• アニメ【グリム組曲】は野心的なフィルム!鈴木達央が語るその魅力
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2024.05.03

アニメ【グリム組曲】は野心的なフィルム!鈴木達央が語るその魅力

Netflixシリーズ「グリム組曲」独占配信中

世界的に有名な『グリム童話』にホラーとサスペンスの要素を織り込んだ新感覚のオムニバスアニメシリーズ「グリム組曲」がNetflixで世界独占配信中! 今回はメインキャラクターのひとりでグリム兄弟のヤコブ役を演じた鈴木達央に、この作品の魅力やヤコブを演じてみての感想などを聞いてみた!

──「グリム組曲」の作品コンセプトを聞いたときはどう思われましたか?
鈴木 すごく面白い試みをするんだなっていうのが最初の感想です。しかもそれを「WIT STUDIO」が作るというのには驚きしかなかったですね。『SPY×FAMILY』や『進撃の巨人(Season1-3)』をはじめ多数の名作を作ってきていながら、いまだにこんな野心的な作品に挑戦するというのというのは本当にすごいと思いました。

──ヤコブというキャラクターですが、どのように演じましたか?
鈴木 ヤコブは実在した人物ということもあって、最初に監督に時代背景的なところまで盛り込んでキャラクターを構築するべきかを質問してみたんです。そのときに「シャルロッテの夢なのかもしれないと思わせるような世界観であってほしい」と言われたので、少女の夢に出てくるような、弟や妹への愛にあふれた優しい兄をイメージしながら演じてみました。

──実際の収録で演じてみた感想をお聞かせください。
鈴木 ヤコブと弟のヴィルヘルム、妹であるシャルロットとの会話劇のようになっていますので、二人との掛け合いは心の距離を大切にしながら演じさせてもらいました。二人に対する愛情の深さ、一番上の兄らしい包容力あふれる気遣い、家族だからこそ言える気の置けないセリフといったものを、どのように声に乗せるかがポイントかなと思っていたんです。聞き心地としては信じられないくらい柔らかく、何があっても弟と妹は守るといったヤコブの心持ちを意識しながら収録させてもらいました。

──ヴィルヘルムとシャルロッテの印象を教えてください。
鈴木 ヴィルヘルムはヤコブの作家としての相棒で、信頼すべきパートナーなので、少し砕けた感じというか、あえて対等な雰囲気になるような会話を心がけました。シャルロッテには、純粋無垢な大切な妹という印象がありますね。この子が一人前の女性になるまでは絶対にヴィルヘルムと二人で支えていくという、兄としての気持ちそのままに演じさせてもらいました。

──アフレコ現場の雰囲気はいかがでしたか?
鈴木 実はヤコブたち三人が登場する前説パートより先に、モブ役で出演した本編の方を先に収録したので、本編収録中は(野島)健児さんと「どんな前説になるんだろうね?」って、ずっと話していました(笑)。前説の収録は全部で2日ほどだったかな、シャルロッテ役の福圓(美里)と一緒にやらせてもらいました。いや楽しかったですよ。お互い信頼できる役者同士でしたので、収録はスムーズに進みました。

アニメージュプラス編集部

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