• 「ピンチをチャンスに変える」永井豪デビュー50年突破記念『永井GO展』開幕!
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2019.09.14

「ピンチをチャンスに変える」永井豪デビュー50年突破記念『永井GO展』開幕!

会場内に再現された仕事机の前にて50周年を表す永井豪先生!

マンガ界の鬼才、永井豪のデビュー50周年突破を記念して、昨年開催された大阪を皮切りに、2019年8月25日(日)まで石川県立歴史博物館で開催された「画業50周年“突破”記念 永井GO展」O展」が、遂に本日2019年9月14日(土)より上野の森美術館で開催スタートした!

『ハレンチ学園』、『デビルマン』、『マジンガーZ』、『ドロロンえん魔くん』、『キューティーハニー』など様々なジャンルを世に送り出し、現在も『デビルマンサーガ』(『ビッグコミック』連載中/小学館刊)を描き続けている永井豪のデビュー作から最新作までを網羅した貴重なマンガ原稿やカラーイラストなどが約600点以上展示されている。特に永井豪が本展のためだけに描き下ろした、自身のデビューまでの道のりを描いた自伝マンガは必見だ。

そこで開催日前日、会場内に再現された永井豪先生の仕事机の前にて囲み取材が行われ、豪先生による本展への思いが語られた。



「どうも皆さん、お忙しい中、ありがとうございます。永井豪です。50年を超える日々を漫画の世界に没頭してきました。その集大成というか、長い年月の本当に一部の凝縮された短編ではありますけども、こうして多くの方に見て頂けることをすごく喜んでおります。よろしくお願い致します」

その後、質疑応答となりHH編集部ライターが「50年間漫画家をやられてきて、最大のピンチというか、漫画家をもう辞めたいなと思った事はありますか?」と尋ねると、

「もう何度もあると思うんですけど、ほかにないんですよね、自分には(笑)。漫画以外に、じゃあ、何が出来るかなって思うと、やっぱり、無いなと思って。気がつくと原稿に向かってる、みたいな感じなので続けるしかないんだろうなぁと思ってました。
ピンチと言えば、毎年毎年ピンチだったような気がするんですけど、僕は、スタート当初からもう過激と思われたために、編集の人とぶつかることが多くて。各社の編集長と軒並み喧嘩して(笑)。それによって連載が終わったりとかそういうのもたくさんありますけども、その度にこっちがダメならあっち行こうとか、次から次と雑誌を変えていったりとかね、そういう風にしながら。雑誌が変わると編集の人の意見も変わってきたりとかするので、それによって自分のそれまでとは違う面を描くことが出来たりとかしたので、こういうピンチも結構いいんじゃないかな(笑)と思ってます。
いろんな所を渡り歩きながら、僕自身、部数がどうのこうのとかってどうでもいいことで、どんな雑誌であっても描くチャンスがあれば喜んで描くという性格なんで、自分がとにかくそれに対応してれば、自分のいろんな新しい面が生まれてくるに違いない、そんな風に思ってやってました。ピンチではあるけども、ピンチをチャンスに変えていこうという感じです」

と話してくれた。

豪先生の仕事机が再現されたところには、日本画などにイタズラ描きをしたものや、先日受賞したフランス芸術文化勲章「シュヴァリエ」の勲章なども飾られているので、貴重な原画の数々と共にじっくり堪能して欲しい。



「画業50周年“突破”記念 永井GO展」開催概要
会期:2019年9月14日(土)〜2019年9月29日(日)
会場:上野の森美術館/東京都台東区上野公園1-2
入場料(税込):一般・大学生1600(1400)円/高校生・中学生1000(800)円 ※カッコ内は20名以上の団体料金 ※小学生以下無料 ※障がい者手帳をお持ちの方はご本人とその付き添いの方(1名まで)当日料金の半額

「画業50周年“突破”記念 永井GO展」公式サイト

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文/村北恵子