• 楳図かずお27年ぶりの新作が新春開催の大展覧会で公開!
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2021.11.26

楳図かずお27年ぶりの新作が新春開催の大展覧会で公開!

『ZOKU-SHINGO 小さなロボット シンゴ美術館』(C)楳図かずお



楳図かずお
1936年、和歌山県高野山に生まれ、奈良県で育つ。小学4年生で漫画を描き始め、高校3年生の時、『別世界』『森の兄妹』をトモブック社から単行本で出版し、デビュー。『へび少女』『猫目小僧』などのヒット作により “ホラー漫画の神様” と呼ばれる。『漂流教室』で小学館漫画賞受賞。一方、『まことちゃん』でギャグの才能も発揮。作中のギャグ “グワシ” は社会現象となった。このほか、『おろち』『洗礼』『わたしは真悟』『神の左手悪魔の右手』『14歳』など、数多くのヒット作を生み出す。その他、タレント、歌手、映画監督など多数の肩書きを持ち、様々なジャンルで活躍中。2018年、『わたしは真悟』で仏・アングレーム国際漫画祭 遺産賞を受賞。また同年度、文化庁長官表彰受賞。

『わたしは真悟』
12歳の悟と真鈴の手によって、一介の工業用ロボットが意識を持ち、やがて自らを “真悟” と名付けて動き始める。
大人によって引き裂かれた、悟と真鈴の愛。変わらぬその思いを、お互いの元に伝えるという目的を持った真悟の意識は無限に拡大していき、やがてそれは神のレベルに達していく……。

【3組の現代アーティストが楳図作品をテーマにインスタレーションを展示】
エキソニモ×『わたしは真悟』映像インスタレーション
▲(左)エキソニモ Photo by Niko (右)『わたしは真悟』(C)楳図かずお/小学館
【エキソニモ】
千房けん輔と赤岩やえにより、1996年よりインターネット上で活動開始。2000年より活動をインスタレーション、ライヴ・パフォーマンス、イヴェント・プロデュース、コミュニティ・オーガナイズなどへと拡張し、デジタルとアナログ、ネットワーク世界と実世界を柔軟に横断しながら、テクノロジーとユーザーの関係性を露にし、ユーモアのある切り口と新しい視点を携えた実験的なプロジェクトを数多く手がける。

冨安由真 ×『ZOKU-SHINGO 小さなロボット シンゴ美術館』素描 101点のインスタレーション
▲(左)冨安由真 (右)《ZOKU-SHINGO 小さなロボット シンゴ美術館》(一部)2021年 アクリルガッシュ、紙(C)楳図かずお
【冨安由真(とみやす ゆま)】
2005年に渡英、ロンドン芸術大学 Chelsea College of Arts、Fine Art 科にて学部と修士を学ぶ。2012年に帰国。2017年東京藝術大学大学院美術研究科博士後期課程美術専攻修了、博士号取得。現実と非現実の狭間をモチーフに大型のインスタレーション作品や絵画作品を発表する。主な個展に『漂泊する幻影』(2021・KAAT 神奈川芸術劇場)、『くりかえしみるゆめ Obsessed With Dreams』(2018・資生堂ギャラリー)など。主な受賞歴に第12回 shiseido art egg 入選(2018)、第21回岡本太郎現代芸術賞特別賞受賞(2018)など。

鴻池朋子 ×『14歳』をテーマにした作品群
▲(左)鴻池朋子 撮影:長瀬 賢 (右)『14歳』(C)楳図かずお/小学館
【鴻池朋子(こうのいけ ともこ)】
玩具のデザインを経て、様々なメディアを用いて言語の境界、現代の神話をトータルインスタレーション表現。地形や気候なども巻き込むサイトスペシフィックな展示や、触覚の可能性を探るプロジェクトも行い、芸術の根源的な問い直しを試みている。2017年個展『根源的暴力』(群馬県立近代美術館)にて芸術選奨文部科学大臣賞、2020年個展『ちゅうがえり』(アーティゾン美術館)にて毎日芸術賞受賞。1960年秋田県生まれ。

アニメージュプラス編集部

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