『着せ恋』で人気爆発！スピラ・スピカ2ndアルバムに溢れる「好き」【前編】

約2年ぶりのアルバム『ナガレボシトレイン』をリリースしたスピラ・スピカ。収録曲の「燦々デイズ」は、TVアニメ『その着せ替え人形は恋をする』のオープニングテーマとして好評で、第8話の海のシーンともマッチして話題に。YouTubeには海外のアニメファンからも多くのコメントが寄せられ、スピスピの新たな代表曲となった。インタビュー前半は、「燦々デイズ」の反響や『着せ恋』に対する3人の思いを中心に、アルバムタイトル『ナガレボシトレイン』の由来や、新曲を提供したJazzin'parkとのエピソードを語ってもらった。

■インターネットサイン会に海外のファンも

ーー「燦々デイズ」は、めちゃめちゃ明るく楽しい楽曲ですね。

幹葉：ありがとうございます！！！

ーー『着せ恋』も大好きな作品です。

寺西：それは場所を変えて語り合いたいです（笑）。

幹葉：私たちもオープニングテーマを担当する前から原作のファンで、もともとは寺くんから教えてもらって、みんな好きになったんです。

ーーじゃあオープニングテーマに決まった時は、相当嬉しかったですね。

寺西：いつ実感が湧くのだろうかっていうくらい、今も若干フワフワしてます。

幹葉：早くせんと終わってまうで（笑）！

ーーそこまで思い入れがあるからこそ、作品にハマった楽曲ができたということでしょう。

寺西：そう言ってもらえて嬉しいです。タイアップ曲を作る時は、原作を読んでどのシーンが良かったかを考えて作るんですけど、『着せ恋』に関しては、どのシーンを切り取っていいのか、「ここも良いしあそこも良いし」ってコンセプト決めがすごく大変でした。

ーー8話で五条くんと海夢ちゃんが海に行くシーンがあって、あのシーンがまさしく「燦々デイズ」じゃないかと思ったんですけど？

幹葉：歌詞に関しては、結構当たってます（笑）。海夢ちゃんの名前にも「海」の字が入っていますし、その海のシーンは、原作を読んだ時から好きだったので。寺くんからこの曲をもらった時、「青春のキラキラ感を大事にしたい」ということだったので、水面が光に反射してキラキラする感じともリンクさせた歌詞はどうだろうと思って書きました。

ーーそのキラキラ感は、好きなものに熱中している時の汗や表情とも重なりますね。

寺西：そうですね。1話で海夢ちゃんが「服、作れるの！　作ってよ！」って、五条くんに言った時のあの目の輝き。五条くんがひな人形を作っていることを話して、海夢ちゃんに「すごいじゃん！」って、バカにされるどころか認めてもらえた時の表情。趣味の話ができる相手を見つけた時の、表情と目の輝きをコンセプトにして曲を作りました。

ますだ：僕も作品への理解をより深めるために原作を読みかえしていたら、どんどんハマりしました。キャラクターのかわいらしさやキラキラした表情が印象的で、それをベースのフレーズとしてどうやって落とし込むか考えながら、一個一個のフレーズを作っていきました。

ーーYouTubeにはMVがあがっていて、コメント欄が海外のファンからのコメントで溢れていました。海外からの反応はどんな風に受け止めていますか？

幹葉：以前からもアニメの楽曲を担当した時に、海外の方から反応をいただくことはあったんですけど、今回は特別多い気がします。しかも、ただYouTubeでMVを見てくれるだけでなく、インターネットサイン会でCDを購入してくださった海外の方がたくさんいて、「めっちゃ嬉しい〜！」ってなりました。

ーー『着せ恋』や「燦々デイズ」をきっかけに、新たにスピスピのファンになった人も多そうですね。

幹葉：そうですね、すごくたくさんいらっしゃると思います！。

寺西：学生時代の同級生で、最近はあまり連絡をとれていなかった友達からも「『着せ恋』見たよ。オープニングすごいじゃん、おめでとう」ってメッセージがよく来ます。それくらい広く観られているということだと思います。ここを入り口にして、もっと僕らの曲を聴いてもらえたら嬉しいですね。