• 【ネタバレ有り】『ウルトラマンデッカー』で奇跡の復活! カルミラ役・上坂すみれインタビュー
  • 【ネタバレ有り】『ウルトラマンデッカー』で奇跡の復活! カルミラ役・上坂すみれインタビュー
2022.09.03

【ネタバレ有り】『ウルトラマンデッカー』で奇跡の復活! カルミラ役・上坂すみれインタビュー

(C)円谷プロ (C)ウルトラマンデッカー製作委員会・テレビ東京

前作『ウルトラマントリガー NEW GENERATION TIGA』からマナカ ケンゴ/ウルトラマントリガーらが客演した『ウルトラマンデッカー』第7・8話。第7話では『トリガー』最終話で散ったカルミラが、スフィアメガロゾーアの一部として復活。続く第8話では、カルミラがトリガーとデッカーの協力によってスフィアメガロゾーアから分離され、二人と共闘するという驚きの展開が描かれた。

そんなカルミラ役の上坂すみれさんにインタビューを敢行! 今回の復活劇や『トリガー』の裏話、カルミラへの想いを語っていただいた。
※本記事は『ウルトラマンデッカー』第8話のネタバレを含む箇所がございます。ご注意ください。

>>>上坂さんやカルミラの出演シーンなどを見る(写真11点)

◆ “光” へ歩み寄った『デッカー』のカルミラ◆

——まさしく奇跡の復活を果たしたカルミラですが、台本を読んだ印象はいかがでしたか?

上坂 まさか2話も登場できるとは思わなかったですし、ただのゲスト出演ではなく、カルミラの成長を感じられたのが嬉しかったです。華麗なところはいつものカルミラさんなんですが、『トリガー』を経て光に対する理解が深まり、ユザレとの関係にも折り合いをつけていて。憑き物が取れたといいますか、いち女性として強くなった印象を受けました。トリガーたちとの共闘はとても熱かったですし、自分たちの居場所を探しに地球を旅立つ姿にもグッときて、カルミラへの愛にあふれた台本だと思いました。


(C)円谷プロ (C)ウルトラマンデッカー製作委員会・テレビ東京

——第8話の地球を出る場面で、カルミラがダーゴン、ヒュドラムの闇を手にしていたことにも驚きました。

上坂 「こいつらと一緒に、アタシたちの場所を探さないとね」と言っていましたね。『トリガー』終盤のカルミラは荒れていたのでうっかり二人を吸収してしまいましたが(笑)、数少ない闇の巨人仲間として、彼女なりに大事に思っているのかなと感じました。ダーゴンとヒュドラムにも復活してほしいです。

——また三人が揃う姿は見てみたいです。ヒュドラムはずっと悪人でしたから、ひと悶着ありそうですが(笑)。

上坂 確かに、ヒュドラムは最後まで反省していなかったですね(笑)。復活したらちゃんと教育しないと(笑)。

——ちなみに、『デッカー』出演のお話はいつ頃聞いたのでしょうか?

上坂 最終話の収録直後に、坂本(浩一)監督から最初に伺いました。どういう形で登場するかは、そのときはまだわからなかったのですが。

——えっ、そんなにすぐだったんですか!?

上坂 はい。「えっ、さっき散っていませんでしたか?」と思いました(笑)。坂本監督は本当にカルミラへの愛がすごくて、ニコニコと「『デッカー』の僕が担当する回に出ますから」とお話されていた覚えがあります。ありがたくもありつつ、とても驚きました。


(C)円谷プロ (C)ウルトラマンデッカー製作委員会・テレビ東京

◆衝撃的だった三巨人のキャラクターソング◆

——『トリガー』参加以前のウルトラマンシリーズの思い出についてお聞かせください。

上坂 『ウルトラマンティガ』の直撃世代で、トランス調の主題歌がカッコいいなと思っていた覚えがあります。大人になってから昭和の文化を調べるようになり、昭和カルチャーの一つとしてより深く知っていきました。人間のために戦って死んでしまった怪獣にみんなで黙祷を捧げて、悲しい歌が流れるシーン(『ウルトラマン』第37話「小さな英雄」)など、戦後の香りがする世界観が印象的でした。

——特に印象に残っている作品やエピソードは?

上坂 『ウルトラQ』は全話観た記憶があります。社会派なエピソードが多くて、とても好きです。その中でも空を走る列車の話(第28話「あけてくれ!」)が印象に残っていますね、「社畜の話で終わりなんだ」と。

——(笑)

上坂 最初の放送ではお蔵入りになって、最終話として放送されなかったとも聞いたんですが、あの話は人間の恐ろしさが感じられて印象深いです。


(C)円谷プロ

——ウルトラマンシリーズ以外でご覧になった特撮作品はありますか?

上坂 『星雲仮面マシンマン』は全話観ました。主人公が大学の卒論を書くために地球に来たという不思議な設定が好きです。大野雄二さんが作・編曲した主題歌がとてもカッコよくて。

——わかります。特にイントロがすごくカッコいいと思います。

上坂 ジャズみたいな曲調が良いですよね。あと最後にお便りコーナーがあるのも、シュールで面白かったです。

——『トリガー』が特撮初出演だったかと思いますが、お話を聞いたときの感想はいかがでしたか?

上坂 カルミラは指名でお話をいただきました。特撮作品など朝の子ども向けの実写番組に出演することに憧れていたので、とても嬉しかったです。最初にカルミラだけでなく、ダーゴンとヒュドラム、オマージュ元である(『ウルトラマンティガ THE FINAL ODYSSEY』の)カミーラの資料などもいただきました。おかげで演じる前からイメージがつきやすく、闇の三巨人のやり取りが楽しみだなと思いました。

——三巨人のシーンは敵役ながら、観ていて楽しかった印象があります。キャラクターソング『The End of LIGHT』が制作されたことも驚きで。

上坂 私もまさかキャラソンを歌うとは思っていなかったです(笑)。みんなで掛け合ったりハモったりしてチームワークが感じられて、「すごい仲良しじゃん」と(笑)。歌自体はとてもカッコよくて歌詞もダークな雰囲気ですが、親近感を抱きました。ダーゴンとヒュドラムが本当にノリノリで、打ち上げでタンバリンを叩きながら歌う姿が目に浮かびましたね(笑)。


(C)円谷プロ (C)ウルトラマントリガー製作委員会・テレビ東京

アニメージュプラス編集部

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