• 『スプリガン』原作者・たかしげ宙、皆川亮二によるSP対談インタビュー!
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2023.04.29

『スプリガン』原作者・たかしげ宙、皆川亮二によるSP対談インタビュー!

(C)2021 たかしげ宙、皆川亮二・小学館/スプリガン Project

Netflixにて好評配信中、2023年7月より地上波放送が決定しているアニメ『スプリガン』について、原作者・たかしげ宙、皆川亮二による約6000文字のスペシャル対談インタビュー全文が公開となった。

『スプリガン』(原作:たかしげ宙/作画:皆川亮二)は、『週刊少年サンデー』(小学館刊)において、1989年〜1996年まで連載、90年代に一斉を風靡した伝説的漫画で、コミックスの累計発行部数は1000万部を突破。物語は、超古代文明の遺産を封印するために設立された “アーカム” の特殊エージェント “スプリガン” として奔走する少年・御神苗優の活躍を描く冒険活劇だ。

1998年に劇場アニメ化されているが、連載開始から30年の時を超え、2022年にNetflixアニメシリーズとして、david productionにより新たにアニメが制作。昨年2022年6月にNetflixにて配信が開始されると、Netflix内の「今日のシリーズTOP10」や「Netflix 週間グローバルTOP10」にてランキング入りを果たし、世界でも注目される人気アニメとなった。
視聴者からは、「御神苗優がかっこよすぎて死にそう」「アクション凄い良い出来、カッケー!」「2D3Dがエグいほどすごい」「期待を裏切らずまんまスプリガン」「面白すぎて何回でも見れちゃう」と多数のコメントがSNSに投稿されており、作品のクオリティの高さに虜になる人、そしてリピート視聴者が続出している。

そしてこの度、2023年7月よりTOKYO MX、メ~テレにて地上波初放送されるアニメ『スプリガン』について、原作者・たかしげ宙(原作)、皆川亮二(作画)による、約6000文字のインタビューが公開。
インタビュー内では、たかしげ氏、皆川氏による原作『スプリガン』の連載に至るまでの秘話や、制作プロセス、キャラクター誕生の裏話、今回のアニメシリーズへの感想、アフレコ時のエピソードなどを掲載! ファン必見の内容となっている。

◆原作者・たかしげ宙、皆川亮二によるスペシャル対談インタビュー
★公開ページ

1989年から1996年にかけて連載され、今なお名作として語り継がれている漫画『スプリガン』。古代文明やオーパーツといったロマン溢れる舞台設定と主人公の御神苗優をはじめとしたキャラクターの造形。その魅力は完結から四半世紀を経た今もまったく色褪せていない。
昨年には初のアニメシリーズ化、Netflixで配信されるや否や、リアルタイマーから新たに本作と出会ったファンまでが熱く支持。その追い風を受けて、このたび2023年7月からはTOKYO MXとメ〜テレでの放送も決定した。
それを記念して、原作・たかしげ宙と作画・皆川亮二の対談が実現。連載当時のエピソードや、今回のアニメを観ての感想を語ってもらった。

――改めて『スプリガン』が描かれた当時のことを伺いたいんですが、連載開始が1989年でしたね。

たかしげ:ちょっと前に初代担当の方が当時をまとめたものがSNSに上がっていて、自分もそれを見て再確認したんですけど、最初に自分が原稿を持ち込んだんですよ。そのとき彼(皆川)は別に漫画を描いていて。

皆川:そう、だから僕は『スプリガン』をやることをまったく知らなかったんです。

たかしげ:担当編集者も違ったからね。

皆川:僕は当時、高校の同級生でもある神崎将臣先生の手伝いをしていたんですね。そのときに『サンデー』の編集者の方に「描いてみな」って言われたんですよ。たぶん深い意味はない、リップサービスのようなものだったと思うんですけど、僕は本気で捉えて必死になって描いたんです。その『HEAVEN』という作品がデビュー作になったんですけど、そこからいつの間にか『スプリガン』をやるという話になって。

たかしげ:脚本を持っていったときに担当編集Kさんが「ちょっと描かせたい人がいるから」と言っていたんですよね。それが彼だったんです。「おそらく次に入選するから、そうしたらこれをやらせるから」って。「やらせるから」って言いましたからね(笑)

――ご本人のまったく知らないところで(笑)

たかしげ:担当編集Kさんは前の担当さんに「この子はちょっと出したいのがあるから俺にやらせてくれ」と要求して代わってもらったらしいです。それから半年ぐらいかかって1989年の2月に連載がスタートしました。手塚治虫先生が亡くなった翌日だったので、よく覚えています。

皆川:僕はその前の夏ぐらいにデビューしていたんですけど、その頃に担当さんが挨拶に来いっていうから行ったら、いきなり『スプリガン』の原作を渡されて「おまえはこれを描きなさい」って。新人なので断れないじゃないですか(笑) 「わかりました」って言ってやるしかなかった。

たかしげ:だから、『スプリガン』が始まってからも彼とはしばらく面識なかったんですよ。初めて会ったのは連載が始まって半年ぐらい経ってから。

皆川:忘年会のときでしたね。

たかしげ:会ってみたら同い年だし、好きなものも大体重なっていたので話が合って。それからは仲良くやらせてもらいました。

>>>TV放送決定記念ビジュアルや場面カットを見る(写真10点)

Interviewer:小川智宏
(C)2021 たかしげ宙、皆川亮二・小学館/スプリガン Project

アニメージュプラス編集部

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