『週刊少年マガジン』(講談社刊)において2006年から2017年まで連載され、全世界累計発行部数・6000万部(コミックス全63巻)を超える大ベストセラーとなった作品『FAIRY TAIL』。2009年より放送がスタートした、本作のTVアニメシリーズの最終話(第328話)のアフレコの模様、集合写真とメインキャスト5名のコメントが到着し、7月30日(火)からはTVアニメ『FAIRY TAIL』全話を振り返るTwitterキャンペーンもスタートすることが決定した。
『FAIRY TAIL』は、探し物から魔物討伐まで、いろいろな依頼を魔導士に仲介してくれる“魔導士ギルド”の中でも、特に個性的な魔導士たちが集まっていることで有名な“妖精の尻尾(フェアリーテイル)”のメンバー、火の滅竜魔導士(ドラゴンスレイヤー)のナツ、相棒で猫のハッピー、星霊魔導士のルーシィ、氷の造形魔導士グレイ、S級魔導士エルザたちが、仲間と共に様々な依頼に挑み、さらには自分たちの運命をも左右する壮絶な戦いに臨んでいく物語。
去る5月6日に行われた最終話のアフレコには、総勢60名の豪華キャスト陣が参加し、10年間続いた本シリーズの最終回らしい、とても活気のある賑やかなアフレコ現場となった。最終話の登場キャラクター数は65名以上に上り、30分弱のTVアニメ1話でこれほどのキャストが一堂に会するのは前代未聞の出来事。
なお、今回到着したキャストコメントでは、様々な心情が語られた。
主人公・ナツ役の柿原は「第1話はナツ、ルーシィとハッピーの3人だったのが、10年経ってこんなにも沢山の仲間達に増えていました」と長く続いた本作を振り返り、「ナツと共に歩んできて、ナツと共に同じ時間を共有し成長してきました」と10年間演じたキャラクターへの思いを語った。
グレイ役の中村は「ジュビアが身を挺したあのシーンは、これまでよりも演じる時に力が入ったのを覚えています」とコメント、エルザ役の大原は「実の母であるアイリーンとの対決は、心からも喉からも(笑)血が出る思いで収録しました」とファイナルシリーズを振り返っている。
また、ルーシィ役の平野は「ラストシーンでは本当に泣いてしまい、スタジオでみんなにバレないようにするのが大変でした」と語り、ハッピー役の釘宮からは「最終回の収録は、作中の妖精の尻尾(フェアリーテイル)そのものといった雰囲気でした!」と各々最終話のアフレコについてコメントを寄せた。その他キャストからのコメントは後日公式サイトにて公開される予定だ。
さらに、7月30日(火)からはTwitterでもTVアニメ『FAIRY TAIL』全話を振り返るツイートキャンペーンがスタート! 抽選で、ファイナルシリーズの貴重な台本を合計102名にプレゼントする予定となっている。
■TVアニメ『FAIRY TAIL』公式サイト■TVアニメ『FAIRY TAIL』あにてれ公式サイト■公式Twitter:@fairytail_PR▲最終話キャストによる集合写真
【メインキャストコメント】――『FAIRY TAIL』 TVアニメシリーズ全328話のアフレコが終了しました。まずはアフレコを終えられてのお気持ちをお願いいたします。
■柿原徹也(ナツ役)思い起こせば第1話に出演したメインキャラクターはナツ、ルーシィとハッピーの3人だったのが、10年経ってこんなにも沢山の仲間達に増えていました。言葉では表せない物が、ある意味一つの形として残った様な気がします。
■平野綾(ルーシィ役)私だけじゃないと思うのですが、終わった感じがしません!
来週も同じ時間に同じスタジオに行けばみんなに会えるような気がして……そう考えると少し寂しいのですが、でも“100年クエスト”を始めとするスピンオフ作品もまだまだ続いていきますし、この先も色々な収録でルーシィを演じる機会はたくさんありそうなので、また『FAIRY TAIL』のみんなで一緒にアフレコできる日が来ることを心から願っています!
■釘宮理恵(ハッピー役)最終回の収録は、作中の妖精の尻尾(フェアリーテイル)そのものといった雰囲気でした!
とんでもない人数がスタジオに集結してお祭り騒ぎで!! 最高に楽しくごちゃごちゃした時間でした!
しみじみ終わったな、と実感するのは次の収録日がきた時かもしれません。
■中村悠一(グレイ役)300話越えという超長期作品でしたが、終わってみるとあっという間だったなぁと感じました。
最終話の空気も「まだまだこれから!」といった雰囲気でしたので、完結した気持ちになっていないのが正直な所です。
■大原さやか(エルザ役)オーディションから考えると足かけ10年、心身共に寄り添ってきた作品なので、まだ終わったという実感がわきません。
しばらくわかないと思います。今でもあのスタジオにいけば、毎週顔を合わせてきたギルドのメンバーやスタッフさんたちと、またすぐに会える気分でいます。
――ファイナルシリーズのアフレコを振り返って、ご自身の演じたキャラクターの好きなところ、演じていて楽しかったところ、など印象に残ったエピソードを教えてください。
■柿原徹也(ナツ役)今更好きも何もありません。
僕はナツと共に歩んできて、ナツと共に同じ時間を共有し成長してきましたから。
■平野綾(ルーシィ役)最終話はルーシィのモノローグで話が進んでいくのですが、何だか1話に戻った感覚になりました。
始まった当初、ルーシィは一番視聴者の皆様と近い立ち位置で代弁するような役割と言われていて、彼女から見たフェアリーテイルや仲間たちを紹介していくことが多かったんです。最終話でその設定を改めて思い出し、ナツとハッピーと出会った回想シーンも相まって、ラストシーンのアフレコでは本当に泣いてしまい、スタジオでみんなにバレないようにするのが大変でした。ルーシィとは本当に色々なものがリンクしていると思います。
■釘宮理恵(ハッピー役)ハッピーは朗らかで独特の雰囲気を持っていて、最高に大好きなキャラクターです!
今回のファイナルシリーズではシリアスなシーンの連続でしたが、常に心はナツと共にあって、健気で一生懸命で、その様は胸が痛くなるほどでした。
■中村悠一(グレイ役)今シリーズではジュビアとの仲も進展が見られたり、エピソードとしてもこれまでよりより深く描かれていたのでとても印象に残っています。
中でもジュビアが身を挺したあのシーンは、これまでよりもグレイを演じる時に力が入ったのを覚えています。
■大原さやか(エルザ役)実の母であるアイリーンとの対決は、心からも喉からも(笑)血が出る思いで収録しました。アイリーンを演じられた本田貴子さんは、尊敬する大好きな役者さんなので、親子として戦うことができて光栄でしたし、生半可な覚悟ではとても勝てないという素晴らしい緊張感もあって楽しかったです。
(C)真島ヒロ・講談社/フェアリーテイル製作委員会・テレビ東京
【作品概要】
作品名:TVアニメ『FAIRY TAIL』
放送日時:毎週日曜日あさ7:00~
放送局:テレビ東京/テレビ大阪/テレビ愛知/テレビ北海道/テレビせとうち/TVQ九州放送
<キャスト>
ナツ:柿原徹也、ルーシィ:平野綾、ハッピー:釘宮理恵、グレイ:中村悠一、エルザ:大原さやか ほか
<スタッフ>
原作:真島ヒロ(講談社『週刊少年マガジン』所載)
監督:石平信司
シリーズ構成:十川誠志
キャラクターデザイン:竹内進二、佐野聡彦
制作:A-1 Pictures・CloverWorks / ブリッジ