【アニメ大奥】 やりすぎちゃった！？宮野真守＆松井恵理子が明かすアフレコの裏側

2023年6月29日（木）からNetflixにて独占配信中のNetflixシリーズ『大奥』。この度、主人公の万里小路有功（までのこうじ・ありこと）役の宮野真守と、徳川家三代将軍・家光役の松井恵理子が収録当時を振り返り、アフレコ現場の裏側を明かす特別映像が解禁となった。

『大奥』（よしながふみ・著／白泉社・MELODY）は、若い男子のみが罹る奇病 “赤面疱瘡” のまん延により男女が逆転した江戸時代を、3代将軍・家光から大政奉還に至るまで描き切った傑作。少女まんが誌『メロディ』（偶数月28日発売）にて2004年8月号から連載され、2021年2月号にて最終回を迎えた。コミックス全19巻が発売中だ。

Netflixシリーズ『大奥』は、幾度も実写化されてきた国民的作品の初のアニメ化であり、原作漫画に深いリスペクトが込められ忠実に作られた作品。 “男女の立場が逆転” した江戸を舞台に、様々な者の愛憎渦巻く中、運命に翻弄される男女の切なく美しい愛が描かれる。

今回解禁された映像では、欲望と嫉妬が蔓延る世界で運命に翻弄される有功と家光をそれぞれ演じた宮野と松井が、江戸時代の華やかさを感じさせる色鮮やかな着物を身に纏い、アフレコ時の様子を回顧していく。

印象的なエピソードについて聞かれた宮野は「監督は自分の間合いに合わせてくれました。『宮野さんの言いたい言葉とか、言いたい間合いで大丈夫です。あとは何とかしますので！』みたいな感じで（笑）」と、監督との信頼関係の上でアフレコが成立していたことを告白。
さらに「だからこそ、感情的になるシーンは画に合わせることなく、家光に思いをまっすぐぶつけるという意識でできました」と語り、抗えない運命に苦悩する有功の感情的なセリフを自分なりに表現できたことを明かした。

一方、松井は「家光が有功に怒ったあとに、それ以上の力で有功が叱責するシーンがあるんです。そのシーンの収録後に、宮野さんに『ちょっと怒りすぎちゃったかな？』と心配されたのは凄い印象的でした」と、自分のセリフの迫力に思わず驚いてしてしまうほど、宮野が感情むき出しの鬼気迫る芝居を現場で見せていたことを打ち明けた。

また、作中で使われる京言葉について宮野は「ただの京言葉ではなく、時代劇の京言葉なので丁寧な言い回しなんです。最初難しいかなと思っていたんですが、逆に世界観が強いがゆえに、自然と入ってきました」と語り、全編通しての方言が入ったセリフも、役に入り込むことで見事にこなすことができた模様。
松井も「政治的な言い回しは難しかったので、見ている方にも理路整然と伝わるようにしなければいけない」と時代劇特有の難しさを告白。さらに「いま家光は将軍然としているのか、まだ口出ししているだけなのか。言葉の重みが家光の置かれている状況によって変わってくるんです」と、刻一刻と変化する家光の立場と心情に合わせたセリフの表現に苦労したことを打ち明けた。

作中で僧でありながらも、還俗し＜大奥＞に入ることを決断した後も、愛する家光のために大きな決断を何度も迫られ苦悩する有功。それにちなんで「最近決断したこと」を問われた宮野は「自分でメニューを決断して、奢ったり奢られたりする番組に出ているんですけど、その決断を間違いがちですね（笑）」と語り、 “あのバラエティー番組” でも苦渋の決断を迫られていることを明かした。
松井に「やっぱり最後は緊張するんですか？」と聞かれた宮野は「めちゃくちゃ緊張します！　やっぱりご馳走になりたいじゃないですか！」と、 “ゴチになりたい” 本音を漏らした。

最後に宮野が「史実が本当にこうだったんじゃないかと思うくらい、リアリティがあります。描かれている人物たちの心情が面白いし深いし、事細かに描かれていて我々は全力でまっすぐ演じました」、松井が「人が懸命に生きていく様をありありと描いている作品です。ぜひ何度も何度も観返して、お気に入りのキャラクターを見つけてください」と、『大奥』の魅力をさらにアピール。
 “男女逆転” の世界で巻き起こる、運命に翻弄される男女の切なき愛の行方を、あなたもぜひその目で確認してもらいたい。

＜特別映像：宮野真守と松井恵理子がアフレコ現場の裏側を明かす＞

＞＞＞アニメ『大奥』の場面写真を見る（写真4点）

Netflixシリーズ「大奥」独占配信中