• 木村拓哉が魅せる成熟したヒーロー像『SPACE BATTLESHIP ヤマト』【日曜アニメ劇場】
  • 木村拓哉が魅せる成熟したヒーロー像『SPACE BATTLESHIP ヤマト』【日曜アニメ劇場】
2023.02.10

木村拓哉が魅せる成熟したヒーロー像『SPACE BATTLESHIP ヤマト』【日曜アニメ劇場】

(C)2010 SPACE BATTLESHIP ヤマト製作委員会

『宇宙戦艦ヤマト』をベースとした2作品を、2週連続放送するBS12トゥエルビ〈日曜アニメ劇場〉。2月12日には『ヤマト』初の実写作品として2010年に公開された『SPACE BATTLESHIP ヤマト』が放送される。
主人公・古代進を演じるのは木村拓哉。そして、監督を務めるのは『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズや『STAND BY MEドラえもん』などを手掛けた山崎貴。強力なタッグが生み出した、新たなる『ヤマト』の世界を楽しめる1作だ。

時は2199年。地球は外宇宙に突如現れた正体不明の敵・ガミラスによって投下された無数の遊星爆弾の放射能で汚染され、いまや滅亡の時を迎えようとしていた。わずかに生き残った人々は地下へと逃れ、その中にはかつて地球防衛軍のエース・パイロットとして戦っていた古代進の姿もあった。
そんなある日、地球から14万8千光年先にある惑星・イスカンダルから放たれた通信カプセルが届けられる。カプセルの情報によると、イスカンダルには放射能を浄化できる装置が存在するのだという。
人類滅亡まであと1年という状況を打破するべく、地球防衛軍は最後の宇宙戦艦【ヤマト】を建造し、イスカンダルへの派遣を決定。そして戦場への復帰を決意した古代は、ヤマトへの乗艦を志願する――。

本作は、シリーズ第1作『宇宙戦艦ヤマト』のストーリーを基調としつつ、随所に続編の『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』『宇宙戦艦ヤマト完結篇』などの設定や名シーン、印象的なシチュエーションが盛り込まれるなど、シリーズのエッセンスを存分に堪能できる構成となっている。
また『ヤマト』の世界に現代的アップデートが施されているのも、本作の大きな注目点だ。例えばヒロイン・森雪は、従来のシリーズではヤマトの紅一点で生活班長兼レーダー係として補佐的な活躍をしていたが、黒木メイサ演じる本作の森雪は戦闘班ブラックタイガー隊のエースパイロットで勝ち気な性格の持ち主で、男性クルーたちと共に戦場で活躍する。ほかにも医療班の佐渡先生を高島礼子が、通信班長の相原をマイコが演じるなど、ヤマトクルーの構成も現代的に変更されている。
その一方で、クルーが着用する矢印をモチーフとした制服はデザインコンセプトはしっかり活かしつつ、よりリアルでスタイリッシュな方向でアレンジされており、そんな細やかな配慮からも原点への強いリスペクトを感じられるはずだ。
▲木村拓哉演じる古代進、奥に座る沖田艦長を演じるのは山﨑努
▲黒木メイサが演じる森雪、気が強い性格で当初は古代に反発するが……
▲銃を構える古代の横には、柳葉敏郎が演じる真田志郎が
▲徳川機関長を演じるのは西田敏行

(C)2010 SPACE BATTLESHIP ヤマト製作委員会

アニメージュプラス編集部

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