• ウルトラセブン「宇宙超兵器写真集」で味わうSFメカニックの魅力
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2023.02.17

ウルトラセブン「宇宙超兵器写真集」で味わうSFメカニックの魅力

ウルトラ警備隊の主力メカ・ウルトラホーク1号(下)、ウルトラホーク2号 (C)円谷プロ

『ウルトラセブン』に登場するメカニックを網羅した写真集「ウルトラセブン 宇宙超兵器写真集」が復刊ドットコムから3月下旬に発売される。
『帰ってきたウルトラマン』『ウルトラマンA』に続く、ウルトラマンシリーズ超兵器写真集第3弾となる本書は、これまで以上のこだわりを持って現在編集作業が進行中。その見どころはどんなところにあるのか、企画・編集を担当する高島幹雄さんに、お話をうかがった。

――本書の企画はどのような経緯で動き始めましたか。

昨年作らせて頂いた『ウルトラマンA TAC超兵器写真集』『帰ってきたウルトラマン MAT超兵器写真集』がセールス的にも好調だったことから、放送55周年を迎えた『ウルトラセブン』でも是非やってみたい、と考えました。
またSNS上で「2冊と同様な内容で『ウルトラマン』や『ウルトラセブン』も出してほしい」というご意見を見かけたことも大きかったですね。

――高島さん自身は、『ウルトラセブン』に登場するメカニックの魅力をどんなところに感じますか。

ウルトラホーク1号、2号、3号といった飛行メカのディテール。特にウルトラホーク1号の三機分離による作戦の映像と音楽と融合したカッコ良いシーンはたまらないですよね。
緊迫したシーンに出動するマグマライザーのドリルの回転も好きですし、ポインターの近未来を思わせるスタイルと車だけど飛行できる性能に魅力を感じます。
▲ウルトラ警備隊の地底戦車・マグマライザー。

――本書を編集するにあたってのコンセプト、また目標にしたことは何でしょうか。

これは前2冊と同じですが、スチール写真1点1点を大きく掲載することです。縦位置やスクエアと呼ばれる正方形の写真は1ページ1点、横位置の写真ならば1ページ2点、内容によっては見開きで1点掲載を基本にまとめています。

あと、写真そのものを楽しめるように、ムック本でよく見かけるような写真の上に文字やテキストを載せることはしないようにしました。またこれまでのムック本などで切り抜かれたり、メカの周囲をカットして掲載されていた写真も含めてノートリミングで掲載しています。それによって、作品が作られた当時の現場の空気や時代も感じられる本にしたいと思いました。

今回の新しい試みとしては、『ウルトラセブン』に登場する侵略者側の円盤、宇宙船、ロボットなどの写真も収録します。今回の書名が『ウルトラ警備隊超兵器写真集』でないのは、そういった理由からです。
また、円谷プロの写真ライブラリーの資料情報も可能な限り掲載しています。例えばウルトラホーク1号ならば、載せた写真の同シチューションのカットや、プロップ(ミニチュアなどの小道具)の写真が何点ライブラリーに残されているか? というデータです。

(C)円谷プロ

アニメージュプラス編集部

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