• 『永遠の831』斉藤壮馬が語る作品への想い/インタビュー動画も公開!
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2022.01.07

『永遠の831』斉藤壮馬が語る作品への想い/インタビュー動画も公開!

(C)神山健治・CRAFTAR・WOWOW/「永遠の831」WOWOW

WOWOW開局30周年記念として、2022年1月30日(日)に放送・配信予定の神山健治監督・脚本による新作長編アニメ『永遠の831(はちさんいち)』より、斉藤壮馬(浅野スズシロウ役)のインタビューが公開された。

本作は『攻殻機動隊 S.A.C.』シリーズ、『東のエデン』シリーズなど数々の名作を送り出し、また新たな取り組みで全世界から注目を集めているアニメーション監督、脚本家の神山健治が監督・脚本を務める新作長編アニメ。2022年1月30日(日)よる8時よりWOWOWプライムで放送、WOWOWオンデマンドで配信開始となる。

そんな本作の放送・配信を前に、今回は斉藤壮馬さんのオフィシャルインタビューをお届け!
本作で主人公の浅野スズシロウ役を務めた斉藤壮馬さん。浅野スズシロウという主人公像や、神山健治監督とのアフレコ時の様子などを語った。

「この作品を観ると人それぞれにいろいろな考えが引き出されるのではないか」と語る、この作品への想いとは!?


Q,話があったときにどんな印象を受けましたか?
オーディションを受け、ご縁があってスズシロウ役を演じさせていただいたのですが、最初の段階ではそこまで全体の概略をいただいていなくて、スズシロウたちの話の断片から物語の全容を想像していくことしかできなかったんです。
スズシロウの目線で物語が紡がれていくんだろうと思いつつ、どういうバックボーンがあってこのセリフを言っているのかというのを、決めつけすぎず想像していくのが楽しかったです。
僕自身、神山監督の作品が好きで拝見していたので、きっと一筋縄ではいかないと思っていました。実際に役が決まって台本を拝見したときに、率直に「やっぱりな」というか。
多くの方にニュートラルに受け入れられる要素もあるんですけど、いい意味でとがった作品で、メッセージ性ですとかキャラクター造形が随所に感じられて、いつしか一冊の本を読んでいるような感覚になりました。

Q,スズシロウを演じるうえで考えたことやこだわったことはありますか?
台本上のスズシロウは、モノローグやナレーションといった語り部の役割も多いので、語り口としては変に作りこみすぎず、フラットに臨んだ方が良いと思いました。一番最初のリハーサルでは、突飛なアプローチをしすぎず、フラットな目線だからこそ理解できないことや翻弄されてしまう状況をより効果的に描けるんじゃないかなと思い、格好良い感じでやろうとか、斜に構えた感じでやろうとか、そういう味付けを濃くしないことを大事にしました。

Q.実際アフレコをしてみて、自分が思い描くスズシロウと違いはありましたか?
とりあえず一旦やってみるのが大事だと思うので、最初は監督にあまり質問はせずにアプローチをしてみたんですけど、序盤の方のスズシロウは、万人の共感を得るタイプの人間ではないであろうという個人的な感覚があって、監督にも「共感型の主人公像ではないアプローチでも良いのか?」という内容をお伺いしたときに、「一度そちらでやってみたのを聞かせていただきたいです」と言ってくださったので、そのような形でアフレコを進めていきました。
嬉しかったのは、最初からこうしてくださいと指示をいただくのではなくて、まずこちらの感覚を聞いていただいてから、大きく違えば軌道修正をする。けれど、基本的には自分の考えていたプランが作品にどう適応していくかということを見てくださったので、チームで一緒になって作っている感じがあり、楽しくて刺激的でした。

Q.共演者の方々とのコミュニケーションはいかがでしたか?
僕は収録を2日間おこないまして、初日は日笠陽子さんと大塚明夫さんと収録をさせていただきました。僕たちが一番最初の収録ロールで、他の声が入っていない状態だったんですけど、大先輩である明夫さんが、その場にいらっしゃらない方のセリフを代読してくださいまして。そういういろんな先輩方に支えられてスズシロウを演じさせていただきました。
2日目はM・A・Oさんと興津さんとご一緒させていただいたのですが、お二人とも穏やかな方たちなので、本編のシリアスな雰囲気とは真逆で休憩中はとてものほほんとした感じでした。

>>>斎藤さん写真ほかを見る(写真4点)

スタイリスト:本田雄己
ヘアメイク:三田彩聖
カメラマン:中川容邦

(C)神山健治・CRAFTAR・WOWOW/「永遠の831」WOWOW

スタイリスト:本田雄己/ヘアメイク:三田彩聖/カメラマン:中川容邦

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