脚本を読んだ感想を聞かれると、池松さんは「興奮しました! とてもタイムリーな内容になると思います、何よりカッコイイです!」と、浜辺さんは「4幕に分かれている内容にビックリしました。『仮面ライダー』シリーズを見ていらっしゃる方が、疑問に思っている事、『そういえば、ここはどういうことなのだろう?』と感じてしまう事の理由や成り行きが全部書かれていて、ページをめくるごとに興奮が高まっていきました」と答えた。
『仮面ライダー』という作品への印象については、池松は「僕は1990年生まれなので、平成ライダーの印象が強いですかね。ヒーローものがすごく好きだったので、よく観ていました。『シン・仮面ライダー』では、色々な解釈でヒーロー化し過ぎたものを、もう一度人間的なものに少し戻せたらなと思っています」。
浜辺は、今も7歳下の弟とシリーズを楽しんでいるそうで、「解釈を深めていくことで、新たなカッコよさが見えてくる部分に魅力を感じています。毎年映画も観ていて、戦う様子、戦う理由を見つけてさらに一段階進んでいく姿に勇気をもらっているんです」と熱く語った。
▲自身のライダー愛を熱く語る浜辺さん。
庵野監督は「ライダーの魅力は、アクションと歌と効果音。シリーズで好きな作品はいっぱいあるんですが、思い入れがあるのはやはりリアルタイムで観ていた1作目。怖さとカッコよさが魅力ですね」と答え、その後も平成ライダーまで話題を広げて、自分がいかにライダーに熱中していたかを熱弁。さらに「1日話せって言われても大丈夫ですよ」とMCに伝え、会場を大いに沸かせた。
本作にどんな怪人が登場するのか、という質問に庵野監督は「(プロモーション映像を)観てのとおり、蜘蛛男は出ます。あとは内緒。あ、バッタ(仮面ライダー)も出ますね(笑)」と答え、さらなる怪人登場の可能性を匂わせた。
「僕が観たかったライダーを作るのではなく、僕と同じ世代に『こういうライダーも良いよね』と思ってもらえる、そしていろんな世代に楽しんでもらえる作品にしたいと思っています。頑張ります」という庵野監督の言葉で会見は終了。これから撮影開始だが、ファンの期待はさらに大きく高まったに違いない。
なお本作の仮面ライダー立像を含む『シン・仮面ライダー』関連資料が、10月1日から開催中の『庵野秀明展』で展示中。いち早く作品の魅力に触れられる展示内容も要チェックだ。
>>>会見風景と『シン・仮面ライダー』新規公開ビジュアルをチェック!(写真11点)(C)石森プロ・東映/2023「シン・仮面ライダー」製作委員会