• 坂本サク最新アニメ『カラビ・ヤゥの隙間』制作始動/謎に包まれた不穏な世界
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2024.01.10

坂本サク最新アニメ『カラビ・ヤゥの隙間』制作始動/謎に包まれた不穏な世界

(C)SakuSakamoto / zelicofilm,LLC

“たったひとりで制作する長編アニメ映画” としてアヌシーなど世界の著名映画祭を驚かせた坂本サク監督の最新作がついに始動する。タイトルは『カラビ・ヤゥの隙間』!

1月10日(水)より、ファンタスティック映画祭の世界最高峰、シッチェス・カタロニア国際映画祭に正式出品された劇場用アニメ映画『アムリタの饗宴』の配信スタート(レンタル&ダウンロード販売予定)と、アニメ映画祭の世界最高峰、アヌシー国際アニメーション映画祭に正式出品された劇場用アニメ映画『アラーニェの虫籠<リファイン版>』のサブスク(見放題)配信がスタートした。
これを記念して、両作をほぼひとりで制作した坂本サク監督による、新作短編アニメーション映画『カラビ・ヤゥの隙間』の制作とティザービジュアルが発表された。

タイトルの “カラビ・ヤゥ” とは、人間が認識できない “六次元の世界” (カラビ・ヤゥ多様体)を意味する。
『アムリタの饗宴』では、ヒロイン・たまひのクラスメイト、由宇のセリフの中に、歪んだ空間の謎を解くキーワードとして登場していた。

公開されたティザービジュアルでは、荒れた教室にひとりの少女が立ち、背後には大きな割れた卵が、手前からは不気味なシルエットの影がのび、不可解で不穏な空気を漂わせている。
学校という、これまでにない舞台設定ながら、教室の窓からは、前二作でおなじみの巨大集合住宅も……。振り向いた少女は、凛とした、強い意志を感じさせる眼差しが印象的で、新たなヒロイン像を予感させている。
また、大きな卵は蟲が生まれた痕跡も想起。そして少女に迫る影はモンスターなのか、未知なる存在なのか、見方によって様々な解釈が生まれてきそうだ。

前二作で斬新なビジュアルと映像技法で世界を驚かせた坂本監督が、新たに描く “六次元の恐怖” 。細部まで仕掛けが施され、興味が尽きない、衝撃のティザービジュアルとなっている。

今回の『カラビ・ヤゥの隙間』も、前二作(『アラーニェの虫籠』『アムリタの饗宴』)と同様、坂本サクは監督、アニメーション制作、原作、脚本、音楽のひとり五役を務め、アフレコと音響効果以外の、すべての制作工程をひとりで行うという。

製作元のゼリコ・フィルム、福谷修プロデューサーによれば、公開された情報以外の詳細は「まだ秘密」とのこと。キャストも未定となっている。
「坂本監督に納得いくまで、こだわって作ってもらうため、あえて公開時期や上映時間は決めていません。興味を持っていただいている皆様には大変申し訳ありませんが、完成まで今しばらくお待ちください。最新情報は随時発表いたします」とコメントしている。

☆不気味で不穏な坂本作品のティザービジュアルなど(写真2点)

(C)SakuSakamoto / zelicofilm,LLC

アニメージュプラス編集部

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