• 『ウルトラマンブレーザー』映画BD&DVD化記念! 石田彰インタビュー
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2024.04.24

『ウルトラマンブレーザー』映画BD&DVD化記念! 石田彰インタビュー

(C)円谷プロ (C)ウルトラマンブレーザー特別編製作委員会

2024年2月23日に劇場公開された『ウルトラマンブレーザー THE MOVIE 大怪獣首都激突』のBlu-ray(特装限定版)とDVDが2024年7月24日(水)にリリースされることが決定した。壮大かつ緻密な撮影シーンの裏側に迫ったメイキング映像や、メインキャストと監督が出演するオーディオコメンタリー、スペシャルボイスドラマ2本、各種イベント映像など、充実した特典を収録している。
そしてこのリリースを記念し、アースガロンの声を担当した声優の石田彰のオフィシャルインタビューが公開された。

『ウルトラマンブレーザー THE MOVIE 大怪獣首都激突』は、2023年に放送されたTV特撮ヒーロー作品『ウルトラマンブレーザー』の映画版。
特殊怪獣対応分遣隊SKaRDの隊長ヒルマ ゲントは、謎の超人ウルトラマンブレーザーに変身、怪獣の脅威から人々を守る。
映画では「不老不死」を実現できる物質「ダムドキシン」を巡り、宇宙の覇者を名乗る謎のダムノー星人が出現。妖骸魔獣ゴンギルガンとSKaRD&ブレーザーの戦いが描かれる。

アースガロンはSKaRDに配備されている怪獣型巨大ロボット。TV版の途中から対話型のサポートAIが装備され、その声を石田彰が演じた。一部隊員からは「アーくん」の愛称で呼ばれている。TV版では単独で怪獣を倒せていないが、最終回で単なる撃破スコア以上の重要な役割を果たした。
今回、映画のBlu-ray&DVDかを記念し、アースガロンの声を演じた石田彰のオフィシャルインタビューが公開された。

●ウルトラマンシリーズは子どもの共通認識
今も一緒だと思いますが、自分が小さい頃もウルトラマンシリーズは、子どもたちの間で共通認識としてありました。
リアルタイムで観ていたのは『帰ってきたウルトラマン』や『A』、『タロウ』、それから『マン』や『セブン』は再放送で夢中になりました。
そうしたシリーズがアップデートを繰り返しながら今も続いていること自体がすごいですし、まして、かつての自分が憧れたウルトラマンシリーズに、今度は送り手として関わることができるなんて……。それはとても光栄なことですし、番組が終わった今も本当に良かったと思っています。

●感情的には常に一定のラインを保って演じたアーくん
僕が観ていた頃の防衛隊は、メカの飛行機で怪獣と戦っていたのですが、『ウルトラマンブレーザー』では、ロボット怪獣だと伺いまして、「これが現代のウルトラマンの世界なんだな」と驚きました。
アーくんの声を演じさせていただいた際、設定としては合成音声で話すAIなので、普通の人間の感情とは違うんだろうなと思って演じていました。
最終的な声のニュアンスについては、初回の収録時にメイン監督の田口清隆監督にお話を伺いながら、監督のイメージに寄せていきました。状況的には切羽詰まっていても、感情は常に一定のラインを保っていてブレない。そういったところに軸を置き、喋り方自体は、割と落ち着いた雰囲気で演じたつもりです。

●争いを回避した結末はきっとアーくんも喜んでいるはず
アーくんが、TVシリーズの最終回で重要な役割を担うことは事前に聞いていました。収録が進む中で、最終回の台本も読んで結末も把握していたのですが、その裏側を念頭に演じたつもりはなく、その都度、アーくんが取捨選択をした上で、正しい判断をしていたことが伝わればと思っています。
V99に対しては翻訳家みたいなスタンスで、ドバシとエミが対峙して緊張感漂う中、重大な決断をしなくてはいけない瞬間へ向けてのカウントダウン、危機感を煽るような意識で「恐怖、恐怖……」のアフレコをしたのを覚えています。
最後、ヴァラロンを倒した後の「やりました!」のセリフは台本にはなくて、監督からのリクエストで、あまり感情が盛り上がり過ぎず、ちょうどいい塩梅を探って台詞を入れました。
アーくんは、SKaRDの面々とずっと一緒に行動してきて、メモリに蓄積された行動パターンから、今の選択肢を導き出したとは思うのですが、彼自身も争いを回避できことは、きっと喜んでいるはずです。そういう実感がありますね。

●「家族」を重要なテーマに据えた劇場版
主人公のゲント隊長には妻子がいて、テレビシリーズからゲント隊長の家庭的な一面が描かれているのが、すごく新鮮だと思って観ていました。まさに今の時代だからこそ、取り上げるべきテーマだと言えるのではないでしょうか。
今回の劇場版でも「家族」に焦点が当てられていて、改めて『ブレーザー』の大事なテーマであることを再認識しました。

●繰り返し観ることで噛み締めるものがある
テレビシリーズにもたくさんの見どころがありますが、スケールの大きな展開は劇場版ならではだと思います。ウルトラマンブレーザーのアクションも、「すごい!ここまでやるか!!」と思わせる迫力あるシーンの連続で、特に国会議事堂が破壊される場面は特撮作品の醍醐味ですね。
ゲント隊長やSKaRDの面々、そしてアーくんの活躍と、既に劇場でご覧になった方も繰り返し観ることで楽しさが増すと思いますし、より深く噛み締めるものがある作品だと思っています。

そしてBlu-ray(特装限定版)の法人特典情報も一挙に公開された。

■A-on STORE/プレミアムバンダイ
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絵柄:ウルトラマンブレーザー&アースガロン(mod.4)

さらに、Blu-ray&DVD発売に先立ち、2024年7月20日(土)10時からデジタルセル版の配信も決定した。物理的ソフトの所持にこだわらない方、むしろデジタルで集めているという方は、こちらもチェックしていただきたい。

>>>『ウルトラマンブレーザー THE MOVIE 大怪獣首都激突』ジャケットや法人特典を見る(画像17点)

(C)円谷プロ (C)ウルトラマンブレーザー特別編製作委員会

アニメージュプラス編集部

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