• 『金の国 水の国』マッドハウス出身トップクリエイターが本作の魅力を語る!
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2023.01.27

『金の国 水の国』マッドハウス出身トップクリエイターが本作の魅力を語る!

(C)「金の国 水の国」製作委員会

2023年1月27日(金)に公開となったアニメーション映画『金の国 水の国』について、マッドハウス出身トップクリエイターが語る公開記念スペシャルトークが公開となった。

マンガ好きから絶大なる信頼が寄せられ、各界からも熱視線を集める「このマンガがすごい!」で、2017年(『金の国 水の国』)、2018年(『マロニエ王国の七人の騎士』)と連続して、異なる作品で1位(オンナ編)を獲得した唯一の作家・岩本ナオ。
物語の舞台は、100年断絶している2つの国。<金の国>の誰からも相手にされないおっとり王女サーラと、<水の国>の貧しい家族思いの建築士ナランバヤルは、敵国同士の身でありながら、国の思惑に巻き込まれ “偽りの夫婦” を演じることに。お互いの想いを胸に秘めながら、真実を言い出せない不器用な2人の<やさしい嘘>は、国の未来を変えるのかー。

一足早く映画を鑑賞した観客からは、SNSを中心に、W主演を務めるナランバヤル役の賀来賢人、サーラ役の浜辺美波の熱演とハマりっぷりに絶賛の声が続々! さらに「あまりに見事で言葉にならない。涙は止まらないのに心はぽっかぽか」「垣間見えてくる最高純度のやさしさに。時に心の底で眠っているそのやさしさに。ふと涙が出てきました」など感動の声が連日上がっており、早くも2023年 〝初泣き” 映画として期待値が高まっている。

この度、1月27日(金)よりついに全国公開を迎えたことを記念して、国内のみならず海外からも高く評価されている老舗アニメーション制作会社マッドハウス出身にして、アニメ業界の第一線で活躍するトップクリエイター陣のスペシャルトークが実現!
集まったのは、現在もマッドハウスに在籍し『金の国 水の国』で監督を務めた渡邉こと乃、マッドハウスに在籍経験のある『ソードアート・オンライン』や『HELLO WORLD』の監督で知られる伊藤智彦、同じくマッドハウス出身の『サマーウォーズ』や『竜とそばかすの姫』などを手掛けたプロデューサーの齋藤優一郎の3名だ。

アニメファンのみならず広く親しまれる作品を生み出し続ける伊藤監督、齊藤プロデューサーの両名は、マッドハウスの後輩にあたる渡邉監督の手腕を絶賛! 齊藤プロデューサーは、本作のラストカットの素晴らしさを挙げ、「こと乃監督のオリジナリティや、現代で描くべきテーマがこの映画にあることがはっきりしました」「監督がやりたいことを支配できている感じがすごくしましたし、肯定的に面白く拝見させていただきました」と満足気にコメント。
伊藤監督は、「誠実に原作に向き合って作られているという印象を抱いたし、大画面で見るための映画になっている。後輩から優秀な監督が出てきたので、叩き潰さないと!(笑)」と独特の表現で称賛し、緊張していた渡邉監督に笑顔が浮かぶ一幕も。

また、スペシャルトークでは映画の大きな魅力の一つである、細部にまでこだわり抜かれた圧巻の美術にも言及。伊藤監督は、細かな装飾が描き込まれたカットの密度や労力の高さを挙げながら、「だからこそデカい画面で見る価値があると思うし、映画館で観る喜びの一つなので、大画面で観てほしい」と熱弁。
齋藤プロデューサーは、本作の主人公の一人であるサーラについて「たった一人の女性の決断が世界を変えるというダイナミックさは、映画館で感じるべき最大のテーマ」とその重要性をアピール。
第93王女という位の低さや、いわゆる絶世の美女とは異なる容姿から、最初はどこかあきらめた心を持っている、等身大のヒロイン・サーラ。渡邉監督は、「そんな彼女の心を関係なしに乗り越えてきてくれるのが、彼女のヒーローであるナランバヤル。だからサーラも一歩踏み出して、自分の大切な平穏な日々を守るためにがんばれる」と、もう一人の主人公ナランバヤルの存在の大きさにも触れつつ、「平凡な人たちが平凡なことを大切にすることできっと変わることがある」という思いを込めて、本作を作り上げたことを明かした。

さらに! この度解禁となった特別映像では、スペシャルトークでも話題に上がった注目のヒロイン・サーラが活躍する映画本編シーンも特別に公開!

長きにわたり敵対する両国では、友好の証として、<金の国>アルハミトから国で一番美しい娘を、<水の国>バイカリから国で一番賢い若者を、相手国へ贈ることになっていた。しかし実際には、<金の国>は猫を、<水の国>は犬を送り付けており、真実を知るのはサーラやナランバヤルらごく一部のみ…。これが明るみになっては戦争が起きかねないと両国の未来を案じた2人は、急遽 “偽りの夫婦” を演じることを決意する。

解禁されたのは、主人公2人が、サーラの姉にして<金の国>の第1王女レオポルディーネ(声:戸田恵子)の王宮に2人が招かれるシーン。嘘がバレないか気が気でない2人だったが、突如レオポルディーネから、サーラの “婿” ナランバヤルへ鋭い質問が! 必至でその意図を探ろうと発言できずにいたナランバヤルより先に口を開いたのは、穏やかで控えめなはずのサーラ。緊張で体を震わせながら、「夫を “婿” ではなく名前で呼んでくださいませんか、失礼ですわ」と勇気を振り絞るのだった。
驚くレオポルディーネを前に、しっかりとした口調で疑いはありえないと熱弁を振るうサーラ。そしてナランバヤルを見つめながら「この通り、バイカリはアルハミトに友好的ですわ」と優しく語り、レオポルディーネも観念したように無礼を謝るのだった─。
鼎談でも絶賛された、サーラの勇気や行動力を堪能できる本シーンは、この続きも含めて映画館でチェックを!

特別映像の後半では、それぞれが長編アニメーション映画を制作する上で大切にしているポイントとして、齋藤は「子供とか若者とか彼らの未来を肯定する」ために「映画として描くべきことを常に追求」するのだと明かしたり、期待の監督・渡邉こと乃が語る今後の展望など、ここでしか聞けないトークも展開。
映像の最後には、伊藤監督は「現実がシビアな感じになっている中、気持ちを込めて映画館で観るべき作品。原作を先に読んでから観ても、映画を観た後に読んでも、両方楽しめる作品だと思います」、齊藤プロデューサーは「誰か大切な人と一緒に観に行ってほしいと思います。お一人で行かれる時は大切な人を思い浮かべながら観ると、よりラストのダイナミズムを感じられるはず」と、それぞれ本作の見どころを改めてプッシュ。
子育てをしながら長編作品の監督に挑み、より一層周囲からのやさしさを実感するようになったという渡邉監督は、そうした思いを作品にも反映できることを願いながら、制作にあたっていたという。

「やさしさの大切さをこの作品でも伝えられるなら、本当に素晴らしいことだなと思って作らせていただいたので、ぜひ楽しんでいただけたらと想います」と渡辺監督が語るように、作り手にもストーリーやキャラクターにも “最高純度のやさしさ” が満ち溢れた映画『金の国 水の国』。
トップクリエイターたちも大絶賛する、思わず心洗われる感動のラストを劇場で体感してほしい!!

映画『金の国 水の国』は大ヒット上映中!

★『金の国 水の国』トップクリエイターたちが語る~公開記念スペシャルトーク~

>>>サーラが活躍する映画本編シーンも特別公開!(写真4点)

(C)「金の国 水の国」製作委員会

アニメージュプラス編集部

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