• 【UniteUp!】なぜ「期待値が最高」と称されるのか、答えはLIVEにあった!
  • 【UniteUp!】なぜ「期待値が最高」と称されるのか、答えはLIVEにあった!
2023.08.07

【UniteUp!】なぜ「期待値が最高」と称されるのか、答えはLIVEにあった!

(C)Project UniteUp! カメラマン:白石達也

人気アニメ「UniteUp!」のリアルイベント「sMiLea LIVE -Unite with You-」が、7月29日、30日に東京ガーデンシアターで開催された。「Unite Up!」は、LEGIT、JAXX/JAXX、PROTOSTARといった異なる個性を持った3組の男性アイドルグループが、伝説のアイドルユニットAnelaのもとで、切磋琢磨しながら成長していくストーリー。アニメのラストでは、4組による合同ライブの模様が描かれた。このライブイベントは、そのライブを再現し、プロジェクトとしての約1年半の活動を集大成したものとなった。

トップバッターは、斉藤壮馬(大月凛役)と中島ヨシキ(辻堂真音役)によるAnelaが登場。ビジョンに映る星空をバックに「Break border」など3曲を披露。静かに歌い上げる序盤、再現度の高さに息を飲んだ会場。途中からド派手なビートと共に熱いダンスチューンへと変化すると、会場はドッと大歓声で沸いた。スタンドマイクでハーモニーを聴かせながら歌った「希望の声」、EDMの「TARGET」では最後に背中合わせでポーズを決め、投げキッスをサービス。

MCでは、「とにかく早くうちの子たちのステージをお届けしたい。パフォーマンスがすごくいいので、どんどん声出して楽しんでください」と、興奮気味に語った斉藤。中島は「以下同文」と、イケボでポツリ。すかさず「いつもそうだよね」「社長だからね」と、まるでアニメのワンシーンを観るようなやりとりで会場を沸かせた。

そしてライブは、アニメの印象的なシーンをバックに、Anelaの2人が各グループの特徴や魅力を紹介する形で展開されていった。

3人組LEGITのステージは、アニメと同様ステージ下からポップアップで飛び出して登場。バックに映し出された炎の映像もアニメそのままに、熱くワイルドな「THE DAY」をダンスと共に披露して観客を圧倒した。ダンスに特化したグループということもあり、3人で息の合ったダンスを繰り広げながら、ステージを所狭しと駆け回る3人。MCでは「めちゃめちゃ楽しい」と口々に語りながら、ハァハァと息を切らせる呼吸音も漏れ聞こえ、いかに激しいステージングであるかが伝わった。メンバーの中には、これが人生初のライブという者もいて、それが東京ガーデンシアターという大きな会場であることに興奮が隠せないといった様子。「Twenty Four」ではコール&レスポンスの練習をしてから楽曲がスタートし、歌いながらトロッコでセンターステージに移動。「手を上げて!」の声に合わせて、観客は手を上げて前後に揺らしながらステージの3人に声援を送った。

バンドスタイルの5人組グループJAXX/JAXXは、投げられたマイクをつかむという、アニメを再現した演出でライブがスタート。夏の終わりの名残惜しさを感じさせるような、爽やかさと切なさを携えた「ライアー」は、海の映像をモチーフにしたリリックビデオをバックに映しながら演奏。曲の中盤ではラップも聴かせるなど懐の深さを感じさせるボーカルも印象的だ。また、どこまでも続く水平線を想像させるスケールの大きさを持った「STORM's EYE」では、〈WOW WOW〉というコーラスや曲中の〈Hey!〉などのかけ声を、会場が一体となって声を合わせた。途中で歌とクラップだけになるパートでは、黙々と演奏していたバンドメンバーも演奏の手を止めて一緒にクラップ。観客一人ひとりもJAXX/JAXXのメンバーになったような、熱い一体感が会場にあふれた。MCではおのおの個性的な自己紹介で会場を沸かせ、「この景色を観るのが夢でした。この先、もっとでかいステージを目指してがんばりたいです」とメンバー。センターステージではメンバー全員で歌うポップチューン「A.P.P.L.E.」が披露され、5人で肩を組みながら笑顔を交わす様子に胸が熱くなった。

赤・黄・青というメンバーカラーを持つ、正統派の3人組PROTOSTARは、メンバーの戸谷菊之介(清瀬明良役)が体調不良で欠席という状況ではあったものの、山口諒太郎(直江万里役)と平井亜門(五十鈴川千紘役)が、「みんなが精一杯楽しんでくれたら、きっと菊(戸谷菊之介)も喜ぶから」と客席に呼びかけながら、3分の2であることを全く感じさせない見事なステージングで「星瞬My wish!」など4曲を魅せて聴かせた。MCではそれぞれ呼ばれたい名前で、客席から名前を呼んでもらってご満悦の2人。もちろん戸谷の名前も呼んでもらい、「届いているか! 菊之介〜!」と遠くに呼びかけるなど、3人の絆にほっこり。最後にはまるでヒーローソングのような、熱さと爽やかさを持った「吠えろ! クロスファイヤー」を繰り出し、会場にはパンッパパンという手拍子があふれた。間奏ではバットを振るポーズなど野球をやる振り付けで盛り上げ、持ち前の明るさ、温かさ、優しさがステージから伝わり、そこにはしっかりと赤の存在も感じさせた。

本編ラストはアニメ「UniteUp!」OPテーマで全員参加による「Unite up!」で、円陣を組んで喝を入れるステージ裏での様子から再現された。1人ひとりの持つ熱量が周りに伝播し、それがどんどん広がって、やがて客席ともつながって、それが新しいひとつのカラーを生み出す。ポップなサウンドの中で、それぞれのグループや個々の個性も発揮され、でも一体感が感じられるといった、「UniteUp!」というプロジェクト全体の魅力が、1曲の中に凝縮されていた。

アンコールでは「ユメノトビラ」を歌いながらサインボールを客席に投げてプレゼントした他、「まだまだUniteUp!したくないですか?」と呼びかけて、再び全員で「Unite up!」を歌ってステージを締めくくった。

ライブを終え、JAXX/JAXXは、「今日は楽しんでくれましたか?最後まで本当にありがとうございました」下前祐貴(桂ほまれ役)、「みんなのおかげで今の俺がある。本当にこの言葉の通りだと思います。皆さんには感謝しかありません」馬越琢己(香椎一澄役)、「本当に楽しかったです。これからも応援よろしくお願いいたします」坪倉康晴(若桜潤役)、「最後に感謝の愛を。チュッ」高本学(森ノ宮奏太役)、「みなさんを巻き込んでもっともっと上に行きます」masa(春賀楽翔役)。

「これからも皆さんにたくさん魔法がかけられるようにがんばっていきます」坂田隆一郎(東郷楓雅役)、「かつて送れなかった青春を、このメンバーとここで送れた気がします。本当にありがとうございました」森蔭晨之介(二条瑛士郎役)、「こんな大きな場所で楽しい時間を育む機会をくださった皆さに感謝しています。次こそ11人でのUniteUp!を見せられたらと思うので、楽しみにしていてください」助川真蔵(高尾大毅役)と、LEGIT。

そしてPROTOSTARは、「本来は僕らが皆さんに元気を与えるはずが、皆さんの熱気をビシバシ感じて、逆に元気を与えられました。これからはもっと与えられるようにがんばります。一緒に走って行きましょう」平井亜門(五十鈴川千紘役)、「次はPROTOSTAR、3人でステージに立つので皆さん絶対に来てください!」山口諒太郎(直江万里役)とコメント。

数多く存在する男性キャラクターコンテンツの中でも、期待値が最高とされているUniteUp!。なぜそう称されるのか、それはこのライブを観れば一目瞭然だった。実に個性豊かな次世代のキャストたちが、ダンス、ボーカル、バンド演奏にチャレンジし、その成長がアニメとリンクしていく二次元と三次元が交錯したストーリー展開。そんな彼らを優しく見守る頼もしい先輩の存在。TVアニメ第2期の制作決定、今秋にデジタルシングルを4週連続でリリースすることなどが発表され、ますます勢いに乗るUniteUp!は、これからも目を離すことができない実に胸アツなコンテンツだ。

★UniteUp!公式サイト

ライター:榑林史章/カメラマン:白石達也/編集:アニメージュプラス

RECOMMENDEDおすすめの記事

RELATED関連する記事

RANKING

人気記事