• 原画や記録写真を展示!「フジオプロ旧社屋をこわすのだ!!展」開催
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2022.09.14

原画や記録写真を展示!「フジオプロ旧社屋をこわすのだ!!展」開催

(C)Fujio Akatsuka

漫画家・赤塚不二夫が設立したプロダクション「フジオプロ」の旧社屋にて、2022年9月29日(木)より、「フジオプロ旧社屋をこわすのだ!!展『ねぇ、何しに来たの?』」が開催される。

赤塚不二夫(1935~2008年)は日本の漫画家。代表作に『おそ松くん』『ひみつのアッコちゃん』『もーれつア太郎』『天才バカボン』などがあり、ナンセンスギャグ漫画の第一人者とされている。近年では『おそ松くん』を原作としたアニメ『おそ松さん』がヒット作となった。ちなみに本日9月14日が誕生日である。

1970年、東京・中落合にあった古い木造家屋に引っ越してきた「フジオプロ」は、1978年に鉄骨造地上3階建ての仕事場兼赤塚不二夫の自宅に建て替えられ、改装を繰り返しながら40年以上が経っていた。数年前より謎の雨漏りに悩まされ、手に負えないほどの老朽化が進んだため、ついに中落合の社屋を取り壊すことを決心したという。

フジオ・プロダクション社長の赤塚りえ子は、以下のようにコメントしている。

「仕事に限らず遊びでも、赤塚を中心にいろんな方と楽しいことをして、たくさんの作品が生まれた場所『フジオプロ』。このままただ壊してしまうのはもったいないと感じ、建物『フジオプロ』とさよならする前に、様々な分野から多くの方に参加していただき、何か一緒に楽しいことをすることこそフジオプロ的なのではないか……? と考えました。そこで、『バカは真面目に』をモットーに、フジオプロ旧社屋で展覧会やイベントを開催することを思いつきました。そして、この展覧会・イベントを通して、赤塚不二夫の自由なスピリットをみなさまに感じていただけたらうれしいです」

赤塚不二夫をオマージュしたアート作品、壁画、フジオプロの年表階段、赤塚不二夫が暮らした部屋にて1960年代から2002年までの写真を約1000枚、秘蔵プライベートフィルム上映、赤塚不二夫の原稿原画、なつかしのグッズ、アシスタントとの思い出、ライブやトークショーなどなど。「いま」と「破壊」をたのしむありえない展覧会となるという。
原画としては代表作『天才バカボン』『ギャグゲリラ』に加え、この建物で生まれた作品『花の菊千代』が展示される予定とのことだ。

物販も予定されているが、現金のみの取り扱いになるという。ご注意を。

赤塚不二夫の思い出に浸りたいファンの方、フジオプロ社屋の最後の姿を目に焼き付けておきたい方は、新宿区中落合へ! 期間は2022年9月29日(木)~10月30日(日)の木、金、土、日(祝日含む)となっている。

>>>「フジオプロ旧社屋をこわすのだ!!展『ねぇ、何しに来たの?』」関連画像を見る(画像3点)

(C)Fujio Akatsuka

アニメージュプラス編集部

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