• 『仮面ライダーギーツ』【ネタバレ】簡秀吉&杢代和人が最後の物語で魅せた「二人の関係」
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2024.03.17

『仮面ライダーギーツ』【ネタバレ】簡秀吉&杢代和人が最後の物語で魅せた「二人の関係」

(右より)浮世英寿/仮面ライダーギーツ役の簡秀吉さん、吾妻道長/仮面ライダーバッファ役の杢代和人さん 撮影/大山雅夫

昨年8月、好評のうちに終了した『仮面ライダーギーツ』のアフターストーリーが描かれるVシネクスト『仮面ライダーギーツ ジャマト・アウェイキング』が、現在上映中だ。
作品のキーパーソンである浮世英寿/仮面ライダーギーツ役の簡秀吉さん、吾妻道長/仮面ライダーバッファ役の杢代和人さんの対談をお届け。今作で初登場したギーツ、バッファの新フォームの印象、お互いの印象的なシーン、そして英寿と道長の関係性について語っていただいた。

※本インタビューはネタバレを含みます。作品未見の方はご注意ください。

●羨ましい? ドゥームズギーツのカッコよさ

――今作では現在と未来で二人のエースが登場しましたが、演じ分けで意識したことは何ですか?

 未来のエースは1000年分の余裕みたいなものを出したくて、現在の英寿とは立ち振る舞いや声の質を全部変えようと思いました。普段の生活でも歩き方とか意識して、徹底して役作りしていったんです。
あと、今作の中だといわゆる現在の英寿たちと敵対する役なんですが、未来のエースが言っていることは間違っている部分もありますが、彼なりの正義でもあるんですよね。だから「悪い役」だと思われないようにしたいな、と考えながら演じていました。

――道長は今作の仮面ライダーたちの中でも、物語の核に関わる重要な役割を担っていました。

杢代 そうですね。今回では作品のキーになる、(正垣)湊都くんが演じる春樹との関係性は大切にしていました。今までの道長の中は敵意や目的を果たすための原動力ばかりで。でも、春樹に寄り添う時には、道長が持つ優しさや愛を伝えられたら、と意識して演じていました。

――TV本編を経た道長だからこその雰囲気が感じられましたし、道長と子どものツーショットも珍しく、新しい一面が見られた気がしました。

杢代 ありがとうございます! 道長はぶっきらぼうで言葉遣いも乱暴なんですが、子どもといる時は少し気をつけているんです。道長と春樹の絡みは新鮮でしたし、面白かったです。

――今作では仮面ライダードゥームズギーツ、仮面ライダーバッファプロージョンレイジと、ギーツとバッファの新フォームが登場しました。

 メチャクチャカッコいいですよね、ドゥームズギーツ! アクションも坂本(浩一)監督ということもあって迫力満点だし、ダムの戦闘シーンはCGっぽく見えるところも、実は現場でクレーンで吊って撮っていたりして。映画館の大画面で観たらとてつもない迫力なんだろうなと、アフレコしながら感じていました。

杢代 新フォームがどんな姿なのかと思ったら、左手の爪がチェーンソーになっていて。バッファと言えば、爪とチェーンソーが印象的だと思うんですけど、その二つを融合させて、見たことがない武器になっていて男心がくすぐられたというか、すごく興奮しました。戦い方もチェーンソーで壁を駆け上ったり、必殺技でドリルみたいに回転したりしていて驚きましたし。

――簡さんから見たバッファ、杢代さんから見たギーツの新フォームの印象はいかがですか?

 僕が一番好きなのは角ですね。角の色がシルバーからジャマ神になった時はゴールドに変わったんですが、今回の新フォームではマットブラックに変わっていて、現場で直接見た時、とてもカッコよくて印象に残っています。あとは紫のマント。存在感があって、いつものバッファよりも大きく見えました。

杢代 バッファが一番カッコいいのは前提として……。

 (笑)

杢代 ドゥームズギーツは、ギーツのライダーの中でも最高レベルのカッコよさだと感じました。個人的には配色が神がかっていると思うんです。金色って使い方次第では、安っぽく見えることもあるじゃないですか。でも、ドゥームズギーツは金だけでなく黒と白も上手な使い方をしていて、差し色として目に赤を入れているのが、本当に絶妙だなと。正直、簡が羨ましいと思いました。

 謝謝。

杢代 (笑)

(C)2024 石森プロ・ADK EM・バンダイ・東映ビデオ・東映
(C)2022 石森プロ・テレビ朝日・ADK EM・東映

アニメージュプラス編集部

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