鬼才・塚原重義の長編アニメ『クラユカバ』『クラメルカガリ』2024年4月に２作同時公開

塚原重義が原作・脚本・監督を務め、海外の映画祭で高い評価を集めた長編アニメーション映画『クラユカバ』の日本凱旋劇場公開が決定。併せてシナリオ原案に成田良悟を迎えた塚原監督の最新作『クラメルカガリ』の情報が解禁、2024年4月12日（金）より全国劇場にて２作品が同時公開される。

アニメーション作家・塚原重義は、1981年東京生まれ。2002年頃よりアニメーションの自主制作を始める。数々のオリジナル短編作品を発表し、さまざまな映画祭で高い評価を獲得。近年ではSEKAI NO OWARIのLiveステージデザイン協力など、映像以外での活躍も展開している。

構想10年という塚原監督の初長編アニメーション作品『クラユカバ』は、探偵・荘太郎が集団失踪事件の謎を追い、“クラガリ”と呼ばれる地下世界に足を踏み入れる大正浪漫風な雰囲気と迫力のあるガジェットが魅力のミステリーエンターテイメント。
2021年にクラウドファンディングを経て制作された冒頭15分を「序章」として先行公開後、2023年に本編が完成。いち早く海外の映画祭に出品されて、カナダで開催されている「ファンタジア国際映画祭」では長編アニメーション部門【観客賞・金賞】を受賞するなど、既に大きな注目を集めている。
主人公・荘太郎役を務めるのは、「いま最もチケットが取れない講談師」と言われる六代目 神田伯山。さらに『響け！ユーフォニアム』黄前久美子役や『宝石の国』フォスフォフィライト役を演じた黒沢ともよ、『彼女、お借りします』八重森みに役や『私の推しは悪役令嬢。』レイ＝テイラー役を演じた芹澤優をはじめとする豪華声優陣も参加している。

併せて情報解禁となったのが、塚原監督の長編第2作となる『クラメルカガリ』。こちらは、『バッカーノ！』『デュラララ!!』で知られる成田良悟が『クラユカバ』のスピンオフ小説として手がけたシナリオを原案として制作された映画だ。
個性豊かなキャラクターたちが躍動する炭鉱の町 “箱庭” を舞台に、日々迷宮の如く変化する町を地図に記す “地図屋” を営む少女・カガリを中心に痛快群像エンターテイメントが展開する。
主人公・カガリは『僕のヒーローアカデミア』麗日お茶子役や『め組の大吾 救国のオレンジ』中村雪役を演じる佐倉綾音が務める。

幻想と現実が入り混じったレトロなビジュアル、そしてスチームパンク的なガジェットなど、独自の世界観が描かれていく塚原重義ワールド。まずはこの２作で、新しい才能の魅力を発見してほしい。

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（C）塚原重義／クラガリ映畫協會