• 年齢を重ねることを楽しむ! 『カクレンジャー 第三部』小川輝晃&広瀬仁美対談
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2024.09.29

年齢を重ねることを楽しむ! 『カクレンジャー 第三部』小川輝晃&広瀬仁美対談

(左から)小川輝晃さん、広瀬仁美さん 撮影/真下裕(Studio WINDS)

1994~1995年に放送された『忍者戦隊カクレンジャー』。その約30年ぶりの続編『忍者戦隊カクレンジャー 第三部・中年奮闘編』が、東映特撮ファンクラブ(TTFC)で8月4日から配信され、大きな話題を呼んだ。撮影の舞台裏を映したメイキング映像の配信もスタート、『カクレンジャー』のアニバーサリーイヤーはまだまだ終わらなさそうだ。
 
今回は新作の配信開始直後に、ニンジャレッド/サスケ役の小川輝晃さん、ニンジャホワイト/鶴姫役の広瀬仁美さんの対談を実施。制作・配信までの道のりや撮影の思い出を振り返っていただいた。
 
 
◆30年経っても変わらない絆◆
――まずは配信が開始された、現在の心境をお聞かせください。
 
広瀬 やっとお届けできた、って感じが強くない?

小川 そうだね。撮影したのは去年の夏だから。
 
広瀬 結構長い間「まだかな?」「早く言いたいな」と思いながら発表や配信を待っていて、ようやくみんなに見てもらえたなと。
 
小川 僕らの最初の目論見としては、当時の第1話放送日に合わせた配信をイメージしていたんです。東映特撮ファンクラブさんの編成の都合もあって夏になったんですけど、代わりにさまざまな仕込みをしていただき、お膳立てが整った状態で満を持して、という感じで配信することができました。皆さんの協力のおかげで、お祭りのような空気の中で配信できたのは、結果的に良かったと思います。
 
――最初に30周年企画の前フリがあったのが2月7日の『超英雄祭 KAMEN RIDER × SUPER SENTAI LIVE & SHOW 2024」でした。私も現地にいたのですが、いきなりサスケの声が流れて会場がザワついたことを覚えています。
 
広瀬 私たちも観に行ったんですよ。
 
小川 そうそう。『カクレンジャー』30周年の前フリをするとは聞いていたんですが、僕の声が使われることは知らなかったんです。
 
広瀬 現地で「ん?」って(笑)。
 
小川 「あれ、俺の声だな」と(笑)。会場の人たちも驚いていたし、SNSで『カクレンジャー』第1話と同じ日・同じ時刻の2月18日17:30に何かがある、という予告をしていて、ファンの人に「何事?」と思わせる仕掛けが素晴らしかったです。
 
広瀬 「なんなんじゃ」というか。
 
小川 どこかで聞いたことあるね。上手い(笑)。
 
――そしてその第1話の放送日に配信となった記念特番の中で開催が発表された、「『忍者戦隊カクレンジャー』30周年記念ファンミーティング ~時を超えシアターGロッソに再集結!!~」(5月11日開催)も話題になりました。
広瀬 あのイベントすごく良かった!
小川 僕らは最初、すごく心配していたんですよ。「えっ、イベント?」って肩透かしを食らった反応になるかもしれないし、700人以上入るGロッソで2回もやるなんて。
 
広瀬 「そんなに集まってくれるのかな」って思っていたんです。
 
小川 「出演者のほうが多かったらどうする?」って話をしていて(笑)。
 
広瀬 ガラーっとしていてね(笑)。
 
小川 そうそう(笑)。それがフタを開けてみると、先行抽選の時点で座席数を超える人が応募してくださったみたいで、ありがたさしかなかった。なのに、僕がイベントの初っ端のセリフを間違えて。
 
広瀬 衝撃的だった。
 
小川 それを鶴姫に叱責されるという……。
 
広瀬 叱責(笑)。
 
小川 僕ららしい、変わらないところだなと思いましたね(笑)。
 
――5人揃っての撮影やイベントはほぼ放送当時以来だと思うのですが、久々にお会いしてみていかがでしたか?
 
広瀬 去年の撮影のときは一瞬ドキドキしましたが、すぐくだらない話をしはじめていましたね。何年か前、Twitterに写真を載せたときに二十数年ぶりに揃ったんですが、そのときは「あ、久しぶり」みたいな感じでした。
 
小川 よそよそしかった(笑)。
 
広瀬 でも、ものの何分だったよね。
 
小川 そうだね。ご飯を食べだしたら河合(秀)がビールを飲みはじめて、「飲む?」って聞かれた土田(大)が「俺はバイクだから」ともう普通な感じで、すぐ当時に戻りました。なんか時間の感覚が、実際に流れた時間とは違うんですよ。30年くらい空いているのに、「お久しぶりです」ではなくて「何やってたんだよ」みたいになるんです。
 
広瀬 友達だったら、ここまで期間が空くとパッとは戻れない気がする。
 
小川 友達じゃない、兄弟だね。
 


(C)東映特撮ファンクラブ (C)東映

アニメージュプラス編集部

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