• 羽多野渉がニューシングル『ナニイロ』に込めた音楽活動10周年の思い
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2022.02.23

羽多野渉がニューシングル『ナニイロ』に込めた音楽活動10周年の思い

12thシングル『ナニイロ』をリリースした羽多野渉さん

音楽活動10周年を迎えた羽多野渉さんの12枚目となるシングルは、TVアニメ『オリエント』とのタイアップ! 1stシングル『はじまりの日に』や『Re Intro』を手掛けた山下洋介さんと再びタッグを組み、作品の世界観を色鮮やかに切り取った『ナニイロ』に込められた思いを羽多野さんに語っていただきました。

【Voice Feature:35 羽多野渉】

──『ナニイロ』はTVアニメ『オリエント』のエンディングテーマとなっています。

羽多野 タイアップソングということで、作品に寄り添って音楽制作をさせていただきました。キャラクターたちが最強の武士団を目指して旅をしていく前向きな気持ちや仲間たちとの絆がイメージできる、とても爽やかで疾走感のある楽曲になっています。

──作詞・作曲は羽多野さんの音楽活動に関わりが深い、山下洋介さんが担当されています。

羽多野 僕の1stシングル『はじまりの日に』を一緒に制作した山下さんに担当していただけるということで、強いご縁を感じています。音楽活動10年目の節目となるこのシングルでも共演できたのは本当に嬉しく思います。

──楽曲を聴いた時の感想をお聞かせください。

羽多野 『オリエント』の登場人物たちの背中を後押しするようなメッセージを感じられるだけでなく、この楽曲を聴いている人たち、そして歌っている僕の背中も押してくれるような温かさを感じる楽曲になっています。非常に山下さんらしい楽曲だなと感じて、とても気に入っています。

──歌詞も山下さんが書かれていますが、武蔵と小次郎の友情をイメージさせるような内容が印象的です。

羽多野 普通に聴いても楽しい素敵な楽曲なのですが、何回も歌詞を追いかけながら聴いていただくことで、さらに味がたくさん出てくるんです。サビの途中にある「はみだしもののエゴだって構わない」という歌詞は、『オリエント』に登場するキャラクターたちの言動や生き様を感じさせてくれますし、作品とリンクしているフレーズも散りばめられているんです。

──では、レコーディングはどんな風に進められたのでしょうか。

羽多野 山下さんの作られる楽曲って、シンプルでどこかちょっと懐かくて温かい楽曲なのが特徴かなと思うのですが、シンプルだからこそ正解になかなか辿り着かないみたいな難しさがあったりするんです。
そんなこともあって、今回も本当に悩みながらのレコーディングとなりました。さまざまな正解があるからこそ、聴いてくれた人それぞれが自分の思い描く色をこの曲に重ねていくことができると考えていますので、ぜひ皆さんも好きな色をイメージしながらこの曲を楽しんでもらえたらと思います。

──『ナニイロ』は『オリエント』出陣式のイベントステージで初お披露目されましたね。現場の印象はいかがでしたか。

羽多野 イベントで第1話と第2話が先行上映されたんですが、アニメのエンディングが流れるタイミングに合わせてシームレスに曲がスタートするという演出で歌わせていただきました。
演出のおかげもあって、自分自身が作品の中に入り込んだような感覚があって、登場人物たちから背中を押してもらい勇気をもって歌うことができました。純粋に歌っていてとても気持ちよかったです。

──『オリエント』には、羽多野さんも小雨田英雄役で出演されていますね。

羽多野 楽曲の爽やかさとはちょっとかけ離れたところにいるキャラクターなので、強烈な個性を見せる小雨田がこの曲を歌っているとは思わないでほしいですが(笑)。
小雨田は、メインキャラクターの一人であるつぐみが所属している小雨田武士団の頭領です。非常に責任感が強い男なのですが、その責任感があまりにもいきすぎて守るべき部下や領民をコントロールしようとしてしまうんです。フィクションの世界の登場人物でありながらリアルな生々しさをもったキャラクターで、僕もノリノリで演じさせてもらっています。

──実際のエンディング映像をご覧になった感想は?

羽多野 3人のメインキャラクターたちが、歌に合わせてモノクロからカラフルに色づいていく展開がとても素晴らしかったです。作品と同じように、『ナニイロ』も大事にしてくださっているんだなということを感じられてありがたいですね。ぜひアニメともども楽しんで見ていただければと思います。

アニメージュプラス編集部

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