのでぼーっと立っている “3人ヒーロー、ひとり地球人” がデフォだったものですから。映画だけでの変身だったら、もしかしたら実感がないままだったかもしれません。

――ファンの人達に認められて、初めてヒーローとしての自覚が持てた、と。

後上 かもしれないですね。でも、それって純烈らしいなって思うんです。自分の感想よりも、それを受けたお客さんのリアクションを感じていろいろ考えるという状態でやってきていますから。紅白出場の時もそうだったんですよ。知らせを受けたら勿論嬉しいし、グッとくるんですけれど、その知らせを持っていろいろなライブへ行くと、自分が思った以上の豊かな感情表現で喜んでくれる人が客席にいてくれて、その反応でだんだん実感がわいてきたところがあるんです。純烈に携わっている間はずっとそうだったので、今回のヒーローの実感も、その延長線上にある感じですね。

――映画公開後のさらなるお客さんの反応で、純グリーンがますます存在感を増していくことになりそうですね。

後上 はい、僕自身の中にもより深く入ってくるかなって思います。

――今回の『純烈ジャー』は、純グリーンの誕生編になります。もし今後パート2などの展開があるとしたら、例えばこういう活躍をしてみたい、といった野望みたいなものはありますか。

後上 どうなんですかね……野望っていうと、何か高みを目指すみたいな印象ですが、僕はポスターに書いてある「地球は頼んだ。温泉は任せろ。」これをずっと大事にしたいですね。世界を滅ぼす悪、そういうのは僕には全然無理なので、というスタイル、そこのアイデンティティが崩れないまま純烈ジャーは存在したいなって思います。

――あくまでも温泉を守る立場であると。

後上 そうですね。今回は営業でお世話になっているスーパー銭湯でのロケでしたけど、例えば「47都道府県純烈ジャー」って言って、全国の温泉で何かしらが起こる、みたいな。

――まるで『水戸黄門』ですね(笑)。

後上 そうです、そうです! 「●●温泉で○○が出たぞ」みたいな、そういう小さいことを面白くやれるのが純烈らしい部分だと思いますので。超一流のスタッフの皆さんが関わっているのに、1回1回を観てみるとすごくローカルなところでくだらないことをやってるっていうのが、らしくて楽しいんじゃないですか。

>>>後上翔太さんのソロショット、小林幸子さん演じる悪の女王フローデワルサ、ドキドキの『純烈ジャー』メイキング写真を見る(写真10点)

(C)2021東映ビデオ

アニメージュプラス編集部