• 目指せ! 新潟から世界へ! 『走れ!茨木童子』クラファン開催中!
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2024.09.15

目指せ! 新潟から世界へ! 『走れ!茨木童子』クラファン開催中!

『トチオンガーセブン』に続く特撮ヒーロー番組『走れ!茨木童子』のクラファン開催中!

特撮が好きで好きで大好きで大好きで、愛しすぎるあまりに自分で特撮ヒーローを作ってしまった男が新潟にいる。その名は、星知弘さん。新潟県長岡市(旧・栃尾市)が生んだ特撮ローカルヒーロー番組『炎の天狐 トチオンガーセブン』は、彼が作り上げた作品だ。特撮ファンならば、知っている人は多いだろう。企画・製作・主演・脚本・主題歌などすべてを自分でやるという星さんが注目されたのは、2018年12月放送のTV『激レアさんを連れてきた』だった(その後も再放送される機会が多く、それを目にした視聴者の反応も大きかったという)。新潟では番組がTV放送もされたため、トチオンガ―セブンは、新潟県内のイベントでは子どもたちに大人気だ。
 
そして2024年、第2のヒーロー茨木童子(いばらきどうじ)プロジェクトが動き出した!  

第2のヒーロー番組『走れ!茨木童子』の制作が進む中、今回は特別に星さんに直接お会いして、お話を聞くことになった。待ち合わせ場所にいる星さん、その背の高さにびっくり。テレビの画面越しに見る役者さんは実際はそれほど大きくない方も多い中で、まさにヒーローといった感じだった。   ▲ポーズをとる星さん。そういえば、新潟の人気ローカル番組『八千代コースター』で司会のスーパー・ササダンゴ・マシンさん(現役プロレスラーで身長186㎝)と並んだところを見ても遜色ない印象であった。

>>>星知弘さんや撮影現場での様子を見る(写真7点)

◆トチオンガーにつづくヒーロー、茨木童子!◆  

――トチオンガーにつづく第2のヒーロー誕生おめでとうございます! 早速ですが、今回はトチオンガーとはまた違ったヒーロー像になるとか。  

 70年代の特撮番組って、人間のドロドロとした情念というか、人間の悪の部分も扱っていたと思うんですね。たとえば、川内ヒーロー3部作(※)でも、当時の問題や人間の欲、泥臭い部分も入っていたじゃないですか。今回は、いろんな欲に駆られる鬼族に簡単に騙されてしまう茨木童子が、最終的に悪を成敗する、そんなお話といえます。  

※星さんがここでいう川内ヒーロー3部作とは『愛の戦士レインボーマン』(1972)、『ダイヤモンド・アイ』(1973)、『正義のシンボル コンドールマン』(1975)の川内康範原作の特撮3作品のこと。敵の作戦がインフレから食糧危機、人工地震や人工津波など、今見ても色あせない恐怖といえよう。   ▲茨木童子のマスク原形。とてもイケメンなのがよくわかる。企画がスタートする前、3年前くらいから、制作していたという。  

――川内康範先生原作の特撮番組というと、お金や社会的な危機とか、かなり人間のドロドロした部分を題材にしていましたよね。  

 そういうのが好きなんですよ。当時の番組製作って、これは推測なんですが、作り手の大人たちがやりたいことをやっていたように思うんですね。脚本や監督などそれぞれの役割分担はあるけれど、子ども向けだからこうしなきゃいけない、なんていうのは考えないで。それぞれが好きなもの、やりたいことを作っていたと思うんですよ。自分の場合は、製作も造形も出演も全部自分でやっているので、もうやりたいことをやらなきゃダメだと思ってます。  

――それを3分間作品にするとなると、かなりギュッとつまっている作品なのでは?  

 そうですね。3分間にギュッと詰め込んでいて、全部で12話。5分間番組って昔も今もフォーマットとしてあるので、それを12話で配信でもなんでも放送しやすいようにと考えています。  

――星さんが描く現代の悪、誰もが持っている人の欲望などは楽しみです。  

 実は僕自身も痛い目にもあってますからね(笑)。でもそんなときに、ヒーローを思い浮かべちゃうんです。ヒーローって逆境に立たされるでしょ。そうするとなんだか楽しくなってきちゃうというのもよくないかなって(苦笑)。それでも、やはり体験したことって大きいんですよ。どんな作り手も経験を反映させることってあると思っています。子ども向けヒーロー作品ではあるんですけど、そこにピリッとしたものを入れたい。そう思っています。もちろん、子ども向けのヒーロー番組ですので、コメディ的な要素を加えています。もっとも、茨木童子はすぐに騙されちゃうというそんなキャラなんですけどね(笑)」

アニメージュプラス編集部

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