• 『火狩りの王』いよいよ明日! 家入レオが楽曲について語る
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2023.01.13

『火狩りの王』いよいよ明日! 家入レオが楽曲について語る

(C)日向理恵子・ほるぷ出版/WOWOW

日向理恵子による長編ファンタジー小説を、監督・西村純二と構成/脚本・押井守がタッグを組んでアニメ化する、WOWOWオリジナルアニメ『火狩りの王』。この度、OPテーマ「嘘つき」を担当する家入レオのインタビューが公開となった。

『火狩りの王』は、日向理恵子による長編ファンタジー小説。 ”火” を失った人類最終戦争後の世界で、多くの困難に直面しながらも懸命に生きていく者たちの姿が描かれる。
主人公は11歳の少女・灯子と15歳の少年・煌四。どこにでもいるような子供たちが、絶望的な世界に翻弄されながら強く生きていく姿が印象的で、独創性溢れるファンタジーでありながら、その深いテーマ性に多くの読者が心打たれた作品だ。

WOWOWでは本作をアニメ化し、監督は『SAMURAI DEEPER KYO』や『今日からマ王!』などを手掛ける西村純二、構成/脚本は『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』や『スカイ・クロラ The Sky Crawlers』などを手掛ける押井守が務める。

いよいよ明日、1月14日(土)午後10時30分からWOWOWプライムで放送、WOWOWオンデマンドで配信開始となる本作。今回はOPテーマを担当する家入レオのインタビューをお届けする。

<家入レオ インタビュー>


――『火狩りの王』という作品への第一印象をお聞かせください。

嘘のない作品だな、と思いました。そこからOPテーマのタイトルを「嘘つき」としよう、と考えました。
この数年、新型コロナウイルスが世界に蔓延してしまって、いろんな人が人生のターニングポイントを迎えたと思うんですよね。忙しさのあまり先延ばしにしていたことにしっかり向き合う時間が取れる期間でもあったのかなと。
でも、何かを突き詰めていくことって、あんまり楽しい作業ではないですよね。だからこそエンタメをはじめ、全体的にちょっとライトなものとかポップでポジティブなものが求められがちだったと思うんです。
その中で『火狩りの王』は、生きていく美しさももちろん描かれているけど、残酷さにもスポットを当てている。しかも、舞台が最終戦争後という、今よりも未来のお話で。そこで生きて行く子どもたちの視点から苛酷な世界を描くのですが、この子たちに罪はないわけじゃないですか。生まれ落ちた先が、たまたま最終戦争後の世界だけど、その世界を作ったのは、大人をはじめとする自分たちより前の世代の人たちなんですよね。でも、その人たちを責めることもできないし、会うこともできない。そういう憤りを身近な大人にぶつける時、子どもたちはなんて表現するだろうなって思った時、「嘘つき」って言うだろうな、と私は思ったんですよね。
真っ直ぐな言葉だからこそ、一番、大人の心を射抜くというか、はっとさせられる気がして、このタイトルにしました。

>>>家入レオ写真や作品KVを見る(写真4点)

(C)日向理恵子・ほるぷ出版/WOWOW

アニメージュプラス編集部

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