千葉 そんな感じで曲は決まったんですけど、歌詞は若くなり過ぎないようにしたかったんですよね。
上村 あまり自分たちがチャレンジしてこなかった英語が多めな歌詞が、めちゃくちゃメロディと合っているなという印象でした。
吉永 メロディを聴きながら歌詞を合わせてみたら、自然と体がノッちゃうような感覚があって。歌詞の意味というよりも、耳で聞いて楽しめるというか体が勝手に動いちゃうような曲ってSparQlew史上初めてじゃないかなと。個人的には、ダンスミュージックっぽいノリですごく好きだなって思います。
堀江 僕もこの曲に関しては、歌詞のもっている意味を伝えるというよりは、ニュアンスの表現がキーになってくるのかなと感じました。ただ、いざレコーディングする時にどうしたらいいんだろうと悩みながら現場に向かったんですけど、言葉のハマりが難しくて、何度も録り直しながらコツをつかむのに時間が掛かりました。でも、僕としては伝え過ぎないように歌うということに神経を注いで歌いましたし、そういう表現はSparQlewの楽曲でも、これまで歌わせていただいたキャラクターソングでもなかなかなかったので、僕自身も未知の体験ができたというか、ステップアップになった曲になったと感じました。
――ジャケット写真やMVも、今までのSparQlewのイメージから大きく変化しましたよね。撮影時の印象に残っているエピソードはありますか?
上村 今回、MVはちょっとオラついている感じというか(笑)。僕はこのアーティスト写真のような恰好をさせていただいたんですけど、ちばしょーが治安の悪い僕がいいってほめてくれて。
保住 治安が悪い(笑)。
上村 「それが一番いいよ!」って言ってくれて本当に嬉しかった。
千葉 俺はこの祐翔さんが一番好きって言いました。
上村 こういう恰好は気分が上がるよね。そういうモードになるというか。今回は衣装を2ポーズ撮影させてもらってて……。
千葉 嬉しかった! ゴージャス感あるよね。
保住 見ごたえが違いますよね。僕はブックレットとアー写とMVで変化をつけようと思って、MVでは焼きそばが乗ったみたいな髪型と男らしさを全面に出したような髪型をしています。衣装は、みんな黒い革靴を履いているんですけど、僕だけ白いスニーカーを履いていて。足より上が全部ゴリゴリな分、遊び心をちょっと入れたいなと思って選ばせてもらいました。
堀江 僕はMV撮影の時、上村くんとメイクの楽屋が一緒だったんですが、上村くんはなんかトゲのついたタンクトップを着ていて。衣装からして一つも妥協しないという気概をめちゃくちゃ感じました。僕に用意していただいた衣装も、普段絶対自分だったら選ばないような靴や服を着させていただきました。
吉永 今回ロケーションがすごくて。「おはようございまーす」って入っていったら、すぐ花束がどっさり乗った車が出迎えてくれまして、「こんなところでやるの?」ってモチベーションがすごく上がって、その日お弁当を4つ食べちゃいました。
千葉 すごい食べてたね(笑)。