――初回生産限定盤には、【“東京” - リーガルリリー「the World Tour」追加公演 &「海の日」3rd Anniversary-2021.7.5(mon) 恵比寿 LIQUIDROOM】のライブ映像が付いていますが、収録された8曲の見どころなど教えてください。
たかはし いつもライブでは波を大事にしています。波を意識しながら上手くつないで、この曲数でもライブを見せられたらいいなと思いながら、セットリストを組むように選びました。
ゆきやま この日のライブでは、VJの演出や、普段やらない曲、この尺じゃないとできない曲など、特別感のあるものを入れてパッケージングしようねって話していました。一番レア度が高いのは『魔女』なんで、それを入れようとか、演奏が格好良かったやつとか、VJのやつとか、そういう特別感のあるものが収録されています。
たかはし 『魔女』は17歳くらいのときに作った曲なので、思春期の頃の日記を読み返すみたいな感じの、すごく恥ずかしいところがあるんです。毎回ライブでやると、変な気持ちになってきてしまうので(笑)。
ゆきやま 私でさえ、その気持ちになるから(笑)。
たかはし そんな気持ちになるので、ライブでやったのも久しぶりでした。
海 『魔女』は、年に1回くらいしかやらないんですよ。すごく聴いてくれている人もいるので、そのイメージを壊さないかなっていう思いもあって、やるのが少し怖いっていうか。
たかはし その怖さもありますね。なので、すごく特別な曲ではあります。とても大切な曲です。
海 収録されるライブ映像についてですが、『the tokyo tower』や『東京』は、音楽だけでは表現しきれなかった部分が、VJの映像が加わることで、より理解度が深まってくれるのかなって思いました。例えば『the tokyo tower』は激しい曲ですが、VJでは青空を流したりしたんです。そういうのって、こちらから提示しないとあまり受け取ることができないかなと思うので、映像として残るのはすごくいいなって思います。
――期間生産限定盤には「86―エイティシックス―」Collaboration Movie のDVDが収録されますね。
海 動いた映像が自分たちの曲につくと、「アニメの曲やってるんだ」っていう感覚が大きくて、不思議な気持ちというか、その世界に入ってしまったような感じがしました。激しい演奏のところで戦闘シーンが入るなど、アニメと音がバッチリ合っていて、その解釈に嬉しくなるような映像になっています。
――ライブの予定がありましたら教えてください。
ゆきやま 12月10日は、ほのかのお誕生日なんですけれど、私たちの大好きな音楽家たちを呼んで、地元・立川ステージガーデンでスリーマンライブを行います。リーガルリリーが好きだったら、好きになるかもしれないっていう人たちを呼んでるので、ぜひ来てください。
――最後にファンの方にメッセージをお願いします。
たかはし 家でたくさんアニメを観れる時代でもあるので、みなさんが素敵なアニメライフを送れますように。
ゆきやま 『アルケミラ』が『86―エイティシックス―』のEDになったことによって、リーガルリリーの立ち位置みたいなものが垣間見えたような気がして、他に私たちみたいなバンドっていないんだなって実感したんですよね。だから『アルケミラ』以外の曲も、他だと出会えないなって思える曲がいっぱいあるので聴いてほしいと思います。
海 『アルケミラ』ってリーガルリリーの要素がたくさん詰め込めた曲で、激しい部分も、ちょっとへんてこな部分とか、あとは優しいけど壮大なところとか、そういうものがちゃんと詰め込めているので、この曲を好きになってくれてる人は、他の曲も絶対好きになってくれるんだろうなとか思います。ライブで「聴きたい」と思ってもらえるように、これからも頑張るので、よろしくお願いします。