• ウルトラマンの覚悟を学べ! 森友嵐士インタビュー!
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2019.10.17

ウルトラマンの覚悟を学べ! 森友嵐士インタビュー!

(C)円谷プロ (C)ウルトラマンタイガ製作委員会・テレビ東京

12月14日〜15日に開催される『TSUBURAYA CONVENTION 2019』で行われるイベント『ULTRAMAN MUSIC LIVE〜THE SYMPHONY〜』に出演されるT-BOLANのヴォーカリスト・森友嵐士さんに、イベントへの意気込み、ウルトラマンシリーズの印象などをお聞きした。森友さんも子どもの頃はソフビで遊んでいたそうですよ!


ーー『ULTRAMAN MUSIC LIVE〜THE SYMPHONY〜』への出演の経緯を教えてください。

森友 「ウルトラマンの音楽イベントがあるので出演をお願いできませんか」っていう話でした。もちろん音楽イベントですし、僕も完全にウルトラマン世代なので、詳しいお話を聞く前にぜひぜひ参加させていただきたいということで、お受けさせていただきました。

ーーウルトラ世代ということですが、初ウルトラ体験はなんでしょうか?

森友 はっきりとは覚えていませんが、印象に残っているのは『ウルトラセブン』です。歌もすごく覚えてるし、変身グッズのウルトラアイを持っていました。子どもの頃、周りはみんな持っていましたよ。それを持って仲間で集まって変身ごっこをしたり、戦って遊んだり。そういう意味でも、『ウルトラセブン』が一番印象深いですね。

ーー『ウルトラセブン』は話としてはダークな話が多かったですよね。

森友 子どもだったので、当時の印象は正義のヒーローでした。半世紀生きてきた今、ウルトラマン自体というより、製作者の意図、円谷プロさんのメッセージ、そして時代時代におけるメッセージというものを、今回こういうきっかけをいただいて、ちょっと見返してみたんですよ。ウルトラマンってもちろん正義なんですけれど、簡単に勝つのではなくて、ギリギリ負けそうになったり、時にはウルトラマンでいられる3分が過ぎてしまって戻ってしまったこともあるじゃないですか。それですごく感じたのは“覚悟”。例えば怪獣が2匹出て来たら、そもそも勝つことも難しいじゃないですか。にも関わらず向かってゆく。勝てるか勝てないかではなく、勝つしかないんです。絶対に守るというその“覚悟”が、ウルトラマンの戦いの中にすごく現れていると思います。それは僕ら人間も生きていく中での戦いと言っていいのか、自分への挑戦もあると思うけど、そこで一番大事なのは、やっぱり“覚悟”だと思う。メンタルがしっかりしていないと、どんなことも達成できないと思うし。そういうメッセージが込められているように感じました。あと先程言われた、ダークな部分というところで少し感じたのは、時代背景の中で子どもだけに向けて作っている作品ではなく、実は大人に対して提示している「これでいいの、生き方?」みたいな、そういう部分もあったように思う。それは円谷さんという方が、特撮ってすごく大変な製作にもかかわらず、その大変な製作を通して、時代と共に進化というか、その時代に合ったメッセージを作り出されている。そういう意味では僕らは音楽を作るミュージシャンとも、結果的には目的地は同じなんだなと。今回改めてウルトラマンを振り返ったときに、すごく感じたことです。

ーー印象に残っている怪獣はいますか?

森友 カネゴンはすごく覚えていますね。ウルトラマンもそうですが、怪獣を作られた方はすごいですよね。ネーミングとデザイン。存在しないものじゃないですか、ある意味。そこを作り込んでいって、世界観を作っている。俺はどうしてもそういうクリエイティブな目線で見てしまうので。そこがすごいなと思いました。

ーー音楽も何もないところから作り出すわけですからね。

森友 ゼロからですからね。白紙の紙にペンが1本。五線譜の白紙ですからね。あとはギター。

ーー曲を作るときはどんな感じで作られるんですか?

森友 曲はいろいろだね。本当にふとメロディが浮かんでくるきっかけがあれば、作ろうと思って楽器を手にとってやるときもあるし。もう本当にいろいろですよ。でも1本線があって、その線が自分の中から出そうだなっていうときに、それが未だに僕はラジカセを使っているんだけど、全然作り方が今の子たちと違っていて、ラジカセに吹き込むんです。できるときはワンコーラスくらいの時間でできちゃうんですよ。そんな感じでできたものはすごくスムーズなメロディで、気持ちいい。迷いがあるものは、やっぱり次の日に聞くと難しいものだったりして。でも本当に日常の暮らしの中がすごく大事で、実はその中にいろいろなきっかけがあって、そこから自分が気づかないうちに何かをもらっていて、そのアンサーで楽曲が出てきたりする。言葉の世界もメロディの世界も同じ。日常の中にいろいろなものを感じるようにしたいし、そのためのアンテナがすごく大事だと思う。

ーー今回のライブではいろいろなウルトラのテーマソングを歌うことになると思いますが、ヒーローソングって子どもの頃に元気づけられたものだと思います。森友さんにとっての思い出のヒーローソングはなんですか。

森友 ウルトラセブンでしょ! 「セブン〜セブン〜」でしょ!

ーーでは『ウルトラセブンの歌』は森友さんに歌っていただきたいですね。

森友 僕にくるといいですね。でも僕たちが当時聞いてた歌い方そのままでいいのか。はたまた森友嵐士節にしちゃっていいのか。はたまたオーケストレーションの中で、僕はどんな風に歌いたくなるんだろうと。これはあらかじめ考えたり、自分で下絵を描いてやるものじゃないんですよ。今回シンフォニーでウルトラマンソングということで、僕はどんな風に歌うんだろうか、自分自身が楽しみです。そういうものなんですよね。受ける影響で自分が反応する感覚的な世界。それが一番楽しいです。ブルースのセッションみたいな感じなんですよね。そういうようなことを今回、オーケストラレーションの中で、エネルギーを感じられたらいいなって思います。

ーーどんな化学反応が見られるのかっていう。

森友 本当にわからない。そこを思い切り楽しみたいし、楽しんで一番のパッションを歌として届けたいし、感じてもらえたらいいなと思っています。



文/阿部雄一郎