• 小野大輔が「今だからこそ歌うことに意味がある」と感じた理由
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2021.11.03

小野大輔が「今だからこそ歌うことに意味がある」と感じた理由

ONO DAISUKE LIVE 2021: A SPACE ODYSSEY


――意外といつもどおりやれたという(笑)。

小野 そうかも(笑)。だからこそ、MCではしっかりメッセージを伝えようと。伝えたいこともいっぱいあったので、話す内容は結構ちゃんと決めていました。あとはやっぱり、『cell “D” ~funky alien~』ですね。コーラスを「7」って両手で表現するというのは、途中で僕が思い付いて。歌詞に「僕らはみんな エイリアンなのさ」とあるように、この曲だけはお客さんを巻き込まないとできなかったので、じゃあボディーランゲージしかないなと。ダンサーチームが素晴らしくて、振り付けを考えてくれた時に歌う感じでやってくれて一体感が出せました。

――突如現れたキャラクター・もすくんについて、誕生秘話や今後の活動予定は?

小野 僕が知らない間に爆誕していた、めちゃくちゃ踊れる異星人です(笑)。『A SPACE ODYSSEY』限定じゃないみたいで、今後が楽しみなキャラクターになりました。ご期待ください!

――MCでは大変な状況下で歌う意味を語る一幕もありました。ライブを経て、改めて感じたことを伺えますでしょうか。

小野 「エンターテインメントは何のためにあるんだろう」ということを考えさせられたこの2年……改めて感じたのは、エンターテインメントって前向きじゃないとダメだということ。例えば、明るい曲を聴けば気分が上がるし、一緒に踊ればアクティブにもなれる。みんなと同じように振り付けや合いの手を入れれば、シンパシーを感じるしそこから生まれるグルーヴがある。それって、人間にとってすごくポジティブな力になると思うんです。

今のこの大変な状況で歌うことは、今までで一番意味があるなと感じています。これまでは「お客さんが楽しんでくれるから」「自分たちも楽しいから」とか、すごくシンプルな気持ちでそこに臨んでいました。でも、今回のライブでは、参加してくれた全ての人が上を向けるように、未来へ進むために後押しができるようにという思いを歌に込めました。それに自分自身も歌うことによって、前に進みたい、未来へ飛び立ちたいと思ったんです。だから今までとモチベーションが全く違いましたね。皆さんに「ありがとう」って言っていただけますけど、皆さんにはこちらからも「ありがとう」と言いたいです。

――12月18日、19日には『Original Entertainment Paradise -おれパラ- 2021~TERMINAL~』がオンラインで開催されることが発表されています。開催が決まった時の感想や、サブタイトル「TERMINAL」に込められた思いをお伺いできますか?

小野 まず今年も『おれパラ』をやれるということが本当にありがたいなと思いました。オンラインにするというのは、ホストの4人(小野大輔さん、鈴村健一さん、森久保祥太郎さん、寺島拓篤さん)で決めました。オンラインに決めたことによって、いろいろなアイデアが出たんです。まず「どこでやる?」とか。実は、両国ではない都内のスペースを検討しています。両国を出たからこそ、広がる世界というのを皆さんにお見せできるんじゃないかなと。

それから「TERMINAL」には、「旅に出たい」という純粋な思いが込められています。今きっと日本、いや世界中のみんなが願っていることだと思います。だから、音楽でいろいろな場所へ旅立って、希望に満ちた未来へみんなを導けたらいいなと。今はこの「TERMINAL」というタイトルから、旅に出る前のワクワクを感じてもらえれば嬉しく思います。

――最後に小野さんの今後の音楽活動についてお伺いできますでしょうか。

小野 2021年は『A SPACE ODYSSEY』のBlu−rayが出ることによって、この壮大な宇宙の旅は完結します。そのあとのことは少しずつ動き出しているのですが、自分が役者、声優であることに立ち返った楽曲作り、アーティスト活動を企画しています。他の方々がやっていないような、新しいコンテンツを生み出したいなと。楽しみに待っていてください!

>>>『ONO DAISUKE LIVE 2021: A SPACE ODYSSEY』の写真を全て見る(写真14点)

アニメージュプラス編集部

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