• カラオケ店でミシンを貸し出し? その理由を聞いてみた!
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2022.04.28

カラオケ店でミシンを貸し出し? その理由を聞いてみた!

JOYSOUND池袋西口公園前店 貸し出しミシンセット

コロナ禍での生き残りを賭け、様々なサービスに工夫を凝らしているカラオケ業界。その中にあって、カラオケルームでミシンの貸し出しを行っている店舗があるという。なぜカラオケ店でミシン貸し出しが行われているのか? JOYSOUNDを運営しているエクシングにその事情を聞いてみた。

ミシン。誤解のないように言っておくと、英語で言うところのソーイングマシン、針と糸で布を縫う機械の、普通のミシンである。そのミシンをカラオケルームで貸し出しているのは、JOYSOUND池袋西口公園前店。

普通に考えればカラオケとミシンに接点はない。だが接点を別にして考えると、カラオケルームの個室はミシン掛けに向いている面もある。
まず、1~2人用でもある程度の広さがある。何を縫うかにもよるが、ミシン掛けをするような縫い物は布地が大きい場合があるため、部屋は広いに越したことはない。
次いで、ミシンの音が周囲に掛ける迷惑を気にしなくていい。なにせ防音のカラオケルームである。
カラオケルーム内は多少薄暗いイメージはあるが、今は基本的には光量調節ができるので「暗すぎて作業できない」ということはない。
おまけに飲食物を頼むのも簡単である。BGMはかけ放題だ。

それにしてもなぜミシンなのか? JOYSOUNDを運営しているエクシングにその事情を聞いてみたところ、実はJOYSOUNDの親会社はミシンのメーカーであるブラザー工業だというのだ。
1986年、ブラザー工業はパソコンソフトの自動販売機「ソフトベンダーTAKERU」を展開した。この時のネットワーク構築が通信カラオケの元になったという。
今回のミシン貸し出しも、ブラザー工業の販売子会社であるブラザー販売に協力を得ている。
池袋を選んだのはコスプレイヤー需要を見込んでのことだが、それ以外の利用者も少なくないとのことだ。

今は安い商品も存在するとはいえ、名の通ったメーカー品ならやはり1~2万円から、高級機になればそれ以上するミシン。置き場も取るし、ミシン掛けする際には片付いた広い机が必要になる。
それを作業室込みで手軽に借りられるというのは、コスプレイヤーならずともありがたいところでなないだろうか。

なおJOYSOUND池袋西口公園前店のミシン貸し出しは、台数に限りがあるため、確実に使いたいなら事前に予約しておくことをお勧めする。アイロン、アイロンマット、布切りバサミ、糸切りバサミ、チャコペンを同時に借りることも可能だ。

コスプレ衣装、ちょっとした小物、フィギュア撮影用の布、大きめのドール服、子供の学校用雑巾、名前付け。気軽に予約して、ガンガン縫おう!

>>>JOYSOUNDミシン貸し出し関連画像を全部見る(画像5点)

アニメージュプラス編集部

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