新番組『ウルトラマンアーク』が7月6日(土)から放送開始。作品の特徴は、主人公の飛世ユウマが所属する怪獣防災科学調査所・通称「SKIP(スキップ)」が、武力で怪獣を退治するのではなく、怪獣災害の発生・甚大化の防止を目的としていること。次々と現れる怪獣にSKIPがどう対処するのか、そのドラマが毎回の大きな見どころだ。
今回はSKIPメンバーを演じる飛世ユウマ役の戸塚有輝さん、石堂シュウ役の金田昇さん、夏目リン役の水谷果穂さん、伴ヒロシ役の西興一朗さんの座談会をお届け。撮影の裏話について伺った。
>>>座談会時の撮り下ろし写真や場面カットを見る(写真7点)◆役とのギャップが大きいメンバーは?◆――作品のメイン監督を務める辻本貴則監督の印象を教えてください。金田 とても優しい方ですね。
西 『ウルトラマンアーク』の世界観そのまんまの人だよね。
水谷 監督が事あるごとに「この4人はほんわかしていて」と言うんですけど、私は監督を筆頭にほんわかさが出ていると思っています。
戸塚 監督本人もおっしゃっていましたが、ウルトラマンを本当に愛していらして。1カット1カットに特撮にかける想いがあふれていて、観ればみんなにも伝わるんじゃないかなと思います。
――4人のシーンが多かったと思うのですが、現場でのチームワークはどのように作っていったのですか?西 どうだろう、わりと自然とできていった感じじゃない?
戸塚 僕ら自身、一人ひとりが個性豊かな人たちが集まっていて、それが輝ける場にSKIPはなっていたのかなと思います。
金田 SKIP自体もこの4人の雰囲気に少し似ているというか。
西 基本的にふわふわっとしたメンバーが集まったから、ほのぼのしているんですよね。SKIPにも、その良さが出ているんじゃないかと。
水谷 私はSKIPでは女性が一人なので、華やかさが出るように、メイクさんに可愛い物を頭につけてもらったりしていました。
西 SKIPだとリンがビシッと言うタイプで、彼女がいることでまとまるところがありました。
戸塚 確かに。
――ちなみに、4人の中で役と本人のギャップが一番大きい人は?水谷 ギャップがある人……。
西 確実に果穂ちゃんでしょ。全く逆じゃん。
金田 天才的プログラマー……(笑)。
水谷 それはないもんね(笑)。
金田 でも、みんな部分的に役と似ているところがあると思います。逆にそのままだな、って方はいなくて。
西 性格はちょっと違うけど、キャラクターの核となる部分は、本人たちの持ち味とリンクしていると思うんだよね。
水谷 素晴らしいまとめ! (拍手)
金田 さすが所長。ありがとうございます!
――現場でも西さんがまとめ役だったんですか?西 そんなことないですよ。
金田 いやいや。西さんがまとめてくださらなかったら、大変だったと思います。
西 そんなことなかったけどな。俺もふわふわしてるから、「現場だよ」って言われてのそのそっと立ち上がって、わ~いって始める感じ(笑)。独特のチーム感で、すごく居心地が良かったです。
戸塚 撮影、楽しかったですね。
西 めっちゃ楽しかった。
※辻本貴則監督の「辻」は「一点しんにょう」。
(C)円谷プロ (C)ウルトラマンアーク製作委員会・テレビ東京