• 【ヤマト2205】畠中祐インタビュー「古代のセリフに胸が熱くなった!」
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2021.10.10

【ヤマト2205】畠中祐インタビュー「古代のセリフに胸が熱くなった!」

畠中祐(撮影=能美潤一郎)/(C)西﨑義展/宇宙戦艦ヤマト2205製作委員会


——今作のストーリーには、どんな印象を持っていますか?

畠中 (シリーズ構成・脚本の)福井晴敏さんが、新しいクルーたちを登場させることで『ヤマト』に新しい風を吹かせたかったとおっしゃっていましたが、これまでのシリーズ以上に人間同士がぶつかり合うドラマが濃く描かれていると思います。

——ご自身が演じるのは、そんな新クルーのひとり・土門竜介ですね。

畠中 彼は複雑な想いを抱えてヤマトに乗艦します。ある目的意識を持って大人たちを試しにきている面もあるのですが、その分、彼自身も揺れている。基本的にはまだまだ若いので、「疑い」や「すがりたい気持ち」がとても強いし、彼の中で決めきれないことがたくさんある。難しいなと思うところも多々ありましたが、その「揺れ」が演じていて楽しくて、やりがいのある役でした。彼がどんな目的でヤマトに乗り込むのか? そこはぜひ、前情報なしに観ていただきたい注目点です。

——主人公・古代進の、今作での活躍はいかがでしたか?

畠中 いやぁ、かっこいいですね! 映画の終盤の古代のセリフに、僕は一番胸が熱くなりました。彼自身、今までの物語の中でものすごく揺れて、悩んで、時には助けたい人を助けられないというもどかしさを抱えて。そういう人だからこそ、土門の気持ちに一番寄り添ってくれるのかもしれないと思いました。でも、土門はまだそれを受け入れきれていなくて……というところのドラマも重要なポイントだと思います。そういう意味も含めて、この『新たなる旅立ち』は古代の男気を感じる映画だなとも思います。ヤマトの艦長となった古代の選択や行動に胸が熱くなり、勇気をもらえる瞬間が何度も出てきます。そういう古代の成長劇をぜひ、観てほしいです。

——では最後に、あらためてファンへのメッセージをお願いします。

畠中 劇場に『「宇宙戦艦ヤマト」という時代 西暦2202年の選択』を観に行ったとき驚いたのですが、観客に本当にいろいろな世代の人がいました。杖をつきながら観にきているおじいさんもいれば、10〜12歳くらいの子どももいて、これはすごいなって感じました。今回の映画で初めて『ヤマト』に出会う若い人たちもいると思いますが、きっと新クルーたちがそういう人たちの目線を担ってくれるので、楽しんでもらえると思います。そして、『ヤマト』をずっと観てくれている往年のファンにも、いつの時代も変わらない熱さが物語の底に流れていると感じていただけるはずです。人として大切な選択をする登場人物たちの姿がしっかりと描かれているので、その熱量をぜひ、劇場に感じにきていただきたいです。
畠中祐【土門竜介役】
はたなか・たすく/8月17日生まれ/神奈川県出身/賢プロダクション所属/『SK∞ エスケーエイト』(喜屋武暦役)、『RE−MAIN』(猪俣ババヤロ豊役)ほか

(C)西﨑義展/宇宙戦艦ヤマト2205製作委員会

アニメージュプラス編集部

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