• 『峰不二子の嘘』完成披露舞台挨拶で小池監督「ルパンも…やります!」
  • 『峰不二子の嘘』完成披露舞台挨拶で小池監督「ルパンも…やります!」
2019.04.26

『峰不二子の嘘』完成披露舞台挨拶で小池監督「ルパンも…やります!」

『LUPIN THE IIIRD 峰不二子の嘘』完成披露舞台挨拶に(左から)宮野真守さん、栗田貫一さん、小池健監督、浄園祐プロデューサーが登壇

『RED LINE』の小池健監督、「ルパン三世PART4」のシリーズ構成・脚本や『仮面ライダーエグゼイド』の脚本を手掛けた高橋悠也脚本による『LUPIN THE IIIRD』シリーズ第3弾は、『次元の墓標』(2014年)『血煙の石川五ェ門』(2017年)に続き、『峰不二子の嘘』が5月31日(金)より新宿バルト9ほかにて限定劇場公開されます。

公開に先駆け、4月24日に新宿バルト9で『LUPIN THE IIIRD 峰不二子の嘘』完成披露舞台挨拶が行われ、上映後満席の会場に、ルパン三世を演じている栗田貫一さん、不二子の敵となるビンカム役の宮野真守さん、小池健監督、浄園祐プロデューサーが登壇すると歓声が沸きました。

『LUPIN THE IIIRD』シリーズは原作の『ルパン三世』を色濃く反映していることもあり、先日亡くなられた原作者であるモンキー・パンチ先生との思い出を聞かれると、お付き合いの長かった栗田貫一さんが、最後に先生とお会いしたのが1年半ぐらい前で、先生の出身地である北海道厚岸郡浜中町でのイベントでご一緒した際にお酒を交わしたのが最後だったと話し、また以前ルパン三世の声を演じられていた山田康雄さんからバトンタッチした頃、先生がアフレコ現場に来るといつもガラス越しにニコッと笑って「お疲れさん」って言ってくれたこと、何回か栗田さんが「こんな風にしか出来ないんですけども…」と言うと、先生が「とんでもない。本当にありがとうねぇ」と言葉をかけてくれたことを今でも覚えていると話してくれました。
小池監督も最後にお会いしたのが2015年の「東京アニメアワード」で、モンキー・パンチ先生が功労賞を受賞されたとき。ちょうど『次元の墓標』の上映もあってシリーズをすごく応援していますという温かい言葉をもらったこと、モンキー先生が側に居ると幸せな気持ちになり「温かく包んでくれるようなイメージを持ってます」と話してくれました。

そして今回、残念ながら登壇できなかった主役の峰不二子を演じた沢城みゆきさんとのエピソードを聞かれると、栗田さんが「シナリオを拝見したときから彼女の世界が、沢城みゆきという人の世界が、ぐっと不二子に寄っていった感じがしましたね。とても深い話だと思いました」と沢城さんの峰不二子を絶賛。

もともとどんな構想があったのか尋ねられると小池監督が、「このシリーズを始める前に『LUPIN the Third -峰不二子という女-』というTVシリーズがありまして、それは山本(沙代)監督がすごく挑戦的で魅力的な作品に仕上がってるんですけど、僕自身も、不二子をフューチャーした作品をぜひ作ってみたいという強い思いがありました。その想いを浄園プロデューサーとシナリオチームに話したのが一番始めで」と言うと、浄園プロデューサーも「とっかかりはそうですね。真ん中…真ん中って言ったらあれですけど、3本目にして不二子を持ってくるというのは、ホップステップジャンプじゃないですけど、『LUPIN THE IIIRD』シリーズで、次元、五ェ門と来て…ちょっと五ェ門で重たいところへ来たので…」と話していると、栗田さんが「…その後、続く話はないんですか? やまちゃん(銭形幸一役の山寺宏一)と話してるんです。今回やまちゃんも出てないですけど」、それを受けて浄園プロデューサーが「そうですよね(笑)。もちろんやっていきたいんですけど。まずは第3弾として不二子ちゃんでやりたいなと。そういった意味で不二子は、今までだと次元を倒す強い敵にヤエル奥崎がいたり、わりと銃に対して銃とか、刀に対して斧とかわかりやすい肉弾戦があったんですが、不二子でやるとどうだろうと。単純な戦いは非常に見せづらいし、女性キャラクターということころで新たな挑戦が小池さん的にもあったと思います。もちろんシナリオでもあったと思います。美しく見える方法って落としどころとしてどうだろう。ルパンたちも美学がありますけど、不二子の美学にどう迫るかという点ですね」と不二子の敵を作るのに苦心した話を披露。

またシリーズ初参戦となる宮野さんに感想を伺うと、「子どもの頃から知っていた作品なので憧れでした。また僕の身近な声優仲間の、沢城(みゆき)さんとか、浪川(大輔/五ェ門役)、とか(笑)」と浪川さんをいじると、栗田さんが「浪川の方が下(笑)?」「いえ、先輩ですけども(笑)。浪川、さん、ですとか(笑)、山寺さんとか。楽しそうだったし、チャレンジしてたし、すごいエネルギーに満ちあふれてた姿を見ていて、僕もいつか参加できたらなぁという想いを抱いていたら、こういう形でゲストキャラで呼んでいただけて非常にうれしかったです」と。さらに監督から「このシリーズではビンカムはイケメンのほうです」という説明を受けた事を話すと、「そうですよ。今までおじさんしか出てこなかったんで(笑)」と小池監督。栗田さんは最初のアフレコの時、宮野さんが「見事に最初のフレーズからビンカムだったんですよね。息から」と絶賛。宮野さんをイメージして描いたのかと思ったほどだったとか。宮野さんも、ビンカムには精神的に幼い部分があるから、その心の流れを楽しみながら思いっきり演じさせてもらったと話してくれました。