• 井澤詩織&青木志貴インタビュー/『EDENS ZERO』の魅力的なキャラと王道ストーリー
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2021.09.25

井澤詩織&青木志貴インタビュー/『EDENS ZERO』の魅力的なキャラと王道ストーリー

井澤詩織(左)と青木志貴(右)/(C)真島ヒロ/講談社・NTV


ーーまずは本作『EDENS ZERO』にどんな印象をお持ちか教えてください。

井澤 真島先生の前作『FAIRY TAIL』とはまたテイストが違うSF、スペースファンタジーと銘打たれて、宇宙が題材になっていて。原作を読んだ時には、印象としてはテンポが早くて、キャラクターたちの成長によって物語が進んでいくところに爽快感があると思いました。

青木 自分は、友情や絆を強く感じる作品だなと思います。特に、主人公・シキには友達をたくさん作るという目標があるのですが、原作を読んだ時には、そのはじまりが描かれた第1話からもう、泣いちゃいました……自分は涙もろいほうなので(笑)。

井澤 第1話は泣けますよね。そしてアニメになって、アニメーションの強みが活かされてより魅力的になっているなと思います。たとえば、シキが重力を操るエーテルギア(主人公たちが持っている特殊能力)を使う場面などで、アニメだと空間の上下左右の感覚がわかりやすくなっているし、カメラワークも観ていてワクワクします。アニメーションの強みを最大限に、というイメージはありますね。

青木 真島先生もおっしゃられていましたが、物語の舞台・桜宇宙(サクラコスモス)に桜が舞っているような描写も、アニメならではだと思います。原作のマンガで何となく想像はしていましたけれど、実際に映像になると「こういう風に桜の花びらが舞っているんだ」と、想像とまったく違っていて驚きました。これからも、そういうアニメならではの描写が楽しみです。

井澤 全体的に、色彩がすごく綺麗というのも、今回のアニメ版の魅力ですよね。

ーーお二人それぞれ、演じているキャラクターのご紹介をお願いします。まず、井澤さんが演じるピーノはいかがですか?

井澤 ピーノは対機械用アンドロイド。登場するいろいろなアンドロイドの中でも人間よりアンドロイドに近い容姿の、かわいいマスコットキャラです。過去の記憶をなくしていて、自分がどこで生まれたか知りたいと思いながらシキたちと一緒に旅をしているというバックボーンがあり、それも大事にしつつーーみんなに「かわいい、かわいい」ってしてもらうためのキャラクターだと思っているので(笑)。とにかく、かわいくあることを大事にしながら演じています。とても純粋なキャラクターだなと思っています。

青木 僕は原作を読んだ時から、ピーノはめちゃめちゃ好きなキャラでした。いろいろ酷い目にも遭うのですが、アンドロイドだけど心や感情があるし、人間になりたいという夢もあって。他の人間のキャラクターよりも人間味を感じる、かわいらしいキャラクターだなと思います。それに、井澤さんが演じるピーノは本当にかわいいんです! アフレコがはじまった頃、まだ絵が未完成な状態でも井澤さんの声があると。ピーノが動いている様子が何となくイメージできて、「すごい! ピーノだ!」と思いました。

井澤 ……恥ずかしい(笑)。でも、嬉しいです! ピーノは真島先生のお気に入りのキャラクターだと単行本の後書きにも書いてあったし、真島先生がTwitterでラクガキをアップされる時、よくピーノも描いてくださるので。「このキャラクターは大事にしないといけない」というプレッシャーもありましたから。それに、『FAIRY TAIL』から引き続きで、絶対的なマスコットのハッピーがいるので。ハッピーと一緒にマスコット役を背負うのはなかなか……釘宮(理恵)さんの絶対的な可愛さに追いつけるか自分的にも不安だったので。かわいいいと思ってもらえているなら嬉しいです。

青木 確かに、釘宮さんのハッピーは「あい!」という返事ひとつでも、とにかくかわいいんですよね。たったひとことに、何でそんなに「かわいい」が詰めれるんだろうって思います(笑)。

井澤 もう、勉強させていただいてます。

——では、青木さんが演じるホムラについて、お願いします。

青木 ホムラは1クール目の後半から登場した、謎の女剣士という感じのキャラクターです。行方不明だった師匠のヴァルキリーを探していて、その手掛かりを求めてエデンズ ゼロに近づきました。謎の多いキャラクターでしたが、放送中の2クール目でいろいろ過去が明かされてきました。

井澤 ホムラは、クールな美少女……という扱いでいいのかな?

青木 公式の設定ではそうなっていました(笑)。

井澤 真島先生は強い女性がお好きだなというイメージが個人的にはあるのですが、この作品ではホムラがそのポジションを一身に背負っている気がしますね。ただ、クールだけど抜けていところもあるので。

青木 そうですね、ちょいちょい小ボケも出してきます(笑)。

井澤 そういう部分で、演じるのが難しいだろうなと思っていました。語尾に「〜ゆえ」と付ける口癖も、大変だろうなって。

青木 大変です(笑)。ナチュラルに「〜ゆえ」と言わないでというディレクションがあって……。

井澤 ああ、逆に強調しろって?

青木 そうなんです、だからすごく難しい。

井澤 いろいろ大変そうだなと思いますが、青木さんの声はぴったりで、素敵だと思います!

青木 ありがとうございます! ホムラは思ったことを素直に口にしてしまうのですが、自分自身が本音を上手く言葉にできないタイプの人間なので、うらやましいなと思う部分も多々ありながら演じています。それに、もともと戦う強い女子キャラが好きだったので、そこも憧れますね。個人的には、収録の時にヴァルキリー役の沢城みゆきさんの演技を聞いて、めちゃめちゃ良すぎて泣いてしまいました。


(C)真島ヒロ/講談社・NTV

アニメージュプラス編集部

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