• 舞台『キングダム』熱気あふれる稽古風景、昭王役/壤晴彦の出演が解禁
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2023.01.23

舞台『キングダム』熱気あふれる稽古風景、昭王役/壤晴彦の出演が解禁

舞台『キングダム』舞台稽古の風景。左から牧島輝(エイ政・漂)、高野洸(信)、小関裕太(エイ政・漂)、三浦宏規(信)

2023年2月5日より帝国劇場で開演される舞台『キングダム』に昭王役として壤晴彦が出演することが決定。併せて、現在初日に向けて舞台稽古に取り組む信役・三浦宏規と高野洸、エイ政/漂役・小関裕太と牧島輝の写真が公開された。

2006年に「週刊ヤングジャンプ」(集英社)で連載スタート、既刊65巻の累計発行部数は9000万部を突破(2022年6月現在)した大人気コミック『キングダム』。
時は紀元前、春秋戦国時代。未だ一度も統一されたことのない苛烈な戦乱の中にある中国を舞台に戦災孤児の少年・信とその玉座を追われ、のちの始皇帝となる若き王・エイ政。2人の少年が時代の荒波にもまれながらも、友との約束のために、そして己の夢のために史上初の中華統一を目指していく。

TVアニメシリーズ、実写映画と様々なメディアミックスを展開する『キングダム』が、今年の舞台『千と千尋の神隠し』世界初演が大きな話題を呼んだ帝国劇場で2023年2月5日に初披露される。天下の大将軍を目指す戦災孤児の少年・信役を三浦宏規と高野洸、そして中華統一を目指す若き秦国王「エイ政」と、信の親友でともに天下の大将軍を目指す「漂」の二役を小関裕太と牧島輝が務める。

演出は、帝劇で『ローマの休日』『風と共に去りぬ』『ダンス オブ ヴァンパイア』など数多くのスケールの大きな作品を手掛ける山田和也、そして脚本はイギリスでの演劇活動から体得した朗読手法と、日本古来の話芸である落語や常磐津、声優文化、オペラやミュージカルの手法を混ぜ合わせた「藤沢朗読劇」と呼ばれる独特の朗読スタイルで唯一無二の存在感を放つ藤沢文翁が担当。音楽はTVアニメ版『キングダム』(第3・第4シーズン)のKOHTA YAMAMOTOが手掛け、生演奏で俳優の迫力ある演技と音楽が一体となるライブ・エンタテイメントを目指す。

そして今回新たに発表されたキャスト・壤晴彦は政にとっての曽祖父にあたる昭王役、そして王弟・成キョウと共に政に対して謀反を起こす竭氏役を演じることが明らかになった。

壤は1990年イギリス・エディンバラ国際演劇祭批評家賞を受賞した、蜷川幸雄演出・三島由紀夫作の「近代能楽集・卒塔婆小町」や、92年ロンドン・バービカンセンターで上演した「テンペスト」に主演した国際的に評価される俳優。帝国劇場でも1987年「風と共に去りぬ」「NINAGAWA マクベス」、1991年に蜷川幸雄演出「仮名手本忠臣蔵」、2008年に宮本亜門演出のミュージカル「ルドルフ -ザ・ラスト・キス-」などに出演するなど、浅からぬ縁を持っている。

昭王は約55年間戦争に明け暮れ、中華に夢を追い求めた秦の戦神として名高い人物。王騎が「中華の唯一の王」となる夢を口にした政の姿に、その姿を重ねて見る存在だ。舞台『キングダム』では、死期の迫る昭王(壤)が、昭王に忠を尽くす王騎(山口祐一郎)に対して中華への熱き夢を語る名場面が用意されているという。

舞台稽古は12月からスタート。信役の三浦宏規は「読み合わせの時、壤さんの第一声を聞いた瞬間に稽古場の誰もがその重厚感のあるお声に、心と耳が震えたと思います」、同じく信役の高野洸も「信役に追いついていくのがやっとな中、壤さん・山口さんのお芝居と存在感を目にする度に気が引き締まります」と、稽古により一層の気合が入っていることをアピール。

約35年ぶりになるという壤と山口の共演、それを見つめる若き才能が舞台でどんな感動を巻き起こすのか、今から開幕が待ち遠しい。

>>>荒々しくも美しい!舞台『キングダム』稽古風景を見る(写真14点)

アニメージュプラス編集部

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