• 【〈空知の手紙〉全文掲載】『銀魂 THE FINAL』舞台挨拶詳細レポート
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2021.01.10

【〈空知の手紙〉全文掲載】『銀魂 THE FINAL』舞台挨拶詳細レポート

(C)空知英秋/劇場版銀魂製作委員会


続いてトークのテーマは「今だから言える『ごめんなさい』や『ありがとう』のエピソード」に。
杉田が「うちの親に、『千の風にのって』を真面目に歌わなくてごめんなさい」とTVシリーズ時のエピソードに触れた回答をすると、阪口は「杉田くんとくぎみー(釘宮)にありがとうございましたです。現場に行くと楽しくポジティブになれたので、助かったし、支えられた時期もりました」と、万事屋の仲間への感謝の述べて暖かいムードに。

ところが、釘宮が「私は釘宮理恵さんにごめんなさいと言いたいです。はじまった当初は『下ネタなんて絶対に言いたくない』と思っていたのに、あれよあれよという間に、汚い言葉も放送禁止用語も台本に書いてあったらサラリとつぶやけるようになってしまって。あの頃の私を取り戻したい! ピュアな時代の釘宮理恵さん、ごめんなさい!」と回答すると一転、一同は大爆笑。阪口が思わず「こちらこそごめんなさい!」と答え、杉田と宮脇監督が必死に頭を下げるという一幕もあった。

その後も「6年前に事務所に内緒で〈大人AKBオーディション〉を受けて、勝手に最終オーディションまで残って事務所をざわつかせてしまったことを、事務所の社長にあやまりたいと思います」(高橋)、「『鬼滅の刃』の映画がヒットしてよかったなと思っているので……ごめんなさい!『銀魂』がんばれ!」(石田)、「私が演じたキャラクターが下半身を露出してモザイクを見せ続けて、みなさんにお見苦しいところを見せてしまいごめんなさい。暖かく見守ってくれたみなさんにはありがとう」(千葉)など、『銀魂』らしいユニーク(?)な回答が連発。
「中井家では “あまり『銀魂』なんか観るんじゃありませんよ” と子供たちに言っていました、本当にごめんなさい(笑)。でも、長くやっているアニメというのは素晴らしいもので、(子供たちも)いくらでも観ていい年齢になりました」(中井)。「僕は朝の番組をやっているのですが、このあいだそこに “『鬼滅の刃』と『銀魂、どっちが好きですか?” という質問がきまして、勢いで『鬼滅の刃』と答えてしまい、本当にすいませんでした。『銀魂』も大好きです」(鈴村)と、爆笑の「ごめんなさい」がさらに続く。

「『銀魂』でコメントを書くときに、空知先生の “知” の字を “地” と間違えて書いてしまうという失態を犯してしまいまして。この期に及んで申し訳ありませんでした」と原作者への「ごめんなさい」を告白して笑いを誘った立木は、続けて「そして、これだけは言いたいです。僕はこの『銀魂』の声優さまのメンバーがいちばん好きです。今日もそうですが、こんなオレなのにいつも優しくしてくれて。このメンバーが自分の中では日本一です、嘘偽りなく。本当にありがとうございました! お疲れ様です!」と共演者への感謝の気持ちも伝えていた。

続いて宮脇監督は「この時勢にもかかわらず劇場に足を運んでいただいたみなさんに、本当に感謝を述べたい気持ち」と観客への「ありがとう」を伝えた後に、初代監督・高松信司(現・音響監督)と二代目監督・藤田陽一(現・監修)に対して感謝。「私をここまで連れてきてくれて、本当にありがとうという気持ち」という言葉からは、アニメ『銀魂』を支えてきた人々の強い絆や信頼感が感じられた。そして「ごめんなさいということなら……すいません、家でビール4本飲んできました! シラフじゃ無理なんで」とオチをつけるところも、さすがは『銀魂』監督といったところだった。

(C)空知英秋/劇場版銀魂製作委員会

アニメージュプラス編集部

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