• 【コードギアス】和気あいあい!キャストとアーティストの舞台挨拶
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2024.05.13

【コードギアス】和気あいあい!キャストとアーティストの舞台挨拶

『コードギアス 奪還のロゼ』 左から監督の大橋誉志光、ロゼ役の天﨑滉平、エンディング主題歌担当の満島ひかり、オープニング主題歌担当のMIYAVI (C)SUNRISE/PROJECT G-ROZE Character Design (C)2006-2024 CLAMP・ST

多くのファンが待ち続けていた『コードギアス』シリーズ最新作となる劇場アニメ『コードギアス 奪還のロゼ』の第1幕が、ついに5月10日より劇場上映スタート。今回は公開初日に東京・新宿バルト9で開催された上映記念舞台挨拶の模様をお届け!

『コードギアス 奪還のロゼ』は、プロジェクト「コードギアス Next 10years Project」のひとつとして2020年に制作が発表された新作アニメーションシリーズ。2006年に放送開始したTVシリーズ『コードギアス 反逆のルルーシュ』、その続編となる『コードギアス 反逆のルルーシュR2』、新たな主人公アキトの活躍を描いた『コードギアス 亡国のアキト』、TVシリーズを再構成した『興道』『叛道』『皇道』の劇場総集編三部作、さらにはそこから繋がる完全新作『コードギアス 復活のルルーシュ』と、18年間にわたって多くのファンを魅了し続けてきた『コードギアス』シリーズの最新作で、5月より8月まで毎月劇場公開される全4幕で構成。

ネオ・ブリタニア帝国によって武力制圧された北の大地を舞台に、主人公となるロゼとアッシュの兄弟が日本人レジスタンスの七煌星団とともに、皇サクヤ奪還のためネオ・ブリタニア帝国と熾烈な戦いを繰り広げていくことになる。
監督は大橋誉志光、シリーズ構成を木村暢が務め、キャラクターデザイン原案のCLAMP、キャラクターデザインに木村貴宏、島村秀一とシリーズお馴染みの豪華制作陣が集結。ファン待望の『コードギアス』の新たな物語がここに開幕する!

舞台挨拶には主人公のロゼ役を演じる天﨑滉平、オープニング主題歌を担当したMIYAVI、エンディング主題歌を担当した満島ひかり、監督の大橋誉志光、プロデューサーの谷口廣次朗の5人が登壇。
制作発表から4年の時を経て遂に劇場公開を迎えたということで「昨日は寝れませんでした」と語った大橋監督だったが、会場からの拍手を聞いて「嬉しいです」とホッとした様子。天崎も2022年から始まっていたというアフレコを振り返りながら「ようやく皆さんに見てもらえる日が来たことを嬉しく思っています」としみじみとコメントしてくれた。

そんな天崎にMIYAVIが「本物のロゼの人でしょ?」とツッコんだり、なかなか進展しなかった制作スケジュールをネタに「全然音沙汰無かったんでどうなってんのかなって(笑)。そもそもタイトルが違ってて、『奪還のゼット』でしたよね?」とぶっちゃけて谷口プロデューサーを焦らせたりとフリーダムにトークを展開。
さらにMIYAVIからは天崎にロゼとサクヤの一人二役をこの場で演じてほしいとのムチャ振りも。天崎はなんとかチャレンジしようとするものの、サクヤの演技の途中で「無理ですって!」とギブアップ。大橋監督からは「今の声だとオーディションに落としてます(笑)」とダメ出しも飛び出し、会場からは笑い声が上がっていた。

作品についての質問で注目ポイントについて聞かれた天崎は、どんでん返しの仕掛けのひとつとなるロゼの秘密をピックアップ。「それを分かった上でもう一度見ていただくと、ロゼの様子や人によっての対応の違いなど気付いていただけるかも」と見どころをアピールしていた。
MIYAVIはアッシュが持つキャラクターのギャップと、楽曲制作でも意識したというZi-アポロの戦闘シーンの格好良さをプッシュ。満島はTVシリーズはシェイクスピアの『ハムレット』、本作については自身が演じたことのある同じくシェイクスピアの『お気に召すまま』を思い出したそうで、劇中の芝居じみた口上でキャラクターがしゃべるシーンがお気に入りと教えてくれた。

またアーティスト2人が楽曲の制作秘話を披露する一幕も。オープニング主題歌の「Running In My Head」を担当したMIYAVIはオファーを受けたときの気持ちについて「スピード感、躍動感、勢い、ワクワク感みたいなものを表現するのが自分の役割だと思った」とコメント。完成した曲を聞いて大橋監督は「想像の10倍格好良かったんで、頑張って映像も作らなきゃと気を引き締めた」と気合いを入れ直したそうで、MIYAVIも「互いにインスパイアされて作品を返していくのは、作り手としてやりがいのある部分でもあるので嬉しかった」と相乗効果で素晴らしい作品が生み出されたことを喜んでいた。

エンディング主題歌の「ロゼ(Prod.TeddyLoid)」を歌う満島はオファーの連絡を受けたときにデンマークにいたとのこと。俳優として活動している自分がアニメの主題歌に初挑戦するのはどうかと悩んだらしいが、現地の友人に相談したところ『コードギアス』を知っていたそうで「絶対歌った方がいいよ!」と背中を押されて参加を決意したという裏話を披露してくれた。
この曲で満島は日本語歌詞の作詞も担当。当初は全編英語歌詞だったが、「サクヤの気持ちを描くときに日本語の歌詞があった方がいいのでは」という話となり、ボーカルの満島に作詞のオファーが来たという。
作詞にあたっては「サクヤの気持ちの柔らかい部分を描いた曲なので、あまりみんな察知されるような歌詞にはしないでください」といったオーダーがあったそうで、満島はTVアニメの『コードギアス』を全話鑑賞して気持ちを溜め、元の英語歌詞を作ったKonnie Aokiと一緒にお芝居をしながら情景を思い浮かべて歌詞を作成。中でも「特別な支配」という歌詞には手応えがあるそうで、この歌詞が頭に浮かんだときは思わずガッツポーズをしたと笑顔を見せていた。

オープニング主題歌の「Running In My Head」を聴いた天崎は、作品のファイターとしての面である“動”の部分を表現していると感じたのこと。特に「走る」以外にも「起動する」「時が流れる」といった意味を持つ「Running」の「Ran」という言葉に注目。「聴く人や作品を見た感情によって意味が変わっていくのも面白いのかなと思った」と言う天崎に、MIYAVIは「テーマとしては葛藤、人生いろんな難しいことや辛いときもあると思うんですけど、それを超えた景色、抜けたときの開放感みたいなものをこの楽曲では感じてほしい」と曲に込めた想いを語ってくれた。
またエンディング主題歌の「ロゼ」については、命や人間的な心情を丁寧に描いた“静”の部分を表していると天崎はコメント。特に「生き続ける」を意味する「living forever」という歌詞がお気に入りらしく、「この作品も後世に残るような、生き続ける作品になればいいな」と本作への願いを口にしてくれた。

イベントのラストには大橋監督が「これから4カ月連続公開されるジェットコースターアニメになっています。乗り遅れないように毎月必ず観てください」、谷口プロデューサーが「『叛逆のルルーシュ』から続くキャラクターも登場します。新しく『コードギアス』のサーガになるように一歩を踏み出した『奪還のロゼ』がどこに行き着くのか、ぜひ皆さんの目で確かめてもらえたら」と、見どころを挟みつつ観客へとメッセージを一言。
最後に天崎が「もっともっと作品が盛り上がって声優・スタッフと話が出来る機会がたくさん作れたらいいなと思っています」と今後のイベント開催に含みを持たせつつ、「いつか『奪還のロゼ』のイベントでお二人に歌唱していただければ」と希望を伝えると、MIYAVIは「いつでも呼んでください」と快諾。その言葉に喜びつつ「皆さんと一緒に『奪還のロゼ』を目一杯楽しんでいきたいと思います。第4幕までお見逃しないように!」と語る天崎に会場からは大きな拍手が送られていた。

(C)SUNRISE/PROJECT G-ROZE Character Design (C)2006-2024 CLAMP・ST

アニメージュプラス編集部

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